2024/11/11

リコージャパン株式会社

サイネージにVideo BRAIN を活用。営業促進だけでなく、社内コミュニケーションの効果も発揮

複合機やプリンターなどの画像機器、ICT関連商品の販売とともに、関連ソリューションを幅広く展開するリコージャパン株式会社。自社製品だけでなく、様々なメーカーの製品やサービスの取り扱いを行っている点も、同社の大きな特徴の一つです。

その中で、Video BRAIN の販売も行っている一方、社内でも多くのシーンで動画を活用し、様々な取り組みを進められています。

今回は、社内のサイネージで流す動画を制作する、エンタープライズ事業本部の小阪一葉さん、高西優里さんにお聞きしました。

活用を通じて、Video BRAINの販売促進だけでなく、社内のコミュニケーションにも変化があったと言いますが、果たしてどのような効果があったのでしょうか。

※2024年9月のインタビュー内容です。


 主な制作動画

【デジタルサイネージ】
・製品・サービス紹介
・社内ツールやサービスの各種マニュアルや告知
・新入社員の紹介

【営業・販促】
・プレゼン資料
・社員のインタビュー動画

◆導入前の課題

・デジタルサイネージに掲載するコンテンツを作りたかった
・コストなどの点から、外注できる本数や内容が限られていた

◆成果

・“社内実践”として、動画活用のメリットやサービスの周知が進んだ
・社員がサイネージを見ることにより、社内のVideo BRAIN における認知向上や売り上げにも繋がった
・来訪したお客様に対し、オフィスの説明も動画でスムーズに行えた
・社内のコーヒーメーカーの使い方を動画化したところ、利用率が向上した
・動画に登場する社員に対し、他の社員から声がかかるようになるなど、社内コミュニケーションにも貢献


Video BRAIN を販売しながら、”ユーザー”としても動画を制作

――御社の場合、一般的な導入企業と異なり、Video BRAIN を社内で活用いただいているだけでなく、他社への販売も行っています。まずはVideo BRAINとの関わり方について教えてください。

小阪:弊社では自社製品に限らず、外部の様々なツールやサービスを含め、お客様に合った最適なソリューションを提案しています。そのため、Video BRAIN を始め、他社製品の販売も行っていますが、その場合は“社内実践”を重要視する社内文化が前提にあります。

お客様に満足いただくには、我々自身も実際に使ってみて「良い」と思った製品をご提案することが大切という考えからです。

他社製品であったとしても、担当者が使ったこともなければ、実際にお客様へご提案する際、具体的に使用感や利便性についてお伝えするのも難しくなります。

そこで、我々がVideo BRAIN を取り扱う以上、社内の様々な部署でもVideo BRAIN を導入し、積極的に活用を続けているんです。

つまり、会社全体としては、Video BRAIN を販売するチームもありながら、各部署で作りたい動画を制作しています。セールスとして他社のお客様へ販売を行う一方、ユーザーとしてVideo BRAIN を活用している……という形ですね。

――Video BRAIN にとって、販売いただくパートナーであり、利用されるユーザーでもある……ということですね。その中で、お二人の場合、動画を制作するユーザーとしてVideo BRAIN を使っていただいています。

小阪:以前より、私たちの部署では「デジタルサイネージで流す動画を作れないか」と考えていました。私たちのチームはデジタルサイネージの製品を取り扱っており、「そこに流すデジタルコンテンツを作りたい」と思っていたんです。

そこで、当初は動画制作を依頼できる外注先を検討していたのですが、その中で「自分たちで作る選択肢もあるのではないか」と感じたのが導入のきっかけでした。そこで現在は、社内のサイネージで流す様々な動画を制作しています。

――具体的に、どのような動画を制作されていますか。

高西:まずは社内向けとして、新しく入社した社員の紹介動画が多いです。私は入社3年目なので、現在の部署に配属されたときには、すでにVideo BRAIN が導入されており、配属直後にまず、自己紹介を兼ねた私のインタビュー動画を制作しました。そのとき「スマホで簡単に撮った動画を使っても、こんなにきれいなコンテンツに仕上がるのか」と驚きました。

小阪:そのほか、来訪された社外のお客様に見ていただく目的で、弊社が取り扱う製品紹介なども制作しています。イベント会場で大々的に流すような動画の場合は、アウトソースでプロに外注するケースも多いですが、オフィス内にあるサイネージの製品で流す、ちょっとしたコンテンツはVideo BRAIN でサクッと作る場合も少なくありません。

高西;また社内のカフェスペースにある、コーヒーメーカーの使い方もサイネージで流しています。あくまでも我々の目線で「動画にしたら良いのでは」「写真よりも伝わりやすくなりそう」と感じた内容を、自分たちで裁量を持って制作しています。

小阪:リコージャパン全体では約400台、田町事業所内だけでも20台近くのデジタルサイネージが設置されており、社内外ともに多くの方が動画を視聴されます。かなり多くの台数があるため、手の込んだ動画を1本作るというよりも、たくさんの動画をクイックに制作し、バリエーションのあるコンテンツを流すことが重要です。内製ですぐに作れるVideo BRAIN のメリットと、社内の状況がうまく合致しているのかなと思います。

サイネージを見た、社員の行動やコミュニケーションにも好影響

――Video BRAIN 導入前は、社内のサイネージではどのような動画を流していたのでしょうか。

小阪:パワーポイントで作った簡単なスライドを流したり、アウトソースして制作した動画を流したりすることが中心でした。ただ、プロに依頼した動画は、もちろんクオリティが高い一方、製品やサービス紹介など、社内全体で使いやすい汎用的な内容に限られてしまっていたんです。

――自分たちで作れるようになったことから、制作できる動画の幅も広がった、と。

小阪:そうですね。たとえば、新商品を紹介するチラシ代わりの動画など、私たちで新たに作っています。今後は社員向けのマニュアルや、お客様向けの取り扱い説明書を動画にできたらと思います。

また、「ViCreA(ヴィクレア)」というLiveOffice(※リコーグループのソリューションを取り揃えたオフィス)の案内なども、動画でお見せしています。担当者が不在の場合でも、見学に来られたお客様に「ViCreA」の概要をお伝えできるので便利ですね。

――日常的にサイネージのコンテンツを扱われる立場から、動画を利用する効果やメリットをどのように感じていますか。

小阪:パワーポイントのスライドを流していたころ比べて段違いにわかりやすく、見る人の印象に内容が残りやすいと感じます。

高西:特に、何かを説明するような場面にはやはり動画が一番で、たとえばオフィスに置かれているコーヒーメーカーの使い方ひとつをとっても、動画を取り入れる前後で、利用率が大きく変わったんです。

コーヒーメーカーを使ってみたいと思っていても、「どのように操作していいかわからなかった」という理由で、利用する社員が少なかったようで。利用率に変化があったことで、改めて静止画より動画の方が理解しやすいのだなと実感させられました。

また、単純な利用率だけでなく、社内コミュニケーションのきっかけにもなりました。コーヒーメーカーの動画内でひとりの社員に登場してもらったのですが、「 サイネージの動画に出ていたよね」と声をかけられたりするようになったそうです。動画を通じて、そういったやり取りが生まれたことは、社内コミュニケーションの成果としても手応えを感じました。

社内実践を徹底した結果、販売の成果にも貢献

小阪:また、サイネージのコンテンツを通じて、結果的にVideo BRAINというツールの社内認知にも繋がったと感じます。セールスの観点でいくと、営業担当者が動画を見て、Video BRAIN を使って内製で作ったことを知り、「こういったツールも扱っているのか」「お客様にニーズがありそう」と感じてもらうことも重要ですから。

――お二人の取り組みによって、Video BRAIN の販売促進にも繋がってくるのでしょうか?

小阪:それは確実にあります。私たちから営業部にVideo BRAIN を説明する際にも、「導入すると、どんな動画が作れるの?」と聞かれたら、すぐに「たとえば、コーヒーメーカーのところで流している動画を作りました」と言えるわけですから(笑)。お互いに話が早く、活用するメリットやイメージを持ってもらいやすくなっています。

――改めて、“社内実践”を掲げる御社から見て、Video BRAINの使用感はいかがですか?

高西:まさしくパワーポイント感覚で使えますし、スマホのアプリでSNSに投稿する動画を編集するときと同じような手軽さで、誰にでもとっつきやすいツールだと感じています。様々な用途に合ったテンプレートが搭載されているので、素材をはめていけば見栄えの良い動画が完成するので助かっています(笑)。

小阪:ちょっとした社内セミナーの報告などは、10分ほどで動画を作れてしまいますからね。これも、ニュース用のテンプレートが搭載されているからこそです。

――こうしてお二人がVideo BRAINを使いこなすことで、どのような反響がありますか。

小阪:まずはやはり、私たちがユーザーとして”社内実践”し、社内にVideo BRAIN の魅力を伝えることで、Video BRAINの販売に繋がっている点です。

――動画を活用した一連の取り組みが、社内で表彰されたとお聞きしました。

小阪:そうなんです。半期に1度行われる社内の発表会で、Video BRAIN を使った動画活用の取り組み事例についてプレゼンしたところ、投票で1位に選出されました。そのときはうれしかったですね。

発表会の場でも、Video BRAINで編集した動画を流しており、プレゼンの場面にも最適なツールであることをアピールできたかなと思います。これまで動画を制作してきた経験を生かし、見ている人たちがなるべく飽きない工夫を凝らしたのが奏功したのだと思います。

――その工夫というのは、具体的にどのような点でしょうか。

小阪:2時間を超えるオンライン発表会なので、資料を淡々と流して紹介するだけでは、どうしても集中力が切れてしまいやすくなります。そこで、高西に質問し、インタビュー形式の動画として制作したんです。単純なプレゼンというよりも、コンテンツとして楽しんで見られる効果があったのではないかと思います。

高西:また、あえてパワーポイントの資料をVideo BRAINに取り込んで動画化する、という手法も行いました。パワーポイントにアニメーションを付ける必要がなく、皆さんが日ごろ見慣れている資料とは少し違った表現になるので、関心を引くことができるんです。「Video BRAIN では、こんなこともできるのか」と知ってもらう機会にもなったかと思います。

社内でも高い評価を受ける、動画活用の取り組み

――今後、Video BRAINをどのようなことに活用したいですか?

高西:「部長のリレーインタビューをやりたい」と、よく話しています。役職に就かれている場合、社員からはどうしてもとっつきにくいイメージを持たれてしまう可能性があります。そこで、意外な一面を動画で紹介し、親しみを感じてもらうことが目的です。普段はあまり接する機会がない事業部同士を繋ぐ効果も見込めると思います。

――社員のコミュニケーションに役立つ内容ですね。また、社内でのVideo BRAINの認知向上も、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします……!

小阪:その点については去年、かなり動画のPRを強化したので、手応えを感じています。引き続き、社内で勉強会を開くなど、動画活用のメリットを広める努力も続けながら、社員にVideo BRAIN の良さを知ってもらう機会を増やしていければと思います。

高西:営業担当者から「お客様から動画を作りたいと言われるんだけど、何を提案したら良い?」という相談もよくあるので、Video BRAINを紹介する機会は多いです。

――お二人の動画活用も、まだまだ増えそうですね。

小阪:「PRしたいものを動画にする」という流れがすっかり定着していますからね(笑)。こういう商品が出ました、というお客様向けのPRはもちろん、「こういう勉強会をやるから来てください」といった社内向けの案内なども、すべてサイネージに流すために片っ端から動画にしています。

――まさに社内実践をいろいろな角度からチャレンジされているのですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。

終わりに

社内でも、特に動画をフル活用しているお二人。自らが見本になることで、社内外に動画活用のメリットをリアルに伝えられているようです。また、制作する動画の内容についてもお二人で裁量を持って考えられているという点も、社内のニーズや課題に合ったコンテンツが作られている秘訣と言えそうです。

ユーザーとして、クオリティの高い動画を作り続けているからこそ、Video BRAIN を販売する側面においても、お客様に納得感の高い提案がされているのが伝わります。

Video BRAINのさらなる認知度向上に向けても、今後の取り組みが注目されます。

リコージャパン株式会社

事業内容:さまざまな業種におけるお客様の経営課題や業務課題の解決を支援する各種ソリューションの提供。
・複合機(MFP)やプリンターなどの画像機器や消耗品およびICT関連商品の販売と関連ソリューションの提供
・サポート&サービス(画像機器やICT関連商品の保守、ネットワーク構築・保守、ICT運用業務代行)
・システムインテグレーションおよびソフトウェア設計・開発

本社所在地:〒105-8503 東京都港区芝3-8-2 芝公園ファーストビル https://www.ricoh.co.jp/

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