2022/10/19

株式会社オンワードコーポレートデザイン

新入社員の研修課題にも使用。社内報や採用動画を制作し、他部署へ広まるきっかけに

株式会社オンワードコーポレートデザインでは、新型コロナウイルスの感染拡大により、オンラインの営業が増加するようになり、対面営業を得意としていた同社では打開策が必要だったと言います。そこで、動画を活用できないかと考え、Video BRAINの導入に至りました。

さらに導入を進める中で、採用や広報にも活用できるのではないかと感じ、先んじて人事領域での活用を開始しました。人事の運用が成功したことにより、現在では当初の課題であった営業をはじめとしたさまざまなシーンで動画を活用されています。

今回は、採用や広報を担当されている総務人財課の三島菜々子さんにお話を伺いました。

※2022年9月のインタビュー内容です。

※オンワード商事株式会社と株式会社オンワードクリエイティブセンターが合併し、現在は株式会社オンワードコーポレートデザインへと社名変更されています。


◆導入前の課題

  • コロナ禍で変化した営業スタイルに合わせ、オンラインで使える営業資料が求められていた
  • 部署間のコミュニケーションが少なく、社内のやり取りがスムーズにいかなかった

◆成果

  • 動画を活用し、新たに社内報を制作するようになった
  • 採用活動のために、会社紹介コンテンツを作るようになった
  • 新卒の研修にも、動画を活用した課題を用いた
  • 営業部門をはじめ、他部署でも動画制作に取り組んでくれるようになった・動画の活用によって、社内コミュニケーションの活性化につながった


コロナの影響により、動画導入のプロジェクトが発足

▲ 動画の活用を積極的に進め、社内コミュニケーション活性化にも取り組まれている三島さん

――動画制作を考えるようになったきっかけについて教えてください。

コロナ禍によって対面営業が困難になり、営業ツールとして動画の活用を検討したことがきっかけです。オンラインでもわかりやすく提案できるよう、営業資料に動画を活用しようと考えていました。

そもそも私は営業部ではなかったのですが、動画導入のプロジェクトが立ち上がり、「面白そう」という理由から打ち合わせに参加していたんです(笑)。当初は特に自分自身が活用するイメージを明確に持っていなかったのですが、プロジェクトが進む中で「営業だけでなく、社内コミュニケーションにも活かせるのではないか」と思うようになりました。

実は、部署間のコミュニケーションが少なく、特に新入社員のころはやり取りに苦労していたんです。きっかけは営業シーンの活用でしたが、導入がうまく進まなかったのもあり、最初は社内報や採用動画の制作から着手することになりました。

――まずは三島さんがいらっしゃる人事領域で動画を作られたのですね。動画を制作できるサービスはさまざまありますが、なぜVideo BRAINを選ばれたのでしょうか。

一番のポイントは、操作性の良さです。他社のツールとも比較したのですが、Video BRAINは直感的に操作できるので、実際に触りながら機能を理解できます。パワーポイントの資料づくりと近い感じで使いやすかったです。

もう一つの決め手が、きめ細やかなサポートでした。導入前より、「こんな動画を作りたい」「こんな事例を知りたい」といった相談にも親身に耳を傾けてくださったんです。質問にも丁寧に答えていただけるので、その密なサポートも導入にあたっての安心材料になりました。

新たに始めた社内報。作った内容が、社内の話題に挙がるように

――まずは、広報として動画の社内報を作られているそうですが、紙媒体の社内報を動画に移行されたのでしょうか?

実は、もともと当社で社内報は発行していませんでした。私が「社内コミュニケーション活性化にVideo BRAINを使いたい」という希望を上司に伝え、実現しました。現在は、社内報の動画をTeamsで全社員に共有し、イントラ内でも見られるようにしています。「面白かった」といった感想であったり、「社内で作ったなんてすごいね」と動画に対する評価をいただいたりするなど、手応えを感じています。

――ちなみに、三島さんお気に入りの動画と、こだわりポイントについて教えてください。

ファッションを扱う企業ということもあり、『ファッショニスタを探せ』として、おしゃれな社員を紹介した社内報が印象深いです。登場した社員が「おしゃれだと思う社員」を推薦し、複数回実施したのですが、ラストを飾った社員は今も社内で「ファッショニスタ」と呼ばれるほど影響があり(笑)。「次は誰が登場するんだろう」と面白がってもらえた思い出があります。

▲ ひとりの社員に焦点を当て、ファッションのポイントなどを伺う企画。社員間のコミュニケーションを促すきっかけにもつながっている

※掲載している動画は全てVideo BRAINの配信システムを利用しています。

新入社員の作った動画が、他部署の動画活用を促す契機につながる

――では、採用シーンにおいてはどのような動画を制作しているのでしょうか。

就職活動中の学生さんに向けて「社員インタビュー」や「オフィスツアー」といった会社紹介コンテンツを作っています。他の社員にも協力してもらいながら、自分たちで撮影し、編集した動画を採用サイトにアップしています。

近年は、採用活動もオンライン化が進んでいます。就活サイトなどでオンライン会社説明会を実施する場合、説明会で流す動画を事前にサイト側へ提出することも多く、内製できる体制を整えていて良かったです。

――現在、動画が採用活動に欠かせないものになっているのですね。また、新入社員研修でも動画制作を活用されたと伺いました。

事業内容に関する研修を行なったのち、「研修で学んだ内容を動画にまとめてもらって発表する」という課題を出しました。座学で終わるのでなく、「動画制作を通じてアウトプットしてもらうことによって、より理解が深まるのではないか」という狙いです。新入社員が実際にVideo BRAINを使い、動画として落とし込んでもらいました。成果として、形に残すことができたのも大きなメリットでしたね。

▲ 実際に研修で作られた動画の一例。成果物として学んだことを落とし込むことにより、知識の定着度を高める効果が期待できる

さらに、副次的な効果だったのですが、社内にVideo BRAINが広がるきっかけにもなりました。というのも、新入社員が作った動画を社内で公開したところ、多くの社員に「Video BRAINで、こんなにクオリティ高い動画ができるんだ」と知ってもらう機会になり、「自分たちも使ってみたい」と感じてくれたのです。当初想定していた営業の部署を始め、他部署でも活用が始まるようになりました。

――実際に制作した動画を目にして、自然と活用の幅が広がっていったのですね。

そうですね。先輩社員が新入社員に「ここはどうしたら良い?」と動画制作のやり方について尋ねることもあるようです。世代や部門を超えたコミュニケーションが生まれているようで、個人的にもうれしくなります。思わぬかたちで、社内コミュニケーションの活性化につながりました。

――当初、課題として感じていた営業部門では、動画活用によってどのような成果を得られましたか?

Video BRAINの動画を使ってプレゼンを行い、数億円単位の大型案件を受注できたと聞いています。また、事業所が全国に点在するお客様にユニフォームのデザインを決めていただく際にも動画を活用しています。ユニフォームを細かく撮影した動画をご覧いただき、そのあと各事業所で気に入ったものを投票いただくといった、新たな動画活用シーンも生まれています。

動画を活用し、フラットな組織を構築するのが目標

――動画制作に行き詰まったときなど、参考にしているものはありますか?

CS担当者の方と行う定例ミーティングで、他社の活用事例を紹介いただけるのはありがたいです。最初のうちは阪急阪神百貨店様の採用動画を繰り返し見て、勉強させていただいたことを覚えています。

また、Video BRAINを導入されている企業が集まる「Video BRAINユーザー懇親会」に参加したことで、新たな活用イメージも湧くようになりました。実際に動画を作られている担当者の方とお話でき、色々と参考になります。

▲ 意見交換も活発に行われている「Video BRAINコミュニティメンバー」とともに

――これから作ってみたい動画について教えてください

社内の透明性を高め、フラットで柔軟な組織づくりに貢献できるような動画を作りたいです。ちょうど先週、「社長室にはお宝ある説」という企画の撮影を行ったんです。バラエティ番組のパロディのような形で企画し、社長室を探検して出てくるお宝を探すような内容で(笑)。動画で表現できる「楽しさ」を上手く使い、社員同士が親しみを感じ合えるようになれば、自然とやわらかな組織に近づけるのではと思っています。

――動画制作を検討している担当者の方に向けて、メッセージがあればお願いします。

市場の変化は想像以上に速く、外注で動画を制作するのは、コストだけでなくスピードの面でもったいないように思います。

現在、導入当初は想定していなかった動画のメリットを多く感じています。何よりも私自身、こんなに動画を作るのが楽しいと思っていませんでした。社内のコミュニケーションに課題がある場合をはじめ、ぜひ色々な方にも動画の面白さを知ってもらいたいですね。

まとめ

実際に動画を作っているうちに、さまざまな場面へと普及していったと言う同社。積極的に動画を作り続けたからこそ、うまく利活用が進んだようです。

これまで対面でのコミュニケーションを得意としていた企業にとって、動画を活用するイメージはなかなか持ちにくいかもしれません。しかし、実際に制作をしていくうちに「こんな場面でも使えそう」とアイデアが浮かんでくるものです。

あらゆる場面での「伝え方」に課題を感じているならば、動画を活用するのも一つかもしれません。

株式会社オンワードコーポレートデザイン

事業内容:ユニフォーム、セールスプロモーショングッズ、メンズウェア、ジュエリー、レディスウェア、雑貨、健康関連商品の企画・生産・販売、催事販売会の開催・運営 等
本社所在地:〒102-8115 東京都千代田区飯田橋二丁目10-10 https://www.onward-shoji.co.jp/

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