ショートムービーとは?おすすめの編集アプリも紹介

近年、YouTubeに「ショート機能」が実装され、編集スキルがない方でも手軽に短い尺の動画を投稿できるようになりました。また、時間があるときについ見てしまうという視聴者の方も多く、ショートムービーは視聴者にメッセージを伝えるのに最適な手段となってきているのです。

さまざまな企業もショートムービーの作成に参入しており、ブランドや製品の認知拡大を試みています。しかし、動画の制作には時間や工数がかかるのではないかと感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ショートムービーの目的や制作時のポイント、YouTubeショートムービーについて解説しますので導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ショートムービーとは

ショートムービーとは、伝えたいことが視聴者に印象に残るように作られた短尺の動画のこと。再生時間が明確に定められているわけではありませんが、コーポレートサイトやYouTubeなどで公開する場合は2分以内、SNSで配信する場合は1分以内に収められている動画が多い傾向です。

映画業界などで使われる場合は、20分程度のストーリーテリングを重視した映像フォーマットの1つとして使われます。これは、ショートフィルムと呼ばれることも少なくありません。

近年ショートムービーは、短い尺で印象に残したいメッセージやキャッチコピーを的確に視聴者に伝えられることから、動画を使ったマーケティングの手法として企業から注目を集めています。

ショートムービーの目的

ショートムービーは、広告動画のように、直接的に自社サービスや製品を紹介するものではありません。広告動画と異なる性質を持つ動画ですが、ユーザーに自社によい印象を持ってもらうために制作するので、ビジネスの場面でもさまざまな活用方法があります。

以下では、ショートムービーを作成する目的について見ていきましょう。

1)認知拡大

ショートムービーを作成する目的として、SNSで拡散されやすく、より多くの消費者への認知拡大ができるということが挙げられます。気軽に投稿や視聴ができるので、人の目に触れる機会も増加。また、短時間のストーリー形式で見ることができるので、視聴への抵抗感も削減できます。

主に自社サービスや製品、企業自体を紹介することになりますが、共感してくれたユーザーが自社を応援するようになっててくれたり、能動的に商品を購入してくれたりするといった効果が期待できるでしょう。

2)ブランディング

企業・ブランドのイメージをメインとして発信するショートムービーは、別名「ブランデッドムービー」。広告動画のようにサービスや製品について発信するものではなく、企業価値の向上を目指して制作されます。

短編動画の形で企業の成り立ちやストーリーを発信するため、なんとなく視聴しに来た方に好意をもって受け止めてもらうことが可能。そのため、将来的な潜在顧客を獲得することにもつながります。

ユーザー側にとって、一般的な動画広告は受動的に見せられる存在。しかし、ブランデットムービーは自分から能動的に視聴することが多く、強制的に見せられることによる嫌悪やストレスを感じることを避けることが可能。そのため、企業への信頼感や好感度が高まりやすいという効果が期待できます。

3)採用活動

ショートムービーは、商品やブランドだけでなく、採用活動の場でも使うことが可能。企業理念や採用の目的、自社の雰囲気などをテーマとして伝えることができます。ユーザーが就活生や転職希望者だった場合、企業が持っている強みや考え方を発信することで、自社で働きたいと思ってもらえるでしょう。

また、認知拡大できる効果も持ち合わせているので、自社のことをよく知らないユーザーに対しても、採用活動を実施していることを知ってもらえるのもメリット。募集要項や採用プロセスについても入れておくと、ユーザーも後のアクションにつなげやすくなります。

ショートムービー制作のポイント

ショートムービーを制作する上で大切なのは、最終的な目的をどこに設定するかということと、メッセージを1つに絞ること。印象的な動画を作るためにも、この2つのポイントを押さえましょう。

目的を明確にする

ショートムービーを作成する主要な目的は、企業のブランディングにあります。しかし、企業によってサービスや製品の紹介のため、あるいは採用活動のためなど、最終的な目的は異なるでしょう。必ずしもショートムービーが最適な伝達手段とは限らないため、広告動画などの他の手段とも合わせて吟味した上で制作するかどうか決めるのが賢明です。

目的が明確になったら、配信する媒体やメッセージを伝えたいターゲットに合わせて動画を制作する必要があります。媒体によって制作すべき動画の形式や再生時間は変化。また、想定されるターゲットの年齢や性別、趣味・嗜好によって、どのようにメッセージを表現していくかを考えなければなりません。

伝えたいことは1つに絞る

ショートムービーを制作する際には、あれこれ情報を詰め込みたくなるかもしれません。しかし、尺が短いため、盛り込むメッセージは1つに絞りましょう。多くの情報を詰め込みすぎると、本当に伝えたいことが伝わらず、一つひとつのメッセージの内容が薄くなってしまう可能性もあります。本当に伝えたいメッセージだけを選んで動画を作成することが大切です。伝えたいことが複数ある場合は、別動画として制作するのがおすすめです。

ショートムービーの尺は1〜2分以内だと前述しましたが、近年ではYouTubeショートやTikTokのような15秒から1分以内の動画が多いプラットフォームも存在。これらのプラットフォームを参考に、どのように1つのメッセージを短尺の動画で伝えるか検討すると良いでしょう。

ショートムービーを制作する方法

ショートムービーを制作するためには、自身でスマートフォンやパソコンを使って作る方法や、外部の制作会社に依頼する方法があります。自社の人材や費用などのリソースと相談しながら制作手段を決めるのがポイントです。

ここでは、ショートムービーを制作する3つの方法について、それぞれご紹介します。

1)スマートフォンで制作する

ショートムービーを制作するにあたり、最も簡単な方法はスマートフォンを使うこと。スマートフォン1台で、撮影と編集、投稿までスムーズに行うことができます。動画編集アプリにはさまざまな機能やエフェクト、テンプレートが用意されているため、初心者でも簡単に動画を制作することが可能。無料のアプリも多いので、初期投資をかけずに気軽に始められます。

SNSなどに投稿されている短尺動画の多くはスマートフォンを使って制作されているため、はじめの一歩として練習してみるのもおすすめです。

2)パソコンで制作する

ハイクオリティなショートムービーを制作したい場合は、パソコンの編集ソフトを使うのが一般的。スマートフォンやデジタルカメラで撮影した素材を取り込む必要があり、編集ソフトを使うためのスキルが求められるため、時間や手間がかかってしまう傾向にありますが、高品質な動画を作ることが可能です。

さらに、映画やPVのようなクオリティの動画を目指す場合、費用や技術面から検討が必要ですが、有料のソフトを使用するのがおすすめ。無料ソフトから始めて、慣れてきたら有料版に切り替えても良いでしょう。

3)制作会社に依頼する

自身に編集スキルがない、あるいは自社に担当者がいない場合は、制作会社のプロに依頼するのも1つの手段です。外注するためのコストこそかかりますが、ノウハウのあるプロの手によってハイクオリティな動画を制作できます。

依頼の際は、作りたい動画のイメージを理解してもらうことが非常に重要。伝えたいメッセージやターゲット、投稿する媒体について、認識の差が出ないようしっかりと打ち合わせをしてください。打ち合わせのときには、自身のイメージに近い参考動画や詳細を書いたドキュメントなどを共有するのがポイントです。

ショートムービーがYouTubeでも人気に

「YouTubeショート」は、2020年9月から実装されたYouTube内で使える新しい機能。60秒以内の尺の短い動画を作成・編集したり、共有できるサービスです。従来、YouTubeでは、10分以上の動画投稿やライブ配信が推奨されてきましたが、ショート機能には初心者が参入しやすい特徴やメリットがあります。

YouTubeショートの特徴

YouTubeショートでは、最大60秒までの縦型動画を投稿することが可能。ブラウザからも視聴できますが、スマートフォン版には専用のタブがあり、そこから視聴できる仕組みです。そのため、スマートフォンから閲覧する必要がありますが、一つひとつの動画をスクロールして視聴できるため、テンポよくさまざまな動画を視聴することが可能。また、高評価・低評価ボタンやコメントの機能が通常のYouTubeと同様に使用できる点も特徴です。

YouTubeショートを活用するメリット

YouTubeショートを活用するメリットとして、チャンネル登録者数を増やしやすいこと、投稿しやすく動画投稿数を増やしやすいことが挙げられます。

従来のYouTube動画では、サムネイルやタイトルで惹きつけて、ホーム画面やおすすめ動画から見てもらう必要がありました。そのため、チャンネル登録者数を増やすためには、サムネイルのデザインやタイトルの文言について考えなければならないなど、ユーザーにクリックしてもらうための施策が必要であり、立ち上げたばかりのチャンネルは参入しづらかったのです。

しかし、YouTubeショートはスクロールでさまざまな動画が見られるので、ユーザーの興味や関心にあえば登録者数などにかかわらず動画の内容を見てもらうことが可能。それがきっかけで、YouTubeショートの画面からチャンネル登録をしてもらえる可能性も高まります。

また、15秒から1分程度の動画が多いので、難しい編集を必要とせず、短い期間で多くの動画を投稿することが可能。YouTubeショートへの投稿は、人の目に触れる機会が多くなるので、投稿本数を増やし、さらなる認知拡大を目指しましょう。

さらに、TikTokなどの、YouTubeショートと同様の形式で投稿できるプラットフォームもあるので、そちらに流用していくのもおすすめです。

スマホで簡単!おすすめのショートムービー編集アプリ

スマートフォンでショートムービーを制作する際、簡単な方法として挙げられるのがスマートフォンのアプリを使用すること。アプリの中には機能や用意されているテンプレート数に違いがある他、有料のものもあるなど、種類はさまざまです。ここからは、ショートムービーを作成できるおすすめのアプリを3つご紹介します。

1)MoShow

参考:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.picadelic.moshow&hl=ja&gl=US

Moshowは、Picademicが提供している、画像や動画を使っておしゃれなショートムービーが制作できるアプリ。50以上のテーマを使うことができるので、難しい編集も必要なく簡単に動画が作れます。トリミングや複製、音楽の挿入などの基本的な機能が揃っており、初心者の方に向いているでしょう。ショートムービーだけでなくスライドショーを作りたい方にもおすすめです。

ただし、カット編集や色調補正などの機能は用意されていないので、よりハイクオリティな動画を作成したい方は別のソフトやアプリを検討しましょう。

提供会社Picadelic
対応OSiOS/Android
料金無料版あり月額:¥680年額:¥4,000

2)VLLO

参考:https://dohack.jp/video/vllo

VLLOはvimosoftが提供している、直感的な操作感と豊富な機能が特徴である編集アプリ。カット編集やSEとBGMの挿入、速度の調整など、多くの機能が搭載されているため、基本的な編集は一通り行うことが可能です。しかし、色調補機能は課金しないと使えない仕様となっています。複雑な編集を必要としない短尺動画であれば、問題なく制作できるでしょう。

また、SEやBGMが豊富に用意されているため、さまざまな雰囲気の動画に対応することが可能。簡単な編集かつ多くのジャンルの動画を作る必要がある方におすすめです。

提供会社vimosoft
対応OSiOS/Android
料金無料版あり月額:¥450年額:¥880買い切り版:¥2,820

3)InShot

参考:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.camerasideas.instashot&hl=ja&gl=US

InShotは、InstaShotが提供している、ハイクオリティな動画編集が可能なアプリ。カット編集や音声挿入、クロマキーなどスマートフォンアプリであるにもかかわらず、パソコン用のソフトに見劣りしない機能を備えています。スマートフォン特有の縦型の操作画面ですが、直感的な操作が可能なUIやUXなので、使い慣れるまでにそれほど時間も必要ありません。各種SNSにすぐに投稿できる機能もあるので、制作から投稿までがスムーズです。

提供会社InstaShot
対応OSiOS/Android
料金無料版あり月額:¥450年額:¥1,450買い切り版:¥4,280

【お役立ち資料】動画編集ツール・サービスを導入する前に
必ず押さえておきたい6つのポイント

このeBookでわかること
・動画編集ツールのよくある基本機能
・動画配信用途に合わせた編集機能の違い
・編集や書き出し時の著作権上の注意


パソコンでショートムービーを編集するなら動画編集ツールがおすすめ

パソコンなどの編集ソフトを使って動画制作をする場合、編集スキルを習得する必要があり、制作するのに時間がかかってしまいます。

その点、自動動画作成ツール「Video BRAIN」なら、初心者でも簡単におしゃれでハイクオリティなショートムービーの制作が可能です。

AIの解析により、動画や音声の素材から、自動的にひな形作成やテロップの文字起こしをしてくれます。また、国内最大級のテンプレート・フリー素材数を誇っており、簡単に高品質の動画を作ることが可能。そのため、編集スキルがない初心者の方でも、学習コストをかけずにクオリティの高い動画が作成できるツールとなっています。

ショートムービーを作りたいものの、担当者がいない、あるいは外注コストをかけたくないという方は内製化に必要となる動画編集ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

H2. まとめ

ショートムービーは、目的に合わせて、伝えたい1つのメッセージを視聴者に届けるのに最適な手段。また、短い尺の動画を投稿できるプラットフォームも増えてきています。コストや時間の面から動画の作成は難しいと考える方もいるかもしれません。しかし、短尺動画が発揮する効果は、今後の企業ブランディングにおいて大きな助けになるでしょう。この記事を参考に、ぜひショートムービー制作に挑戦してみてはいかがでしょうか。


 

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