「テロップ」とは、動画内で映し出される文字やイラストのこと。動画編集においてこのテロップを挿入することはとても重要な作業のひとつです。しかし、「どのように入れたらいいか分からない」「効果的な入れ方が知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、動画編集にあたってテロップの入れ方のコツや、おすすめアプリ・サービスについて詳しくご紹介します。
目次
動画編集でテロップを入れた方がいい理由
動画編集になくてはならないテロップですが、なぜ入れた方がいいのでしょうか。その理由は、以下の4つです。
【動画編集でテロップがおすすめの理由】 ・SEO対策ができる ・内容が分かりやすい ・内容をより濃いものにできる ・ユーザーの印象に残りやすい |
テロップは、動画だけでなくテレビでもよく見られますが、一目でユーザーにインパクトを与えることが可能。これから何が起こるのか、今何が起こっているのかを伝えるという、とても重要な役割を持っているのです。
SEO対策
動画編集において、Googleの検索エンジンに出てくるキーワードでテロップをつけることで、VSEO対策ができます。VSEOとは、動画を検索上位に表示させる対策のことで、この対策がされていない動画は上位には表示されず、他の動画に埋もれてユーザーの目に届きません。
Googleの検索エンジンでは、よく検索されているワードが上位に来るため、上位に表示されるワードを動画に盛り込むことで、ユーザーの目に留まりやすくすることが可能。YouTubeは毎日何百という動画がアップされているので、テロップをつける場合も重要なワードを盛り込むことでVSEO対策ができるのです。
内容がわかりやすい
テロップをつけると、動画の内容が分かりやすくなります。たとえば、映画の紹介動画でシーンごとに説明をする場合、だらだら話し続けているだけではなかなか頭に入りません。
そのシーンのどこが重要なのかテロップにして出すだけで、一番注目してほしいポイントをユーザーに簡潔に伝えることができます。周りがざわついてうるさいときやミュートで見たいときも、テロップを見ればその動画の内容がよく理解できるのです。
内容をより濃いものにできる
テロップをつけると動画の内容をより濃いものにできます。たとえば、ドッキリなどの検証動画で、出演者がただ驚いている映像が流れているだけでは、それほど臨場感もなく、ただ流し見するだけになってしまいがちです。
しかし、今どのような心境なのか、または映し出されていない裏側などをテロップで紹介するだけで、ドキドキ感が増します。映し出されている映像だけでなく、見えない部分もテロップで表現することで、その動画に深みが出て、より内容を楽しむことができるのです。
ユーザーの印象に残りやすい
テロップをつけることで、その動画がユーザーの印象に残りやすくなります。テロップは字幕とは違い、文字の大きさや色を変えることができ、動きもつけられるのが特徴です。
たとえば、ペットボトルロケットを飛ばす実験動画であれば、ロケットが発射するまでのカウントダウンをテロップで出して臨場感を出すことが可能。その他にも、文字を上下左右から出したり、動きをつけたりすることで、ユーザーの印象に残りやすくなり、飽きさせない動画にすることができます。
テロップの入れ方
テロップの入れ方には、以下の2種類があります。
動画にテロップを入れる方法 ・テロップ機能のあるアプリを使う(初心者〜中級者向け) ・テロップを画像素材として用意する(中級者以上向け) |
初心者や中級者の方におすすめなのが、テロップ機能のアプリを使って入れる方法。動画編集に慣れていない段階で初めからすべて自分でやろうとすると、うまくいかないことが多いので、まずは簡単にテロップを入れられるアプリから始めるといいでしょう。
もう1つはテロップを画像素材として用意する方法。ただし、こちらは中級者以上の方向けです。
この2つの方法を使ったテロップ挿入について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
テロップ機能のあるアプリを使う
テロップ機能がついたアプリを使うと、簡単に動画に文字入れすることが可能。アプリによって多少違いがありますが、流れは大体同じなので、基本的なテロップの入れ方の手順をご紹介します。
テロップの入れ方の基本の流れ ・動画を読み込む ・テンプレートを確認しテロップを挿入 ・テロップのテキスト入力 ・カラーやフォントの調整 ・テロップの確認・修正 |
テロップ機能のあるアプリの多くにはテンプレートがあるため、その中から選ぶだけで簡単にテロップを挿入することが可能。プレビューで確認しながら作業でき、変更もできます。
テロップ機能のあるアプリは以下の通りです。
iPhone | Android |
・iMovie ・Clips ・Vont ・MixClip | ・VITA ・CapCut ・InShot ・Adobe Premiere Rush |
テロップ機能のあるアプリは、iPhoneとAndroid両方で利用できるものや、どちらかでしか利用できないものもあります。アプリの利用の可否や特徴を理解し、自分に合ったアプリを見つけましょう。
テロップを画像素材として挿入する
自分の好きなデザインのテロップを挿入したい場合、テロップを1つの画像として作成する方法があります。こちらは中級者〜上級者向けなので、動画編集に慣れてきたら、挑戦してみるといいでしょう。
画像素材として挿入する流れは次の通りです。
テロップを画像素材として挿入する流れ ・カラーやグラデーションなどを使ってテロップ素材を作る ・作ったテロップを書き出す動画にテロップを配置する ・一度作ったテロップ素材を使って次々とテロップを作る |
細かい作業が多く、手順を覚えるまでは大変ですが、一度コツをつかむと、あとは単純作業です。上記の流れを繰り返してテロップを作っていきます。
動画編集でテロップを入れる時のコツ
動画編集にテロップを入れる方法について解説ましたが、ここではテロップを入れるときのコツをご紹介します。ポイントは以下の2つです。
【動画にテロップを入れる時のコツ】 ・文字をたくさん入れすぎない ・テロップのカラーやサイズにこだわる |
テロップは、ユーザーの心をつかむのに重要なものですが、多用すればいいというわけではありません。また、カラーやサイズに変化をもたらすことで、動画を単調なものにせず、飽きさせない工夫が必要です。
それぞれのコツについて、詳しく見ていきましょう。
文字をたくさん入れすぎない
テロップを入れる際は、文字をたくさん入れすぎないようにするのがポイント。文字が多すぎるとユーザーが読むのに疲れてしまい、メインの動画内容が頭に入ってこないため、動画から離れてしまうからです。
人が1秒に認識できる文字は4文字、1つのシーンで認識できる文字数は13文字程度と言われています。テロップはここぞというときに短い言葉で入れることによりユーザーに伝わりやすくなるため、文字数には注意しましょう。
テロップのカラーやサイズにこだわる
テロップのカラーやサイズにこだわることも大事なコツ。テロップの色は、背景と被らないようにし、ユーザーが読みやすい色を使いましょう。たとえば、空の背景に白っぽい文字を使うと見えづらくなり、重要なシーンであることが伝わりません。
また、テロップのサイズにも変化をつけるといいでしょう。インパクトを与えたいときは大きくし、補足として入れたいときは小さくすると、動画に強弱がつき、動画がグッとしまります。
動画編集が難しいと感じている方は、ぜひ以下の関連記事も参照ください。
テロップを思いのままに入れられるVideo BRAIN
Video BRAINは、AIを駆使し、簡単に動画編集できるクラウド型サービス。プロ並みの編集機能を簡単な操作だけで使えるようにし、インパクトのあるテロップ表示ができます。
Video BRAINを使うメリットは、以下の通りです。
【Video BRAINを使うメリット】 ・AIのサポートによって簡単に動画編集ができる ・フォントの数が多いため、自分好みのオリジナリティあるテロップが作れる ・テンプレートやBGMの種類が豊富にある ・無料素材が約816万点ある |
Video BRAINで制作したこちらの動画は、味のポイントとなる「甘み」と「酸味」という言葉を強調し、最後に商品名の入ったリンゴを登場させるテロップで、かわいらしい動画に仕上がっています。
ほかにも機能が充実していますので、簡単操作で高品質な動画編集をしたいという方は、Video BRAINの導入をぜひご検討ください。
まとめ
今回は、動画編集において、テロップの挿入がとても重要であることをご紹介しました。今や誰もが動画を撮り、編集できる時代。テロップは、初心者の方でも入れられるように簡単操作で作れるアプリやサービスも充実しています。
入れ方やコツをつかめば、動画の品質が上がり、ユーザーの印象にも残りやすくなるので、効果的なテロップを入れるように工夫しましょう。
品質の高い動画を制作したい方は、AI搭載で直感的な操作が可能な動画編集クラウドの導入をおすすめします。
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