2021/04/02
株式会社 秋田書店 横井様、澤木様
1カ月かかっていた動画制作が即日可能に!
『週刊少年チャンピオン』をはじめ、数々の漫画を刊行する「株式会社秋田書店」。70年以上にわたりオールジャンルの作品を世に送り出しています。漫画の宣伝を動画で行いたいと考え、Video BRAINを導入しました。
目次
低コストで品質の良い動画を量産するためにVideo BRAINを導入
――お二人の部署と業務内容を教えてください。
「宣伝部に所属しています。月に数十冊ほど発刊される漫画の単行本や雑誌の宣伝を行っています。宣伝部は2人しかいないのですが、主に広告出稿やTwitterなどのSNS投稿、イベントの企画・運営などの全てを行っています。」
――もともと動画制作は行っていましたか。
「2〜3カ月に1本ほどのペースで、SNS用の動画や街頭ビジョンで配信する動画を外注で制作していました。」
――Video BRAINを導入した経緯を教えてください。
「外注での動画制作は、クオリティは高いのですがその分コストがかかることと、量産が難しいことが課題でした。外注すると、簡単な動画でも1本10万、高いものだと100万ほどかかってしまうので、作品によっては告知動画が作れませんでした。ですが、動画で漫画の紹介をすると効果が良いことは分かっていたので、なるべく多くの漫画の告知動画を作りたいと考えていました。
そこで、低コストでクオリティを保った動画を量産できる方法がないかと模索していた際にVideo BRAINのCMを見かけました。
誰でも簡単に動画ができるサービスということで気になっていましたが、ちょうど訪れた展示会でブースを見つけ、そこで実際に話を聞き、導入を検討しました。」
――導入の決め手になったことはありますか。
「社内で既に導入しているプロ向けの動画編集ツールがあり、Video BRAINを導入する前にそのツールとの比較を行いました。ですが、専門性の高いツールのため、これを使おうとすると時間がかかってしまいます。
私たちだけでなく、編集部のメンバーも動画を制作する可能性があるので、その際に現在あるツールで作るとなると難しいと感じておりました。
それに比べ、Video BRAINは動画編集の知識がなくても簡単に操作できそうだなと感じ、導入を決めました。」
宣伝部2人でも動画制作が可能に
――現在はどのように運用していますか。
「私たち宣伝部2人で運用しています。2人とも動画編集の経験はあるものの、宣伝に使うような動画を作ったことはありませんでした。実際にVideo BRAINを操作して、すごく簡単に編集ができるなと実感しました。」
――どのような動画を制作していますか。
「主にプロモーションビデオを制作しています。弊社のラジオ番組『週刊秋田書店 ラジオ編集部』の公式アカウントがあるのですが、そのアカウント内で投稿する動画を制作しています。
Video BRAIN契約後にこのラジオ番組の開始が決まり、パーソナリティを務める声優さんが漫画の1シーンにアテレコをしてくれることになりました。それならVideo BRAINを活用して、動画を作ってみようということになりました。これ以外にも、編集部で運用しているTwitterアカウントで投稿する用の動画などもあわせて作成しています。
毎週少なくとも1本は制作しているので、月に4本以上は制作していますね。」
――動画制作時に気をつけていることや工夫している点はありますか。
「漫画の魅力を紹介しなくてはいけないため、漫画のコマ選定には力を入れています。また、動画が単調にならないように、動画の動きを工夫しています。
あと、漫画を読む時は右から左に視線を動かすので、動画でもその動きと違和感が出ないよう意識しています。」
――使いやすい機能などはありましたか。
「Video BRAINはBGMが豊富にあるのでとても助かっています。書店でも動画を流す関係上、著作権フリーの音源が必要なのですが、Video BRAIN内で選べるので大変ありがたいです。また、SNS用の動画に合う、短いBGMも最近追加され、役に立っています。」
1ヶ月前後かかっていた動画制作が即日可能に
――作成した動画はどのように活用していますか。
「主にTwitterに投稿しています。また、SNSに投稿した動画を店頭でも流していますね。」
――動画を取り入れた効果はありましたか。
「週刊秋田書店 ラジオ編集部のアカウントで投稿している動画からHPへのアクセスが増えているようです。
また、静止画を投稿するよりも動画を投稿する方が反応があると感じています。
新連載の漫画の紹介動画を制作して、編集部に渡すこともあるのですが、販促ツールがほとんどない状態の作品を紹介できるため、ゼロをイチにすることができた変化は宣伝部としても大きいです。漫画家の先生方も動画を見て喜んでくださるので、嬉しいです。」
――動画を制作・配信するタイミングはいつですか。
「基本は発売日に配信できるように制作しています。2〜3週間前に漫画の電子版のデータが届くので、そのデータを元に制作します。
以前外注していた際は発注から完パケまで、短くても3週間〜1カ月ほど時間がかかっていました。ですが、Video BRAINを導入してから、1日あれば複数本の動画が作成できるようになりました。
外注の場合は、1カ月を過ぎると動画を準備できなくなってしまっていますが、極端な話、今は発売日の前日に動画を作って次の日に配信する、ということも可能です。」
――今後の展開をお聞かせください。
「現在は私たち宣伝部でしか活用していないのですが、ゆくゆくは編集部でも活用していきたいと考えています。雑誌の付録の紹介や、新連載の作品紹介など、情報をもっとタイムリーに伝えていきたいです。」
※ 記事は2021年2月インタビュー時の内容です。
株式会社 秋田書店
業種:出版
事業内容:雑誌・書籍・コミックス・文庫・児童図書・メディアミックスなど
従業員数:135名(2016年4月1日現在)
所在地:東京都千代田区飯田橋2-10-8
https://www.akitashoten.co.jp/