YouTubeの撮影に最適なカメラの選び方を紹介!

YouTubeの動画投稿を始めるにあたって、必ず用意しなければならないのが撮影用カメラです。どのようなタイプのカメラを使って撮影すればよいのか迷っている方は多いのではないでしょうか。

撮影に使われるカメラの種類を知り、目的に合ったカメラを選ぶことで、よりイメージ通りの動画制作ができるでしょう。この記事では、YouTube撮影用カメラの選び方やおすすめ商品10選をご紹介します。

 

YouTube撮影に使われるカメラの種類

YouTube撮影では一般的に、「スマホカメラ」「ミラーレス一眼カメラ」「ビデオカメラ」「コンパクトデジタルカメラ」「アクションカメラ」の5種類のカメラが使われることが多いでしょう。ここでは、それぞれのカメラの特徴をご紹介します。

スマホカメラ

最も手軽でお金をかけずに始められるのがスマホカメラを使った撮影です。最近では高画質なカメラ搭載のスマホが増えてきているので、スマホのみで動画を投稿するYouTuberが増えています。最初からカメラにコストをかけたくない方は、まずは手持ちのスマホカメラで撮影してみて、慣れてきたら必要な機材をそろえていくのがおすすめです。

ミラーレス一眼カメラ

ミラーレス一眼カメラはレフ機構がないため、コンパクトで軽量なボディが特徴です。手軽に持ち運びしやすく、デザイン性に優れた商品も数多く登場しています。

さまざまなレンズに交換でき、背景をぼかした独特の表現もできるので、撮影者の技術によってはプロのような魅力的な映像が撮れるでしょう。本格的かつ幅広い映像表現をしたい方におすすめのカメラです。

ビデオカメラ

ビデオカメラは運動会や家族旅行などで活躍する、一般家庭にもなじみの深いカメラです。ズーム機能や手ブレ補正機能が搭載された商品が登場しているので、初心者でも簡単にきれいな映像が撮影できます。軽量モデルなら持ち運びの負担や、長時間の撮影での手の疲れも感じにくいでしょう。カメラ底面に三脚穴が付いている場合は、三脚をセッティングしてブレのない美しい映像が撮影できます。

コンパクトデジタルカメラ

「コンデジ」とも呼ばれるコンパクトデジタルカメラは、その名の通りコンパクトなボディが特徴です。とても軽量でありながら、高画質な動画を撮影できます。レンズ交換をする必要がないので、カメラ1つで気軽に撮影したい方におすすめです。専門知識のない初心者でもレンズの種類や機能に迷うことなくYouTube動画の撮影が始められるでしょう。

アクションカメラ

アクションカメラとは、「マウント」と呼ばれる部品を使って体や自転車、自動車、サーフボードなどに装着して撮影できるカメラです。他のカメラでは撮影しにくいアウトドアやスポーツ中も、臨場感あふれる映像が残せます。耐水性や防水性に優れた製品が多く、過酷な環境にも対応しているのが特徴です。ボディは軽量でコンパクトサイズ、機能は他のカメラと比べてシンプルな傾向にあるでしょう。

YouTube撮影用カメラの選び方

YouTube撮影用のカメラを選ぶ前に、「撮影する対象は何なのか」「どのようなジャンルの動画を作りたいのか」を明確にすることが大切です。動画の目的や仕上がりをしっかりとイメージすれば、必要な機能や性能が見えきます。商品やサービスのプロモーション動画なのか、または企業のイメージ動画なのか、被写体や撮りたいテーマに合わせて必要な機能が搭載されたカメラを選びましょう。

【カメラ別】メリット・デメリット

YouTube撮影用のカメラは種類ごとにそれぞれメリットとデメリットが存在します。魅力的で効果的な動画を撮影するためには、優れている点と注意すべき点の両方を確認したうえで最適なカメラを選ぶことが大切です。ここでは、先に紹介した5種類のカメラのメリット・デメリットを解説します。

スマホカメラ

スマホカメラのメリットは、なんといってもコストをかけずに誰でも手軽に撮影できる点です。「撮りたい」と感じた時にサッとスマホを取り出して、ベストな瞬間を残しておけます。

ただし、長時間の撮影では動画データの容量が大きくなり、スマホが容量不足になる恐れがあるのがデメリットです。また、画質が向上した最近のスマホカメラでも、他のカメラと比べると「ズームで画質が荒くなる」「手ブレが気になる」と感じる場合があります。

ミラーレス一眼カメラ

ミラーレス一眼カメラのメリットは、レンズ交換で画角を変え、表現の幅を広げられることです。背景をぼかして撮影すれば、被写体の美しさが引き立ち、ミラーレス一眼カメラにしか出せないドラマティックな映像が作り出せます。

ただし、レンズをそろえるために、カメラ本体以外にもコストがかかるのがデメリットです。コンパクトで軽量なボディのため、バッテリーも小さくなり、連続で撮影可能な時間が短くなる点もデメリットといえます。

ビデオカメラ

ビデオカメラは動画の撮影に特化しているため、長時間の連続撮影に向いています。手ブレに強いので、動く被写体を追うシーンでも本格的な映像が撮れるのがメリットです。レンズ交換ができないため、ミラーレス一眼のような背景をぼかした独特の風合いが出しにくい点をデメリットに感じる方もいるでしょう。

コンパクトデジタルカメラ

コンパクトデジタルカメラのメリットは、持ち運びが簡単でいつでもどこでも動画撮影ができることです。レンズの管理をする必要がなく、スマホカメラのような手軽さでクオリティの高い映像を残せます。

ただし、ミラーレス一眼のように映像表現の広がりを持たせたい方には物足りない場合があるでしょう。安価な製品はスマホカメラと性能が変わらないものもあり、「わざわざ買う必要がなかった」と感じるケースもあります。

アクションカメラ

アクションカメラのメリットは、マウントを使えばヘルメットや自転車のハンドル部分などに装着してハンズフリーで撮影ができることです。動きながらでも簡単に扱えるシンプルな操作性にも魅力があります。コンパクトな構造上、バッテリー駆動時間が短くなる点をデメリットに感じる方もいるでしょう。

 

<このeBookでわかること>
動画撮影時に必要な機材や撮影のポイント
撮影後の動画編集のポイン

 

YouTube撮影用おすすめカメラ10選

多数のブランドからさまざまなカメラが発売されているため、「種類がありすぎて選べない」という方も多いでしょう。そのような方のためにここでは、YouTube撮影用におすすめのカメラをタイプ別に10選ご紹介します。

【ミラーレス一眼】SONY α6400

SONY α6400は初心者から上級者まで幅広く使えるミラーレス一眼カメラです。0.02秒の高速オートフォーカスで、動く被写体を素早く捉えます。

瞳を検出してピントを合わせる「瞳オートフォーカス」や、液晶画面の角度を上方向に約90度、下方向に約74度まで変えられる「チルト可動式液晶モニター」を搭載しているため、自撮りをしたい方にもおすすめです。実際に多くのユーチューバーが使用しており、使い方や特徴を紹介した動画を配信しています。

参考: SONY『デジタル一眼カメラ α(アルファ)

【ミラーレス一眼】FUJIFILM X-H1

FUJIFILM X-H1はボディ内に最大5.5段の手ブレ補正機能が備わったミラーレス一眼カメラです。映画用撮影フイルムをシミュレートした「ETERNA(エテルナ)」を搭載することで、よりドラマティックなタッチの映像が撮影できるようになりました。ほかにも、スマホを使ったリモート撮影やフルHDで120pのハイスピード撮影に対応するなど、動画撮影に最適なカメラとして多くのユーザーから支持されています。

参考: FUJIFILM『富士フイルム Xシリーズ & GFX

【ミラーレス一眼】Panasonic LUMIX DC-GH5

Panasonic LUMIX DC-GH5は動画撮影に特化したミラーレス一眼カメラで、世界の動画クリエイターからも注目されているモデルです。4K画質・60fpsの動画撮影を実現し、プロも満足する仕上がりとなっています。最大5段の調整が可能な手ブレ補正機能が滑らかで快適な動画撮影をサポートするでしょう。ボディはコンパクトで軽量なので、持ち運びやすさも抜群です。YouTuberのヒカキンもDC-GH5を使っていると話題になりました。

参考:LUMIX 『DC-GH5

【ミラーレス一眼】Panasonic LUMIX DC-G100

Panasonic LUMIX DC-G100は小型・軽量のボディが特徴の、Vlog(Video Blogの略)撮影をしたい方向けのミラーレス一眼カメラです。気軽に持ち歩きやすいサイズ感でありながら、高精細でハイクオリティな動画撮影を楽しめます。

感動的でドラマティックな演出ができるスローモーション動画や、メリハリのあるクイックモーション動画も簡単に設定可能です。本格的な内蔵マイクや手振れ補正など動画撮影に嬉しい機能を搭載しています。

参考: Panasonic『一眼カメラ DC-G100

【ビデオカメラ】Panasonic HC-VX1M

Panasonic HC-VX1M は4K画質・30p対応の高画質ビデオカメラです。高性能なオートフォーカス搭載で、激しく動く被写体にもスピーディーにピントを合わせて、滑らかな映像を記録します。

回転軸・左右・上下・縦回転・水平回転の5軸方向の手ブレを自動で補正する「5軸ハイブリッド手ブレ補正」により、動きながらの録画や長時間にわたる撮影でもブレを最小限に抑えられるでしょう。さらに、室内や夕方・曇りの日も明るく鮮やかな動画が撮れます。

参考: Panasonic『デジタル4Kビデオカメラ HC-VX1M/VZX1M★

【ビデオカメラ】SONY Handycam FDR-AX45

SONY Handycam FDR-AX45は、高感度センサー、高速画質処理エンジン、高性能レンズを搭載したビデオカメラです。SONYが誇る高画質技術の組み合わせで、美しく滑らかな4K動画が残せます。ズーム機能では光学は20倍、4Kは30倍、HDは40倍の撮影が可能です。本体内蔵の高性能マイクはノイズを低減し、クリアな高音質録音を実現します。

参考: SONY『FDR-AX45 | デジタルビデオカメラ Handycam

【コンパクトデジタルカメラ】VLOGCAM ZV-1G

VLOGCAM ZV-1GはVlogをより魅力的に撮影するためのコンパクトデジタルカメラです。被写体の存在が引き立つ「背景ぼけ切り換え」や、自動で顔を検出して最適な明るさをキープする「顔優先AE機能」などを搭載しています。高精細な4K画質を実現し、室内から屋外までさまざまなシーンで美しい動画が撮影できるでしょう。さらに、パソコンやスマホにUSBで接続すると、WEBカメラとしてオンライン会議やライブ配信が可能です。

参考: 『VLOGCAM ZV-1/ZV-1G | デジタルカメラ VLOGCAM

【コンパクトデジタルカメラ】SONY サイバーショット DSC-RX100M7

SONY サイバーショット DSC-RX100M7は、コンパクトなボディの持ち運びやすさもさることながら、動画撮影用のカメラとして高い性能を発揮する優れものです。「リアルタイム瞳AF」機能では動画撮影中も被写体の瞳を追い続けて自動でピントを合わせてくれるでしょう。さらに、4K動画撮影時の手ブレ補正アクティブモードが、美しく滑らかな動画撮影をサポートします。スマホカメラのような手軽さとハイクオリティな撮影機能が両立するコンパクトデジタルカメラです。

参考:SONY 『RX100VII(DSC-RX100M7/RX100M7G) – ソニーストア

【コンパクトデジタルカメラ】Canon PowerShot G7 X Mark III

Canon PowerShot G7 X Mark IIIは高精細な4K動画をクロップなしのフル画角で撮影できるコンパクトデジタルカメラです。小型で軽量な見た目とは相反する、ダイナミックで視野の広い映像が記録できます。

また、YouTubeでライブ配信が行える「ライブ配信サービス」があるのも魅力の1つです。Wi-Fiを接続するだけでカメラから直接配信できる「今すぐ配信」と、YouTube上で公開内容を事前に設定しておける「イベント」の2種類の配信方法から選択できます。

参考: キャノン『PowerShot G7 X Mark III|概要

【アクションカメラ】GoPro HERO8 BLACK

GoPro HERO8 BLACKは片手に収まる小型サイズで、画面をタッチするだけで簡単に操作・設定ができるアクションカメラです。従来モデルよりも手ブレ補正機能が進化し、より滑らかで自然な動画撮影を実現しました。

2.7Kや4Kなどさまざまな画質で撮影でき、アクションカメラとは思えないほど万能です。液晶モニター・LEDライト・音声マイクなど機能を拡張するためのモジュラーが取り付けられるので、目的に合わせてカスタマイズしましょう。

参考: GoPro『HERO9

カメラ以外でYouTube撮影に必要なもの

YouTube用の動画撮影では、カメラ以外で以下の機材を必要に応じて用意するとよいでしょう。

・証明
・三脚
・マイク
・パソコン
・動画編集ソフト

照明があると被写体をより明るく美しく撮影できます。三脚はブレのない安定した映像を撮るために必要です。環境に左右されず、はっきりと聴こえやすい音声を収録したい場合はマイクを用意しましょう。

動画編集アプリを使えばスマホ1つで加工できますが、長尺動画の加工や本格的な編集をする場合は、パソコンと動画編集ソフトを活用するのがおすすめです。直感的に操作ができ、バラエティに富んだ動画を制作できるソフトを選びましょう。

まとめ

YouTube撮影では主に「スマホカメラ」「ミラーレス一眼カメラ」「ビデオカメラ」「コンパクトデジタルカメラ」「アクションカメラ」が使われますが、それぞれにメリット・デメリットが存在します。

動画の目的や仕上がりをイメージして、必要な機能が搭載されたカメラを選びましょう。より本格的な動画を制作するには、カメラ以外にも証明や三脚、動画編集ソフトなどを用意するのがおすすめです。

 

 


 

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