動画の活用方法は目的によって大きく異なります。企業の担当者としては「他社の事例を参考にしたい」と考える方も多いでしょう。
そこで本記事では企業が動画を利用する目的を紹介したうえで、「認知度やブランド力」や「社内の情報共有」を目的とした他社事例もみていきましょう。
目次
企業が動画を利用する主な目的は4つ
企業が動画を利用する主な目的は次の4つです。
・商品やサービス、企業の認知度アップ
・ブランド力のアップ
・会員登録や申し込みなどの促進
・社内の情報共有
スマートフォンの普及に伴い、より動画が身近なものとなったことから、動画を活用する企業が増えてきました。ただし、動画活用の目的はそれぞれ企業によって異なります。自社が検討する目的に合致するか確認してみてください。
1)商品やサービス、企業の認知度アップ
企業が動画を活用する目的に、提供する商品やサービス、企業の認知度アップがあります。
写真やテキストで企業や商品、サービスの特徴や魅力を伝えようとする場合「文章を読むのが面倒」「何となくイメージにしくい」と感じるユーザーも少なくありません。
一方、動画の場合は特徴や魅力を直感的に伝えられます。どんなユーザーにも理解してもらいやすいため、認知度アップ目的のために活用している企業が増えています。
2)ブランド力のアップ
企業がブランド力のアップを目的に動画を活用しているケースもあります。
ブランドとは、ユーザーが区別するための要素であり「名称」「ロゴ」「キャッチコピー」などはその一部です。
つまり、顧客の頭の中にあるのは企業や商品、サービスのブランドイメージであり、動画を活用することでその力を高められます。ブランド力のアップに利用される動画の活用例は次のとおりです。
・会社紹介
・プレスリリース
・IR
・コンセプト(企業理念、事業内容、採用活動など)
・ブランド製品の認知
ユーザーがより深く理解できるような動画がブランド力アップに効果的です。
3)会員登録や申し込みなどの促進
会員登録や申し込みなどの促進も、企業が動画を制作する目的の一つです。
例えば、高額な商品やサービスを販売する場合、多くのユーザーは検討期間を設けます。
商品やサービスの質はもちろんのこと「販売する企業は信頼できるか」「他のユーザーはどのような評価をしているか」などを確認した上で購入に至るのが一般的です。このような場合に自社コンテンツを重視して動画を用いることで、自社の信頼性をアピールできます。
その結果として、ユーザーは安心感を得られ、購入や登録、申し込みなどにつながるのです。
4)社内の情報共有
社内における情報共有に動画を活用する企業も少なくありません。
社内でのスムーズな情報伝達は、企業の生産性の向上に大きく影響するため、
社内の共通認識や共通理解促進として静止画やテキストに比べてより理解しやすい動画活用が増えています。
社内や社外向けのマニュアル化として利用されるケースが多く、具体的な内容は次のとおりです。
・業務手順書
・営業マニュアル
・社内研修
・製品マニュアル
・社内ルール
・OJT
さらに、昨今はオンラインのコミュニケーションが増えたことから、採用活動に動画を活用する企業も増加しています。
認知度やブランド力のアップを目的とした動画の活用事例2選
企業が動画を活用する目的は商品やサービスの宣伝だけでなく、認知度やブランド力のアップであるケースも多いです。ここでは、2社の事例を紹介します。
実際に他社が活用する事例を知ることで、自社にどう活かすのかがイメージしやすくなります。各事例から導入のヒントを探ってみましょう。
1)DIC株式会社
印刷インキや有機顔料、PPSコンパウンドで世界トップシェアを誇るグローバルな化学メーカーのDIC株式会社では、同業者との差別化を図るために、営業資料の動画化を進めています。
ユーザー向けの製品紹介や企業紹介、プレゼン資料はもちろん、社内共有資料や海外向けのメッセージなど、その活用の幅を広げています。
実際に動画を取り入れた商談を実施したところ「競合他社と差をつけることができた」「顧客の反応が全然違う」といったような感覚を担当者自身も感じたようです。
今後は、過去の資料に音声を入れただけの動画以外にも、人が話す動画を活用したセミナーを実施したり、展示会などのフォローアップに利用したりと、さらに動画を活用していくとしています。
2)英会話イーオン
日本全国に240校以上を展開する英会話イーオンでは、動画によるブランド力アップに成功しています。具体的には「教室でしか手に入らない英会話」というブランドを構築するために、グループレッスンで生徒が楽しく学ぶシーンを動画に起用しました。
「これまで1人では学習を継続できなかった」「同じ目標を共有する仲間と一緒に学びたい」といった悩みを持つ向けに、英会話イーオンをおすすめする動画を制作しているのです。
昨今のオンライン学習の流行もあり、教室学習に対するイメージを刷新することで、新たな生徒の集客につなげています。
社内の情報共有を目的とした動画の活用事例2選
続いて、社内の情報共有を目的とした動画の活用事例を紹介します。
昨今、生産性の向上を目指し、ワークスタイルの変革に着手する企業が増えています。しかし、動画による情報共有の利便性には気づきながらも、導入を見送っているケースも少なくありません。ここでは、新たな情報共有の方法として、実際に動画を活用する企業の事例をみていきましょう。
1)株式会社アクティオ
建機レンタル業界の大手である株式会社アクティオでは、採用における社内情報の共有に動画を活用しています。動画活用を検討した背景には、学生の情報取得媒体が文字から動画に変化している点にあり、学生の日常的な行動に合わせられるように動画を導入しました。
導入当初は制作を外注していたものの、制作会社との調整や修正などに思った以上の時間がかかったため、制作ツールを導入し、現在では内製化しています。その結果、スピーディかつ簡単に動画を制作できるようになりました。
さらに、その便利さから全国の各支店に採用コンセプトを共有する動画を制作し、意思統一を図るためのツールとしても活用しています。
2)ららぽーと
三井不動産商業マネジメントが運営する大型ショッピングセンターの「ららぽーと」では、新規従業員向けの研修で動画を活用しています。同社では、施設で働く多くの従業員に対して、目指す方向性などを伝えるのが難しいという課題を抱えていました。
しかし、動画であればより直感的に伝えられるだけではなく、深みを持って理解してもらえると考え、研修の動画化をスタートしています。さらに、同社が望むスタッフ像や雰囲気も醸成でき、その結果としてお客様満足度の向上につなげています。
まとめ
動画はテキストに比べて多くの情報をわかりやすく伝えられることから、上手く活用できれば企業の認知度やブランド力のアップにつながります。ただし、動画制作にはリソースの確保や専門的なスキルが求められるのも事実です。
動画制作に関するさまざまな問題を解決してくれるのが「動画自動生成サービス」。動画自動生成サービスを活用することで高品質な動画を簡単に制作できます。
さらに、これまで外注して動画を制作していた企業であれば、大きなコスト削減も期待できるでしょう。これから企業における動画制作を始めるなら、動画自動生成サービスの一つである「Video BRAIN」をぜひ検討してみてください。
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