YouTubeの動画広告とは?広告の種類や費用などを徹底解説!

動画投稿サイトとして有名なYouTube。コロナの影響もあり、若年層だけでなく30代以上の人も積極的に活用しており、視聴者は大幅に増加しています。視聴者の増加に伴い、今後は更に多くの企業がYouTube広告を活用をするでしょう。

この記事は、YouTube広告の利用に興味をお持ちの方に読んでいただいているかと思います。

「どんな種類があるの?」「どれくらいの費用がかかるの?メリットは?」と疑問を抱えていませんか。

この記事ではYouTube広告の種類や費用、メリットについて詳しく解説していきます。 

 

YouTube広告動画の視聴時間からわかる重要なポイント

引用:【2021年版調査】動画広告が見られるのは「5秒」まで!Givee株式会社が企業向け動画トレンドをレポート|PRTIMES

企業の広告動画は何秒までなら見られますか?のアンケート結果では、動画広告は5~15秒程しか見られない事が多いようです。長い広告は見られないので、最初の5秒で視聴者の興味引き付け15秒程でまとめましょう。

YouTubeの動画広告の種類と特徴

YouTubeの動画広告は幅広い層に視聴されており、アプリや食料品、ファッション雑貨などの購入・利用のきっかけになっているのが特徴です。

最近では、テレビ広告よりも視聴時間が増えており、在宅ワークの影響もあってか日中に視聴する層も拡大しています。

そんなYouTubeの動画広告には合計で7つの種類があります。以下で詳しく確認していきましょう。

長さ課金方式入稿規定
TrueViewインストリーム広告
(スキップ可能)
最長6分CPM(インプレッション)・ファイル形式MP4、MOVなど
・アスペクト比
16:9
・ファイルサイズ
制限なし(TrueViewディスカバリー広告のみ1GBまで)
TrueViewインストリーム広告
(スキップ不可)
最長15秒CPC(クリック単価)・ファイル形式MP4、MOVなど
・アスペクト比
16:9
・ファイルサイズ
制限なし(TrueViewディスカバリー広告のみ1GBまで)
TrueViewディスカバリー広告15~60秒推奨CPC(クリック単価)・ファイル形式MP4、MOVなど
・アスペクト比
16:9
・ファイルサイズ
制限なし(TrueViewディスカバリー広告のみ1GBまで)
TrueViewアクション広告10~60秒推奨CPA(顧客単価)・ファイル形式MP4、MOVなど
・アスペクト比
16:9
・ファイルサイズ
制限なし(TrueViewディスカバリー広告のみ1GBまで)
バンパー広告最長6秒・CPM(インプレッション)・ファイル形式MP4、MOVなど
・アスペクト比
16:9
・ファイルサイズ
制限なし(TrueViewディスカバリー広告のみ1GBまで)
マストヘッド広告最長30秒・日別単価制
・CPM(インプレッション)
・ファイル形式MP4、MOVなど
・アスペクト比
16:9
・ファイルサイズ
制限なし(TrueViewディスカバリー広告のみ1GBまで)

詳しい種類や特徴は以下の記事でも解説しています。

 

 1. 5秒後にスキップ可能なTrueViewインストリーム広告

動画の長さ最長6分
課金方式CPA(広告動画が1再生される毎に課金)

スキップ可能なTrueViewインストリーム広告は、動画の冒頭部分や途中に流れる広告です。

最初の5秒間はスキップすることができませんが、6秒目以降はスキップすることができます。

アプリや食料品の宣伝など幅広い用途で使用されており、多くの企業が活用している形式です。

 2. 15秒間スキップ不可のTrueViewインストリーム広告

動画の長さ最長15秒
課金方式CPM (広告動画が1000再生される毎に課金)

15秒間スキップ不可のTrueViewインストリーム広告は、動画の最初や途中に流れる広告です。

15秒間スキップできないので、視聴者に最後まで見てもらうことができます。ただ、商品やサービスに興味のないユーザーには不快感を与え、ブランドイメージの低下につながる可能性があります。

 3.TrueViewディスカバリー広告

動画の長さ15~60秒推奨
課金方式CPC (クリックされるごとに課金)

TrueViewディスカバリー広告は、YouTubeの関連動画や検索結果に表示される広告です。モバイル版のYouTubeであればトップページにも表示されます。

他のYouTube動画と同様、ユーザーが広告動画をクリックすると広告が再生される仕組みです。

広告に興味を持ったユーザーが視聴するので、ターゲットとするユーザーに絞り込んで配信できます。

他のYouTube広告は興味のないユーザーに配信されることもありますが、その点、TrueViewディスカバリー広告は費用対効果が高いと言えるでしょう。

 4.TrueViewアクション広告

動画の長さ10~60秒程度推奨
課金方式CPA(設定した目的が達成される毎に課金)

TrueViewアクション広告は、ユーザーの行動を促すことに特化した広告です。動画の冒頭や途中で再生され、「詳しくこちら」「登録はこちら」などのボタンを動画とともに表示されます。

最初の5秒間はスキップすることができず、6秒目以降はユーザーが任意のタイミングでスキップすることができます。

資料請求や商品購入など、ユーザーに行動を促す際に便利な広告です。

また、最近ではVACという形式も登場し、ホーム画面にもTrueViewアクション広告の形式の動画を配信できるようになりました。

 5.バンパー広告

動画の長さ最長6秒
課金方式CPM (広告動画が1000再生される毎に課金)

バンパー広告は、動画の前後や途中に再生されるスキップ不可能な6秒間の広告です。再生時間が短くスキップできない仕様なので、商品名や会社名の認知度を高める際に便利です。

ただ、再生時間が短く多くの内容を伝えるのは難しいので、商品やサービスの訴求にはあまり向いていません。

6.マストヘッド広告

動画の長さ最長30秒
課金方式固定の日別単価制、もしくは広告が見られた回数に応じて課金

マスヘッド広告はYouTubeのトップページの最上部に表示される広告です。

Googleの営業担当の審査に通った場合のみ配信することができます。

トップページに掲載されるのでユーザーの目に留まりやすく、商品や社名の認知向上に最適です。

審査があるのでクオリティーの高い動画を作る必要がありますが、トップページに掲載される分、大きな効果を見込めます。

 


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YouTubeの動画広告の費用

様々な種類があるYouTubeの動画広告ですが、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

ここでは、YouTubeの動画広告にかかる費用を見ていきます。

費用は希望に合わせて調整できる

YouTube広告では、広告主が任意の予算を決めて出稿する形式が採用されています。

そのため、希望通りに予算をコントロールし、自社の費用に合わせて広告を出稿することが可能です。

YouTube Adsの公式サイトによると、ほとんどの企業が1 日の予算を1,000 円に設定しており、月額数万円で広告を出稿できることが分かります。

もちろん、本格的に宣伝を行う場合は数万円で収まりませんが、何百万とかかるテレビや新聞に比べるとかなりリーズナブルだと言えます。

参考:動画広告の費用|YouTube

YouTubeの動画広告のメリット

上記ではYouTube広告の種類と費用について解説していきました。

では、実際にYouTube広告を利用した場合、どんな効果があるのでしょうか。ここでは、YouTubeの動画広告のメリットを解説していきます。

ターゲットに合わせた配信ができる

YouTube広告では、ターゲットに合わせた配信が可能です。

YouTube広告にはユーザーを絞り込む機能があり、特定のユーザーのみに商品やサービスを訴求できます。

ターゲティング方法としては以下の2つが設定されています。

・オーディエンスターゲティング
・コンテンツターゲティング

オーディエンスターゲティングでは、ユーザーの年齢や性別、閲覧履歴などからユーザーの絞り込みを行います。一方、コンテンツターゲティングではデバイスやトピックなどの情報を頼りにユーザーを絞り込む仕組みです。

少しターゲティングの例を見てみましょう。例えば、ネイルサロンの場合がオーディエンスターゲティングを行う場合、20代~30代の女性をターゲットに設定できます。

ターゲットを絞ることで、自社商品やサービスに興味のありそうなユーザーのみにアプローチできるので、認知拡大や販売促進に役立ちます。また、闇雲に広告を打つ必要がなくなるので無駄な広告費の削減にも効果的です。

 

多くのユーザーにリーチできる

YouTubeの視聴者は国内だけでも5000万人以上います。また、記事の冒頭でも説明した通り、利用者は増加傾向にあります。

そのため、多くのユーザーに自社の商品やサービスを宣伝することが可能です。

費用対効果が高い

基本的に、YouTubeの動画広告はユーザーに視聴された際にしか広告費が発生しません。また、年齢や性別などの情報をもとに、広告を配信するユーザーを絞り込むこともできます。

そのため、自社の商品やサービスに興味のありそうなユーザーにのみ広告を配信でき、低予算で大きな効果が期待できます。

YouTubeの動画広告の作り方

YouTubeの動画広告を出稿するには、大きく分けて下記の5つの作業が必要です。

1.広告にしたい動画をYouTubeに限定公開でアップする

2.キャンペーンを作成する

3.キャンペーンを設定する

4.広告グループ作成する

5.広告グループの設定をする

順番にみていきましょう。

 

広告にしたい動画をYouTubeにアップする

まずは広告用の動画を作成して、YouTubeにアップロードします。

アップロードする場合は「非公開」にしてしまうと広告として使えないので「公開」を選びましょう。一般公開したくない場合は「限定公開」でも大丈夫です。

後はタイトル、動画の説明を入力し、サムネイルを決めて保存すればアップロード完了です。

新しいキャンペーンを作成する

続いて、Google広告で新しいキャンペーンを作成していきます。

キャンペーンの目的を設定する

まずはキャンペーンの目的を設定しましょう。

キャンペーンの目的は「販売促進」「見込み顧客の獲得」などがあり、達成したい目標に即したものを選びましょう。目標が決まっていなければ、「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」を選んでも大丈夫です。

キャンペーンのタイプを選択

目的が設定できたらキャンペーンのタイプも選択します。「動画」を選択してください。

広告の種類を選択

最後に、広告の種類を選択します。この記事で紹介した種類を参考に、目標に合った広告を選びましょう。

以上でキャンペーンの作成は完了です。

キャンペーンを設定する

続いて、キャンペーンを設定していきます。予算と配信期間、配信言語を設定すれば完了です。

広告グループ作成する

広告グループも設定していきます。年齢や性別などのユーザー属性を決め、入札単価を設定すれば完了です。

広告グループの設定をする

最後に、広告グループの設定をします。ホームページのURLやバナー画像、広告名などを入力しましょう。

以上で全ての作業が完了します。

YouTubeの動画広告で成果を上げるコツ

最後に、動画広告で成果を上げるコツを解説していきます。

目的に合わせて設定項目を調整する

まずは、目的に合わせて設定項目を調節しましょう。

例えば、認知度を上げたいのであれば、表示回数を最大化するような設定にすることが大事です。また、販売促進したいのであれば、クリック数を最大化する必要があります。

「どの項目を調整すれば目的を達成できるか」を念頭に置き、設定項目を調整していきましょう。

ABテストを行う

YouTubeの動画広告は出したら終わりではなく、ABテストを行うことが大切です。

ABテストとは、特定の要素を変更した2パターンの広告を作成し、どちらが目的達成に効果的かを検証するマーケティング手法です。

動画を制作する際には、動画の冒頭の5秒に要点を盛り込んだり、エフェクトを派手にしたりなど、様々な工夫を施すと思います。しかし、本当に効果があるのかは後々検証しないと分かりません。

そこで、様々なパターンを作成してテストを重ねることで、効果のある配信形式を見つけることができます。

画像やフレーズ、動画の長さなど様々な要素で検証を重ね、最適なパターンを見つけましょう。

参考までに、広告動画の事例も見ておきます。

例えば、以下の動画広告では、インパクトのある配色やエフェクト用いて視聴者の興味を引きつけています。

一方、下記の動画ではキャラクターを登場させて柔らかい雰囲気の動画に仕上げています。

最後にABテストの際の注意点ですが、同時に「価格」「画像」など2つの要素を変更すると、どれを変更して効果が出たのか分からなくなります。必ず1点ずつ変更して確かめるようにしましょう。

YouTubeの動画広告は成果を出せる

今回は、YouTube広告動画の種類やメリット、かかるコストや配信方法などについて説明しました。

YouTube広告は低予算で出稿でき、高い費用対効果が見込める広告です。ぜひ、利用を検討してみて下さい。

もし、動画の制作方法が分からなければ以下の記事をご参考ください。

なお、YouTubeの動画広告に限らず、動画を製作する際にはツールの使用をおすすめします。「Video BRAIN」などの動画制作ツールを使うとYouTubeだけでなく様々なフォーマットに合わせて、簡単に動画製作できるようになります。



 

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