1. TOP
  2. ブログ
  3. 動画編集
  4. 動画撮影マイクを選ぶコツは?インタビュー時に活用したい種類や製品を紹介

動画撮影マイクを選ぶコツは?インタビュー時に活用したい種類や製品を紹介

動画撮影に使う機材といえば、カメラや照明機材、レフ板などを思い浮かべる方も多いでしょう。そのほかにも、重要な機材として「マイク」があります。マイクの選び方を間違えると、利用するシチュエーションによってはノイズが入ってしまい、きれいな映像が台無しになってしまう恐れもあります。

そこで本記事では、動画撮影に使うマイクの種類や使い方をふまえ、おすすめの製品をまとめました。

 

動画撮影用マイクはなぜ必要なのか

動画撮影にマイクは欠かせません。なぜならば、臨場感ある映像を作るのに「音」は必要不可欠だからです。近ごろはビデオカメラだけでなく、一眼レフカメラやスマホで動画を撮影するケースも多いでしょう。最近ではそういったニーズに応えるため、多くの製品にマイクが付属しています。

そのため、スマホだけでも音源を録音できますが、それでも動画撮影用マイクが別途必要な理由はより高音質で録音できるからです。動画の音質が悪いとユーザーに見られにくく、せっかくの内容も伝わりづらくなってしまいます。

 

シチュエーションに適したマイクを選ぶことが大前提

では、具体的にどういった基準でマイクを選べば良いのでしょうか。

ひとくちに「動画撮影」といっても、シチュエーションは様々です。静かな室内で1人を撮影する場合をはじめ、対談や座談会、屋外の撮影、歌のレコーディングなど多様な場面が想定されます。動画撮影用マイクには様々なタイプがあり、そういったシチュエーションに応じたマイクを選ぶ必要があります

すなわち購入前に、どういった動画を・どこで・どうやって撮影するのかをあらかじめ明確にしなければなりません。その上で撮影用マイクを選ぶとスムーズでしょう。

 

動画撮影用マイクの種類

撮影用マイクには様々なタイプがあります。まずはそれぞれの特徴について解説していきます。

 

スタンドマイク

スタンドマイクとは、簡単に説明すると「卓上やスタンドに固定して使うマイク」です。アーティストのライブ、カラオケ、パソコンに接続するタイプなど様々な場所で使われています。カラオケのマイクを想像するとわかりやすいのですが、そこまで大きい訳でもなく、手軽に使えます。有線形式だけでなく、ワイヤレスのものもあります。

スタンドマイクは、その中でも大きく分けて

  • コンデンサーマイク
  • ダイナミックマイク

の2種類があります。

コンデンサーマイクは楽器や歌のレコーディングに使用される場合が多く、感度が高くて耐久性は低いといえます。主に静かな室内で、細かい音もきれいに録音するような場面に最適ですが、「ファンタム電源」という専用の電源が必要になることも。

一方、ダイナミックマイクの特徴は、感度が低くて耐久性が高いのが特徴です。ライブやカラオケなど雑音が多い環境で、マイクの近くで発生する音を録音する場面で使われます。コンデンサーマイクのような専用の電源は必要ありません。初心者でも扱いやすく、汎用性が高いのが大きなメリットです。

2つの特徴は正反対とも取れるため、同じスタンドマイクでも用途に応じて選ぶ必要があります。

 

ピンマイク

クリップで襟に装着するタイプが多く、テレビの出演者などがつけているような小型マイクのことです。音質は楽器、歌などのレコーディングよりも、ナレーションや会話に適しており、襟などに装着できるので、動きながらでも使いやすいです。

また「単一指向性」という特徴があり、決まった方向以外の音を拾いづらい構造になっています。特定人物が屋外で動きながら話している場合など、動きの多いシチュエーションに向いたマイクといえます。

 

ガンマイク

銃の先のような形をしていることから、「ガンマイク」と呼ばれるようになりました。テレビ撮影などで、プロが特定の人物に向けて使用している場面などで使われています。

単一指向性で、特定の方向や距離の対象を録音するのに適していますが、使い方によっては音が上手く入っていなかったり、雑音を拾ってしまったりする場合があるので、扱いに少しコツが求められます。

対談動画やライブ動画のように、特定の方向を録音するようなシチュエーションに適しています。

 

ヘッドセットマイク

ヘッドホンにマイクが付いているタイプのものです。ヘッドホンから口元へマイクが伸びているので、手で持つ必要もなく利便性が高いです。例えばゲームのプレイ動画などにおいて使い勝手が良いでしょう。

商品によって差がありますが、ノイズ抑制機能があるタイプもあり、きれいに録音できます。

 

動画用マイクを選ぶポイント

ここからは具体的な動画用マイクの選び方のポイントを解説していきます。

 

音質・感度

マイクには音質だけでなく、「感度」という概念があります。「-○○dB」(デシベル)という単位で表し、値が大きいほど感度が高く、小さいほど感度が低くなります。例えば、-45dBと-48dBとのマイクでは前者の方が感度が良いです。
参照元:正面感度とはなんですか?|SONY

この数値が音質に与える影響は大きく、例えば感度の低いマイクを選んだら、録音する対象の音が小さくなってしまうこともあります。だからといって感度の良すぎるマイクを選ぶと、今度は必要のない音やノイズが多くなってしまい、クリアな音声を録音しにくくなります。

一般的な場面では、感度があまりにも良すぎるマイクより、低めのマイクを選ぶ方がきれいな音声を録音しやすいでしょう。

 

指向性

指向性とは「どの方向の音を拾うか」というマイクの概念です。録音するシチュエーションによって、選ぶべきタイプが変わってきます。ここからは3つの指向性に関して解説します。

 

・単一指向性
マイクから見て、1方向のみの音を拾うように調整されたマイクを指します。別名「カーディオノイド」といいます。方向は物によって変わりますが、例えばカラオケに置いてあるようなダイナミックマイクの場合、マイクの頭の方向を集音するように調整されています。試しにマイクの横から歌ってみると、音を拾いづらいことがわかるでしょう。

特定の人物の声、特定の方向の音を録音したいときは、単一指向性の動画撮影用マイクを使うと、目的の音をクリアに拾ってくれるのでおすすめです。

 

・無指向性
名前の通り、特に音を拾う方向が決まっていない、言い換えると全方向を集音するタイプのマイクです。「オムニ」や「ノンディレクション」とも呼ばれています。例えば、iPhoneは通話時に全方向の音を拾っているので、無指向性マイクです。

周囲の音まで拾ってしまうので、雑音の多い環境で使用すると、ターゲットの音声と周囲の音の区別がつきにくくなります。しかし、メリットとして捉えれば、1つのマイクで複数の方向の音を録音できると言い換えられます。複数人の会話や周囲の物音も録音したい場合などに力を発揮します。

 

・双指向性
2つの方向の音を拾うタイプのマイクです。「Figure8」や「ツインディレクション」とも呼ばれます。ラジオ番組など、2人で向き合ってトークする場面を思い浮かべると想像しやすいでしょう。前方からの感度が高く、後方からの感度が低いのも特徴のひとつです。

ここまでに様々な指向性のタイプがあることを解説しましたが、その中でも製品によってさらに細かく調整されています。単に単一指向性といっても、収音範囲が極端に狭いタイプがあったり、ガンマイクであればどの程度の距離の音を集音するかまで細かくタイプ分けされていたりします。

どのようなシチュエーションで録音するのかに加え、録音対象までの距離や集音する幅など、細部にまで考慮して動画撮影用マイクを選べば、クリアで満足度の高い音声を捉えられるでしょう。

 

周波数帯域・周波数特性

周波数帯域と周波数特性とは、普段はなじみの薄い用語だと思います。簡単に説明すると「集音できる音の高さの範囲」で、Hzという単位で表されます。

例えば人の声のような中音域を録音する場合は100~1000Hzが、ピアノ演奏での最高音域を録音したい場合は33Hzまで周波数帯域に対応した集音マイクが必要です。
参照元:音とは・音エネルギーと遮音特性・界壁の遮音特性|チヨダウーテ

周波数特性とは、入ってきた音に対してどのような性能を発揮できるかという各マイク製品の特徴を指します。販売されているマイクにも、周波数特性によって高音域が得意なタイプもあれば、低音域が得意なマイクもあります。用途に応じて周波数帯域・特性に注目して選ぶと良いでしょう。

 

接続方法

マイクの接続方法も1つだけではありません。複数のタイプがあることを把握しておき、カメラの接続端子と一致しているか確認してから購入しましょう。

 

・USBタイプ
パソコン本体に接続するタイプに多い端子です。別で電源を必要としない製品も見られ、手軽で利便性が高いです。

 

・3.5mmミニプラグ
主に家庭用の機器、もしくはPC本体との接続に使われる端子です。一般的な機器の音の入出力には3.5mmミニプラグが使われることが多いです。

 

・XLR
XLRケーブル(別名:キャノンケーブル)は、マイク以外でもスピーカーなどの接続にも用いられる接続端子です。ケーブルの耐久性が高く、質の高い音声を伝えられるという特徴があります。レコーディングやコンサートで使われる場合が多く、とことん音にこだわりたい人が使う、プロ仕様といえます。

 

有線無線と電源有無

次に、無線接続(ワイヤレス)と有線接続の違いやメリット、デメリットに関して解説します。まず、無線接続のメリットは「取り回しが良い」という点です。その名の通り、ケーブルでつなぐ必要がないので、動きの多い動画撮影で重宝されます。対してデメリットは、有線タイプよりも音質が劣る傾向があり、電池の残量も気を配る必要があります。

続いて、有線接続のメリットです。無線タイプに比べて音質で勝る傾向があり、録音対象が動かないライブなどでは有線タイプが主に使われます。ケーブルで直接カメラに接続されているため、充電などの必要がありません。有線タイプのデメリットは線で接続しているため、取り回しが悪い点です。

 

価格帯

3,000~30,000円程度が主な価格帯です。同程度の性能なら、有線より無線タイプの方が高くなる傾向があります。あくまで主な価格帯であって、性能を追求するとさらに高価な製品も販売されています。

後ほど動画撮影に適したマイクを紹介するので、シチュエーションと予算を考慮して、ベストなマイクを選びましょう。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: スクリーンショット-2021-12-03-23.44.36-1-1000x431.jpg

即購入に抵抗がある場合はレンタルも可能

すぐに高価なマイクを購入するのは抵抗があるかもしれません。そういった方は、機材のレンタルショップを確認してみることをおすすめします。様々なタイプのマイクを借りられ、実際に使って確かめられるので、より堅実に選択できるでしょう。

マイクだけでなく、そのほか必要になる機材や撮影・編集の要点については以下で詳しく紹介しています。

 

おすすめ動画撮影用マイク5選

ここでは、おすすめの動画撮影用マイクと価格帯の相場をご紹介していきます。

1. TASCAM ピンマイクレコーダー DR-10L(ピンマイク)

単5型の電池で動く、ピンマイク付きレコーダーです。感度の範囲も広く、小さい声から大きい声までを幅広く録音できます。また、デュアルレコーディング機能が付いていて、同時に音声のバックアップが可能です。

ピンマイクレコーダーの価格は2,000円~29,000円程度となっており、本製品はAmazonで21,000円程度であるため、機能を考えると適正だといえるでしょう。

 

2. Marantz Pro USBコンデンサーマイク(スタンドマイク)

USB接続で手軽に質の高い音声を録音できるマイクです。幅広い周波数帯域で低音~高音までを録音可能で、低ノイズ設計でノイズが入りにくいのも魅力のひとつです。また、iPhoneに直接接続して使用可能です(別途USBカメラアダプターが必要)。

専用のマイクホルダーも付いているので、安く手軽に、かつきれいに録音したい方におすすめです。

 

3. Behringer XM1800S XLRダイナミックマイク

とにかく安く、それなりの音質で録音できるダイナミックマイクです。5,000円程度で購入でき、3つもマイクが付いています。歌や楽器のレコーディングにはあまり向きませんが、音声録音の用途なら通用すると評価されています。とにかく安く済ませたい方におすすめです。

 

4. Sennheiser MKE-600(ガンマイク)

 

低ノイズ、かつ高い音質にこだわりたい方におすすめのガンマイクです。オプションで毛風防(マイクのカバーのようなもの)を装着することで、風のある屋外でも使用できます。ファンタム電源と単3電池両方に対応しており、コードレスで使用可能な設計です。


インタビュー動画を撮影したい方にはこういったガンマイクがおすすめで、ピンマイク等を複数台揃えるよりも、ガンマイクを購入した方が最終的に低いコストで、しかも高品質に録音できることもあります。

インタビュー動画を上手に撮影する方法を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

 

5. Behringer B-1 XLRコンデンサーマイク

ボーカル、楽器の録音向けの高音質コンデンサーマイクです。周波数帯域が広いので(20Hz~20kHz)、楽器から音声まで幅広く対応できます。なお、ファンタム電源が必要なので、屋外や動きの多い動画撮影用には向かないでしょう。

レビュー等を見ても非常に評価が良く、コストパフォーマンスに優れているといえます。また、カプセルを交換することで単一指向性、無指向性を切り替えられるため、状況に応じて柔軟に使用できます。

 

高品質な音源を活かした動画編集が肝心

臨場感のある動画を撮るなら、適切な動画撮影用マイクが欠かせません。さらに、きれいな音声で映像が撮れたら、次に行うのは動画編集です。しかし、動画編集ソフトが難しくて使いこなせないと、せっかくこだわった音声データが台無しになってしまうでしょう。そこでおすすめしたいのが、誰でも手軽にプロのような動画編集が行える「Video BRAIN(ビデオブレイン)」です。

企業向けNo.1動画編集サービスであるVideo BRAINは、初心者にも優しい直感的な操作画面を備え、約816万点にも及ぶ豊富な無料素材やBGM、テンプレートも自由に使えます。

録音した音声データをベストな形で完成動画に落とし込み、動画編集者の「こう伝えたい」という理想を叶えてくれます。

動画制作の内製化なら「Video BRAIN」

「Video BRAIN」は、プロが使うような編集機能で誰でも簡単に動画を作ることができる動画制作ツールです

 

まとめ

質の高い動画を作成するには、動画撮影用マイクを準備することが重要です。動画撮影用マイクには、様々な種類があり、特性や接続方法などが異なります。

マイクの選び方を間違えると思ったような録音ができません。想定したシチュエーションに応じて、マイクのタイプ、有線か無線か、ダイナミックマイクかコンデンサーマイクか、などを適切に決定しましょう。どのマイクを選べば良いのかわからない、という場合はレンタルショップで試しに借りてみたり、本記事でご紹介した製品を参考にしたりしてください。


 

この記事をシェアする