Twitter動画広告の効果的な活用方法とは?広告の種類や活用事例を紹介!

Twitterは、日本で4500万人、全世界で3.8億人のユーザーに利用されています。

参考:【2021年8月更新!】データからみるTwitterユーザー実態まとめ|echoes

いいねやリツイートの機能があるSNSで、拡散力が大きいのが特徴です。特に、動画は拡散されやすく、多くの企業がTwitterに動画広告を出稿しています。コロナの影響でTwitterユーザーは増加しており、広告を出稿する企業はさらに増えていくでしょう。

しかし、Twitterの動画広告には様々な種類があり、特徴や費用、メリットが気になりますよね。そこで、この記事ではTwitterの動画広告の種類や特徴、費用、メリットについて詳しく解説していきます。

効果的な運用法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

Twitter動画広告の種類

Twitterの動画広告は幅広い世代に視聴されており、アプリや美容品、ファッション雑貨など様々な用途で活用されているのが特徴です。

そんなTwitterの動画広告には、大きく分けて4種類あります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

下記の記事でもTwitter広告の特徴について詳しく解説しています。

長さ課金方式規定
・プロモビデオ広告
・プレロール広告/Amplify広告
・テークオーバー広告
・プロモライブビデオ広告
6~15秒推奨・動画再生数
・インプレッション数
・クリック数
・日別単価など
・ファイル形式MP4、MOV
・ファイルサイズ1G未満

プロモビデオ広告

プロモビデオ広告は、140文字のテキストと動画が表示できる広告です。タイムライン上のツイートに混じって表示され、ユーザーの目に触れた際に自動で再生されます。

アプリや商品の宣伝など様々な用途で使用できるため、多くの企業に活用されているのが特徴です。

ツイートに混ざって表示されるので、とても自然な形で商品やサービスの認知度を向上させることができます。

カルーセル/プロモビデオ広告

カルーセル/プロモビデオ広告は、1つの広告の中に複数の動画を掲載できる広告です。最大で6つの動画を表示させることができ、画面を左右になぞることで動画を切り替えられます。

プロモビデオ広告よりも情報量を増やせるため、商品やサービスの認知拡大や販売促進に効果的です。

プレロール広告/Amplify広告

プレロール広告は、ツイートされた動画の冒頭に流れる動画広告です。

15種類以上の配信先が選択でき、アピールしたい商品やサービスと関連性の高いツイートに広告を表示させることができます。ターゲットとするユーザーを絞り込んで広告を配信する際にとても便利です。

スポンサーシップ広告/Amplify広告

スポンサーシップ広告は、プレロール広告と同じように動画本編が始まる前に挿入できる広告です。プレロール広告とは異なり、指定した企業のコンテンツのみに配信されます。特定の企業と組んで広告配信したい際に役立つ形式です。

ただし、審査に通らない利用できないため、まずはプレロール広告の利用を検討してみましょう。

テークオーバー広告

テイクオーバー広告は、「話題を検索」タブの上部に表示される動画広告です。

トレンドに連動して最大24時間表示させることができます。ユーザーの目に留まりやすいので、自社サービスや商品の認知拡大にとても効果的です。

タイムラインテークオーバー広告

タイムラインテークオーバー広告は、タイムラインの一番上に表示される広告です。ユーザーがその日最初に見る広告となるため、認知拡大に大きな効果があります。新商品や新サービスのリリース時などに利用してみるといいでしょう。

プロモライブビデオ広告

プロモライブビデオ広告は、ライブ配信の前後や途中に配信できる動画広告です。

視聴者とリアルタイムでやりとりをしつつ、商品・サービスの認知拡大や利用促進ができます。事前に動画を製作する必要が無いので低予算で出稿することが可能です。

加えて、セミナーやイベントで利用すれば、会場にいないユーザーにも商品やサービスを宣伝することができます。

Twitterの動画広告の費用

上記で説明した通り、Twitterの動画広告は様々な用途で活用されています。

では、実際に動画広告を出稿する場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。ここではTwitterの動画広告の費用について確認していきます。

費用は希望の額に調整できる

Twitterの動画広告は費用を希望の額に調整可能です。

上限額や総予算、日別予算などを自由に設定でき、決めた予算以上の費用はかからない仕組みになっています。

そのため、多額の資金がなくても低予算で広告を出稿することが可能で、月額数万円ほどで一定の効果が見込めます。

具体的な予算が知りたい方は以下の記事が参考になります。

Twitterの動画広告のメリット

ここではTwitterの動画広告のメリットを紹介していきます。

ユーザーの興味に合わせて配信できる

まず、ユーザーの興味に合わせて配信できるのがメリットです。

Twitterの動画広告ではターゲットを絞り込むための指標が数多く用意されています。少し指標の例を見てみましょう。

・年齢
・性別

・興味関心
・フォロワーのタイプ

指標を設定することで、自社サービスや商品に興味がありそうなユーザーに広告を表示させることができます。

そのため、効率よく認知拡大や販売促進ができ費用対効果がとても高いです。

参照:Twitter広告のターゲティング|Twitterビジネスブログ

若い層にリーチしやすい

若い層にリーチしやすいのもメリットだと言えます。

Twitterは10~20代のユーザーが頻繁に利用しています。

そのため、若者向けの商品やサービスを宣伝する際にはとても便利です。

ただ、総務省の調査によると、近年では30代以上の利用者も増加しており、中年向けの宣伝にも一定の効果が期待できます。

参照:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省

拡散力がある

Twitterには、自分の気になったツイートを自分のフォロワーへ拡散できる「リツイート」という機能があります。

この機能があるおかげで、2次拡散、3次拡散と広告が広がり、多くの人の目に留まることになります。数十万人のユーザーに届くことも少なくありません。

「広告の拡散力」という面では他の媒体よりも優れており、認知拡大や販売促進にとても役立ちます。

Twitterの動画広告の効果的な運用事例

上記ではTwitterの動画広告の特徴やメリットを説明しました。ここでは効果的な運用事例を2つ見ていきます。

アディダスの事例

まず紹介するのは、様々なスポーツ用品を展開しているadidasの事例です。

サッカーで競技用スパイクのイメージが強かった同社の「プレデター」という商品を、普段使いのアイテムへとイメージ転換するために、Twitterの動画広告を活用しました。

adidasが実施したのは、タイムラインテイクオーバー広告、プレロール広告の配信です。まず、タイムラインテイクオーバー広告を使い、多くのTwitterユーザーの認知を獲得しました。次にプレロール広告を使い、Twiter社が提携しているスポーツ番組に動画広告を配信したのです。

すると、商品の認知度がグンと上昇し商品販売ページに訪れるユーザー数が増加しました。

Twitterの動画広告を利用して、商品の認知度拡大と販売を効果的に行った事例だと言えます。

参考:アディダス、サッカースパイク「PREDATOR(プレデター)」モデルのリニューアルに際し、Twitterインストリーム動画広告を採用|Twitter マーケティング

コカ・コーラの事例

次に、コカ・コーラ の事例を紹介します。コカ・コーラ社は、プレロール広告を用いてハッシュタグ #EstamosMásCerca(もっと触れあおう)キャンペーンを展開しました。また、感情を揺さぶる呼ぶようなナレーションを動画に付け、視聴者の共感を誘いました。

すると、動画は300万再生を達成し、動画の再生率は53%にも及びました。

感情に訴えかける動画を作成し、ハッシュタグで動画の拡散を促すことで認知度増加につなげた事例です。認知度拡大を狙う際にはぜひ参考にしてみましょう。

参考:コカコーラ、インストリーム動画広告を活用し、クリスマス広告の認知度を拡大|Twitter マーケティング

 

動画広告の作成方法やツール・制作会社の選び方をまとめた関連記事はこちらを参照ください。

https://video-b.com/blog/pr/av-020248/

 

Twitterの動画広告の効果的な運用方法

いきなりTwitterの動画広告を運用するのは難しいですよね。

最後に、Twitterの動画広告の効果的な運用方法を紹介していきます。

トレンドを取り入れた動画を制作する

まず、トレンドを取り入れた動画を製作してみましょう。

Twitterは情報の入れ替わりが激しく、様々なトレンドが日々生まれています。そうしたトレンドを取り入れて動画を製作することで、広告がより多くのユーザーの目に留まり、認知拡大や販売促進を効果的に行うことができます。

Tietter内のトレンドを追ったり、ニュースを見たり、ハッシュタグを検索したりしてトレンドを把握しておきましょう。

パターンを複数制作しABテストを行う

ABテストも効果的な運用には欠かせません。

ABテストとは、異なる要素を持つ2つの広告を作成し、どちらが効果的かを検証する手法の1つです。

動画広告と一言でまとめても、字幕の有無や色合いの派手さなど、様々な形式の動画があります。ですが、どの形式の動画が効果的かは検証しないと分かりません。そこで、ABテストを実施すれば、効果のある配信形式を見つけ出すことができます。

複数の動画パターンを作成して、クリック率や再生時間を分析し、より効果が出る形式を模索しましょう。

とはいえ、配信形式は無数にあり、どの形式を選択すればいいかは分かりにくいです。少し実際の事例を確認してみましょう。

下記の動画広告では字幕やエフェクトを多く活用し、視覚的なアピール力を高めています。

一方、下記では画像を多く活用し、視聴者に動画内容が伝わりやすいように工夫されています。

https://youtu.be/i91wlcoSMEA

字幕をつけ、音声なしでも楽しめるようにする

最後に、字幕を付けて音声なしでも楽しめるようにしましょう。

Twitterはスマートフォンで利用されることが多く、音声なしで動画を視聴する人が多くいます。そのため、音声なしでも楽しめるようにしておくと、ユーザーの離脱率がグッと減少します。

また、字幕をつけることで伝えたいことを強調し、動画の内容を補足することも可能です。

下記の広告動画では、動画に字幕が付いており音声なしでも動画を楽しめます。また、字幕があるおかげで内容も理解しやすいです。

手間ではありますが、認知拡大や販売促進にはより効果的な動画に仕上がるので、字幕を付けることも検討してみましょう。

Twitterの動画広告を活用してみよう

今回は、Twitterの動画広告に関して詳しくまとめていきました。

Twitterの動画広告は6種類存在し、それぞれ特徴が異なります。また、若い層にリーチしやすく拡散力があり、ターゲットを絞って効率よく配信を行うことが可能です。

紹介した事例や運用方法も参考に、ぜひTwitterの動画広告を配信してみましょう。自社の商品やサービスの認知拡大や販売促進に大きく役立ちます。

 

なお、Twitterの動画広告を製作する際には、Video BRAINのツールを活用してみましょう。一度作った動画を一瞬で複製できる機能や、作った動画を「共有URL」でさまざまな部署で共有できる機能があります。また、テンプレートもあらかじめ用意されているため、簡単に動画制作ができます。

動画制作の効率がよくなるので、ぜひ活用してみてください。


 

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