おすすめの動画作成アプリ10選!選び方や注目すべきポイントも紹介

近年ではさまざまな動画作成アプリが登場し、誰でも気軽に動画編集ができるようになりました。しかし、アプリの種類が多いことから「どれを選べばよいのかわからない」と迷われている方も多いのではないでしょうか。

いくつかのポイントを意識すれば、目的や用途に合った最適なアプリが見つかるでしょう。そこでこの記事では、動画作成アプリの選び方や人気のおすすめアプリ10選を紹介します。

 

動画作成アプリの選び方

動画作成アプリによってそれぞれ特徴が異なるため、必要な機能が備わっているか事前に確認することが大切です。ここでは、動画作成アプリをインストールする前にチェックしておきたい選び方のポイントを紹介します。

作成できる動画の長さ

アプリによって作成できる動画の長さは異なり、無制限のものや課金をすれば制限が解除できるものなどさまざまです。長尺の動画を作りたい場合、作成可能な動画の長さが短いアプリでは思い通りの動画が作れません。イメージする完成動画と作成できる動画の長さがマッチするアプリを選びましょう。

テンプレートや音楽の豊富さ

おしゃれなテンプレートや音楽が豊富にそろうアプリなら、より本格的で魅力的な動画が作成できます。テンプレートや音楽のジャンルに偏りがあると自社のブランドやサービスのイメージに合った動画が作れない場合があるので、できるだけ素材のバリエーションが充実したアプリを選びましょう。

動画投稿サイト・SNSとの連携

YouTubeやInstagram、TwitterなどのSNSと連携しているアプリなら、作成した動画をより簡単に投稿でき、作業の効率化が図れます。連携可能な動画投稿サイトやSNSはアプリによって変わるので、投稿したいサービスに対応しているか確認しましょう。

ロゴの有無

作成した動画に「ウォーターマーク(透かし)」と呼ばれるアプリのロゴが写し込まれる場合があります。アプリによって削除できるものとできないものがあるでしょう。企業のPRなどビジネスで動画投稿をする際はロゴが入らないほうがよいケースが多いので、ウォーターマークの有無や消せるかどうかを事前に確認するのがおすすめです。

法人利用向けか個人利用向けか

法人で動画を作成する場合は、料金だけでなく共有のしやすさやセキュリティの堅牢度、再現性の高さなども視野に入れる必要があります。個人クリエイターには高く評価されているツールも、法人利用には適さない場合も多いです。個人利用にしても法人利用にしても、それぞれに最適な仕様のアプリやソフトを検討してください。

スマートフォンで編集できるアプリは、どちらかというと個人利用に最適化されています。法人向けの動画編集ツールについては、こちらの記事をご参考ください。

 


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人気のおすすめ動画作成アプリ10選

「多くの人が使用している人気のアプリが知りたい」という方が多いのではないでしょうか。そこで、ここからは人気でおすすめの動画作成アプリを10種類紹介します。各アプリの特徴やおすすめの理由を解説するので、必要な機能を搭載しているか確認してみましょう。

InShot(インショット)

InShotはフィルターや音楽のバリエーションが豊富にそろう動画編集アプリです。作成した動画をそのままInstagramやTikTokなどのSNSにアップロードできるため、余計な手間をかけずに動画配信ができます。

フォント・テキストやスタンプも充実しているので、おしゃれで個性的な動画が作成できるでしょう。初心者でも扱いやすいシンプルな操作性が魅力です。

対応OSiOS・Android
ウォーターマーク   あり(削除可能)
連携サービスYouTube・Instagram・TikTok・Facebook・Twitter・WhatsApp

参考: App Store 『InShot – 動画編集&動画作成&動画加工
参考:Google Play『InShot – 動画編集&動画作成&動画加工

Quik(クイック)

Quikはカメラメーカー「GoPro」が提供している動画編集アプリです。取り込んだ映像をGoPro 独自のフィルターやテンプレートと自動で組み合わせてくれるので、時間や手間をかけずにワンランク上の動画が作れるでしょう。

専門知識や編集スキルがない初心者でも簡単にハイクオリティな動画に仕上がります。効率の良さや操作のシンプルさを重視する方におすすめです。

対応OSiOS・Android
ウォーターマーク
連携サービスInstagram・Facebook・WhatsApp

参考: App Store 『Quik 動画 & 写真編集アプリ
参考: Google Play『Quik 動画 & 写真編集アプリ

VideoShow(ビデオショウ)

VideoShowは字幕や音声などの挿入はもちろん、BGMも活用して唯一無二のおしゃれな動画が作成できるアプリです。BGMは自身のスマホ内に保存している音楽または、アプリ内で無料提供している音楽から選べます。

アプリオリジナルの音楽は種類が豊富なため、イメージに合ったBGMが見つかるでしょう。クリスマスやハロウィンなどイベントごとのフィルターやテンプレートも充実しています。

対応OSiOS・Android
ウォーターマークあり(課金で削除可能)
連携サービスYouTube・Instagram・Facebook・LINE

参考: App Store 『VideoShow – 簡単の音楽ビデオ編集
参考: Google Play『VideoShow動画エディタ、動画メーカー、写真エディタ

iMovie(アイムービー)

iMovieはiPhoneやiPadに標準搭載している動画編集アプリです。編集モードには、映画の予告編のようにハイクオリティな仕上がりの「予告編」や、映像・写真・音楽を組み合わせて編集する「ムービー」があります。

さらに、4K動画の編集も可能なため、圧倒的な美しさを誇る動画が作れるでしょう。MacOSを持っている方なら、外で撮影した動画をiPhoneで途中まで編集し、オフィスに戻ってからMacOSを使って編集の続きができるので便利です。

対応OSiOS
ウォーターマーク
連携サービスYouTube・Facebook・Vimeo

参考: App Store 『iMovie
参考: Google Play『Quik 動画 & 写真編集アプリ

KineMaster(キネマスター)

KineMasterは動画編集機能が充実しているため、本格的で凝った動画を作りたい方におすすめです。動画用素材が手に入る「アセットストア」で素材をダウンロードすれば、個性的で魅力あふれる動画が作成できるでしょう。

さらに、テキストに「スライドさせる」「書き順どおりに表示する」などの動きのあるデザインも施せます。初心者でも感覚的に操作しながらハイクオリティな動画編集ができるアプリです。

対応OSiOS・Android
ウォーターマークあり(課金で削除可能)
連携サービスInstagram・Twitter

参考: App Store 『‎キネマスター – 動画編集 動画作成
参考: Google Play『キネマスター – 動画編集&動画作成&加工&video&vlog

Magisto(マジスト)

MagistoはAIが自動で加工・編集してくれるアプリです。専門的な知識がない方でも、簡単なステップで本格的な動画が作れます。映像を読み込み、好みのテーマと音楽を選べば、あとは自動編集が終わるのを待つだけです。編集が終了すれば、メールで通知されます。

無料版では作成可能な動画の長さは最大1分15秒までです。プレミアム会員になると1分15秒以上の動画も作成できます。

対応OSiOS・Android
ウォーターマークあり(課金で削除可能)
連携サービスYouTube・Instagram・Twitter・WhatsApp・Facebook・Vimeo

参考: App Store 『Magisto 動画編集 アプリとムービーメーカー
参考: Google Play『Magisto スマートな動画編集・ムービーとスライドショー作成アプリ

Splice(スプライス)

SpliceはQuikと同じく、カメラメーカー「GoPro」が提供している動画編集アプリです。Quikよりもバリエーションに富んだ編集機能を搭載しているため、より細かくこだわった編集ができるでしょう。

また、Googleドライブに保存している動画もダウンロードして編集できます。社内でマーケティング動画を作成するときに、Googleドライブに素材を共有してメンバー全員で編集ができるので便利です。

対応OSiOS
ウォーターマーク
連携サービスYouTube・Instagram・Facebook・Vimeo

参考: App Store 『Splice – ビデオ編集

VivaVideo(ビバビデオ)

VivaVideoは世界中で8億(2021年4月現在)のユーザーに支持されているアプリです。美顔フィルターや美顔レベルの設定機能搭載で、自撮りを美しく編集できます。

無料で使えるエフェクトやBGMが豊富にそろうため、好みに合わせて編集しやすいのが特徴です。さらに、自動編集機能を使えば、テーマを決めるだけでセンス抜群な動画が作れます。

対応OSiOS・Android
ウォーターマークあり(課金で削除可能)
連携サービスYouTube・Instagram・TikTok ・Facebook・Twitter・LINE

参考: App Store 『VivaVideo-動画編集&動画作成&動画加工
参考: Google Play『VivaVideo – Video Editor & Video Maker –

VITA(ビータ)

VITAは写真加工アプリ「SNOW(スノウ)」で知られるSnow Corporationが提供している動画編集アプリで、初心者からプロまで幅広い層のユーザーが利用しています。

100種類以上あるテンプレートやYouTubeで人気のエフェクト・テキストを使えば、簡単に魅力的な動画が作れるでしょう。倍速・逆再生の調節をしたり効果音を使ったりすると、個性的でドラマティックな編集ができます。

対応OSiOS・Android
ウォーターマーク
連携サービスYouTube・Instagram ・TikTok・Facebook・Twitter

参考: App Store 『VITA – 超簡単!動画編集
参考: Google Play『VITA – 超簡単!動画編集 –

CapCut(キャップカット)

CapCutは複雑な操作は不要で、だれでも簡単にプロ仕様の動画が作成できるアプリです。

通常の加工機能に加えて、美顔フィルターやTikTokで人気のエフェクトもそろっています。無料とは思えないほどの機能が充実しており、おしゃれなTikTokerたちの間でも話題です。著作権フリーのBGMや豊富なスタンプ・テキストを使えば、初心者でもオリジナリティあふれるハイセンスな動画が作れるでしょう。

対応OSiOS・Android
ウォーターマークあり(削除可能)
連携サービスInstagram・TikTok・Facebook

参考: App Store 『CapCut
参考: Google Play『CapCut

 

動画作成ソフトの選び方についてはこちらの関連記事も参照ください。

 

動画作成アプリのメリット・デメリット

アプリを使った動画編集には「手持ちのスマホ・タブレットから手軽に行える」というメリットがありますが、ほかにはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは動画編集アプリを使うメリットとデメリットを紹介します。

メリット

無料で使える動画編集アプリが多く、低コストで始められる点がメリットとしてあげられるでしょう。また、スマホやタブレットのタッチ画面での視覚的・直感的な操作が可能なため、初心者でも少しずつ編集スキルを身につけていけます。

スマホ・タブレットさえあればいつでもどこでも使える点は、場所を選ばず動画編集をしたい方にとってメリットになるでしょう。

デメリット

動画編集アプリは手軽に使える一方で、登載している機能や加工技術に限度があります。本格的な編集をしたい方にとっては、「物足りない」と感じることもあるでしょう。

スマホでの編集は画面が小さく、操作のしづらさで作業効率が下がることも懸念されます。また、スマホ・タブレットはPCと比べて読み込める動画のデータ量が少ないため、長尺の映像や大容量の動画編集は向かないでしょう。

本格的な動画作成はPCからの編集がおすすめ

動画作成にはアプリを使う以外にも、PCで動画編集ソフトを活用する方法があります。動画編集ソフトにはアプリとは違ったメリットがたくさんあるので確認してみましょう。ここでは、動画編集ソフトを活用する2つの特徴を紹介します。

加工編集の自由度が高い

動画編集ソフトを利用すればアプリでは難しい細かな調整が可能になり、イメージ通りの動画が作れます。また、PCなら大きな画面で一括操作ができるので、作業効率も改善できるでしょう。

企業で動画マーケティングを行うには、商品やサービスの魅力が伝わるハイクオリティな動画を投稿する必要があります。なかには初心者でも簡単に扱えて本格的な動画が作成できるソフトがあるので、自社に合った製品を探しましょう。

容量に余裕がある

映像表現のバリエーションに富んだ、より魅力的な動画を作りたい場合は、データ容量に余裕のあるPCでの動画編集がおすすめです。動画作成は編集作業以外にも「撮影した映像を取り込む」「データを送信する」など、さまざまな部分でデータ容量を消費します。スマホ・タブレットには向かない長尺・大容量の動画編集も、PCなら快適に作業できるでしょう。

まとめ

動画作成アプリは種類がたくさんあるので、「作成できる動画の長さ」「テンプレートや音楽の豊富さ」「動画投稿サイト・SNSとの連携」などを意識しながら、目的に合うものを選びましょう。アプリは手軽に使える一方で、機能や容量に限度を感じる場合があります。より本格的で自由度の高い動画作成をしたい方は、PCを使った動画編集ソフトの利用を検討しましょう。


 

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