ターゲティング設定やクリエイティブの選定など、Twitter広告の出稿作業を煩雑だと感じたことはありませんか。そのようなときは、誰でも簡単に宣伝できるオートプロモート機能の活用がおすすめです。オートプロモート機能を使いこなすことで、広告出稿に伴う面倒な作業をすることなく、効果的にプロモーションが行えます。
この記事では、Twitterのオートプロモート機能の特徴やメリット・デメリット、運用時のポイント、更には利用方法について詳しくご紹介します。
目次
Twitterのオートプロモート機能とは
Twitterのオートプロモート機能は、ツイートした内容を自動的に広告として配信し、担当者の負担を軽減してくれます。ここでは、Twitterのオートプロモート機能の特徴について、通常のTwitter広告と比較しながらご紹介します。
※新規の利用受付は終了しています(2020年7月現在)
1日の最初の10ツイートがキャンペーンに追加される
通常のTwitter広告の場合、プロモーション広告を配信するためには1ツイートずつ入稿作業を行わなければなりません。しかし、オートプロモート機能では自分で広告を運用する必要がなく、その日に投稿した最初の10ツイートがそのままプロモーション広告として使用されます。
なお、リツイートや返信は10ツイートにカウントされません。
料金は月額9,900円の定額制
通常の広告ではクリック数やインプレッション数に応じて料金が決まりますが、オートプロモートの料金は月額9,900円の定額制です。
ターゲティング設定は地域または興味関心のみ
通常のTwitter広告では地域や興味関心はもちろん、年齢、性別、行動履歴など、詳細にターゲティングしたうえで広告を配信することができますが、オートプロモートのターゲティング設定は地域もしくは興味関心のみです。
オートプロモート機能のメリット
ここからは、Twitterのオートプロモートのメリットについてご紹介します。
運用の手間がかからない
オートプロモートでは1日の最初の10ツイートが自動で広告として配信されるため、出稿作業などの手間がかかりません。そのため、広告主はツイートの質を高めることに集中できます。
広告作成作業が必要ないことから、ハードルが低く利用しやすいと感じるユーザーも多いでしょう。
広告コストが変動しない
通常のTwitter広告では、広告の配信状況によってコストが変動しますが、オートプロモートの料金は月額制なのでコストが変動しません。そのため、広告コストが膨れあがったり、コスト計算が面倒になったりするリスクを避けることができます。課金形式の種類の多さに惑わされることもなく、運用に集中できるでしょう。
レポートが自動で作成される
オートプロモートでは広告の効果が自動で測定されており、そのデータに基づいてレポートを作成してくれます。オートプロモートの管理画面では、プロモーション期間やプロフィールへのアクセス数、獲得したフォロワー数、リーチしたユーザー数などのデータが確認できます。
一つひとつのツイートのパフォーマンスも確かめられるため、ツイート内容を改善するときの資料として活用できるでしょう。
オートプロモート機能のデメリット
ここからは、Twitterのオートプロモートのデメリットについてご紹介します。
細かいターゲティング設定ができない
先述のとおり、オートプロモートのターゲティングで設定できる項目は地域または興味関心のみです。広告のターゲットが明確に決まっており、オーディエンスを絞り込んで集中的に広告を配信したい場合は、通常のTwitter広告を利用するのが賢明でしょう。
性別や年齢などに関わらず、これまで接してこなかった幅広いユーザー層に自社の存在を知ってほしい場合はオートプロモートがおすすめです。
広告にするツイートを選択できない
オートプロモートにおける配信対象は1日の最初の10ツイートであり、任意のツイートを指定することはできません。そのため、配信対象となる10ツイートはどれが広告化されてもいいように内容を工夫する必要があります。
また、配信期間中であることを忘れてネガティブなツイートなどを投稿すると、マイナスイメージを持たれる恐れがあるので注意してください。
オートプロモートを運用するポイント
Twitterのオートプロモートを使いこなすためには、運用する際のポイントを心得ておくことが大切です。ここでは、オートプロモート運用のポイントについてご紹介します。
ターゲットをある程度絞る
詳細なターゲティングができないとはいえ、自社にまったく興味がないユーザーまでプロモートの対象としても意味がありません。自社に関心を持ってくれそうなユーザーに、ある程度絞るのが良いでしょう。
また、そのユーザーにとって有意義な内容のツイートをすると、広告効果は高まります。例えば、「会社員、40代、管理職」をターゲットに高級スーツの情報を紹介するなど、ペルソナを設定したうえでツイートを工夫してみましょう。
プロフィールページを充実させる
不特定多数のユーザーに広告を配信するオートプロモートでは、誰が興味を持ってくれるのか正確に予測することができません。いつ誰に見られても魅力的に映るように、自社のプロフィールページは前もって充実させておくことが重要です。
オートプロモート機能の利用方法
Twitterのオートプロモートを始めるときは、まず設定メニューから「オートプロモート」を選択し「始める」を押します。次に、国を「日本」、タイムゾーンを「東京」に設定しましょう。
ターゲティングでは「地域」か「興味関心」のどちらかを選択でき、それぞれ最大5つまで項目を指定できます。ここまでに入力した内容を確認したら、利用規約に同意し「続ける」を押します。最後に、クレジットカードの情報を登録すればオートプロモートの運用が始まります。
開始したオートプロモートを一時停止したいときは、設定アイコンの「ご契約内容」のメニューにある「広告配信の状況」をオフに切り替えてください。
なお、配信を一時停止しても課金は継続します。解約して課金を止めたい場合は、「ご契約内容」メニューの「契約をキャンセル」を選ぶと、現在の請求サイクルが終了したタイミングでオートプロモートも終了します。
まとめ
定額制で仕組みが簡単なTwitterのオートプロモート機能は気軽に利用できるツールです。通常の広告とは違って運用や管理の手間がかからず、普通のツイートをそのまま広告として利用することができます。
しかし、詳細なターゲティング設定ができない、広告になるツイートを指定できないといったデメリットには注意が必要です。自動で作成されるレポートを参照しながら、投稿内容の修正と改善を繰り返すことが成功の秘訣だといえるでしょう。
自社のプロモーションを行うときは、Twitterのオートプロモート機能を適切に活用することをおすすめします。
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