近年、法人や個人を問わず、多くの方が動画作成に挑戦されています。それに比例するように、動画作成ソフトも数多く開発されており、そのなかには、有料と無料のソフトがあります。
動画を今まで作ったことがないという方は、まずは無料ソフトを使ってみるという方が多いのではないでしょうか。
ただ、無料ソフトのなかには、作成した動画にロゴが挿入されるものがあります。ロゴが入ってしまうと、ちょっと残念な気持ちになるのではないでしょうか。
有料のソフトを使うことで、この問題を解消することができますが、「ロゴなしがいいけど、お金がかかるのは極力避けたい」という方はどうすればいいのでしょうか。
実は、ロゴが入らない無料ソフトもあります。この記事では、ロゴなしの動画を無料で作成できるソフトについて詳しくご紹介します。
これから動画作成を本格的に始めようと考えている方におすすめできる内容となっていますので、ぜひご覧ください。
目次
ロゴ・ウォーターマークとは?
まず「ロゴ」についてですが、これはウォーターマークとも呼ばれており、画面上に出てくる透かしのような文字のことを指しています。多くの場合、無料ソフトで作成した動画に見られるものです。
ロゴに対して、特に気にならない方は、どの無料ソフトを利用しても問題ないでしょう。
一方で、「ロゴがあると気になる」という方は、ソフトを導入する前に、ロゴが付くのか、付かないのかを確認しましょう。
ロゴ・ウォーターマークの役割
では、一体何のためにロゴが入るのでしょうか。ロゴはただ動画を邪魔するために入れられているわけではありません。ロゴには、コンテンツを保護するという目的があります。
ロゴを表示することで、無断転載の防止となり、製作者は権利を主張できるのです。また、ロゴが入るソフトには、動画作成時の機能にも制限がかけられていることが多いです。
ある程度のレベルの動画で十分だという方は、そこまで気にならないでしょう。一方で、自社の商品のプレゼンや採用活動など、重要な場面で動画を活用したいと考えている方にとっては、非常に大きな問題となります。
ロゴ・ウォーターマークなしの動画作成ソフトを利用するメリット
ロゴが入らないことで、動画の質が高く見えるというメリットがあります。ロゴが入ると、動画の見栄えという面でデメリットとなり、せっかく作った動画が少し残念な仕上がりとなります。
また、ロゴがないことにより、テキストやエフェクトの機能が活用できる点も大きいです。この2つは動画の質を高めるために、非常に重要な要素です。
その点にもこだわることで結果として、多くの視聴者に共感を与えたり、アピールしたりすることができるでしょう。
「無料ソフト」と「有料ソフト」の違い
最近では、無料ソフトでも有料ソフトに匹敵するような機能を持ち合わせているものが出てきています。無料ソフトでも十分に動画編集が可能です。
しかし、やはり無料ソフトは、テンプレートの数や搭載されている機能面で劣ります。有料のソフトの方が、質の高い動画を作成できるというのは、間違いないといえるでしょう。
まずは、無料のソフトを使用してみて、どのような制限があるのか、どういった点が特に不便を感じるかなどを、見極めるのも良いかもしれません。
ロゴ・ウォーターマークなしのおすすめ無料動画作成ソフト7選
では、ロゴが入ることなく、動画作成できる無料のソフトは、一体どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、厳選して7つをご紹介します。編集範囲や機能面がソフト毎に違うので、特徴と共に解説していきます。
AviUtl
AviUtlはWindow用に開発され、世界中で多くのユーザーに愛用されているソフトです。最大の特徴は完全無料にも関わらず、多くの高度な機能が使用できるという点です。
機能自体は比較的シンプルなので、初心者の方でもスムーズに操作できます。拡張プラグインの導入などを行うことで、より機能性を上げることも可能です。
AviUtlの魅力の1つが拡張性の高さであり、自分仕様にカスタマイズできます。ただ、拡張プラグインを導入し、使いこなすには、高度な技術が必要となるため、中~上級者向けのソフトとなります。このプラグインを利用することで、ロゴを消すことができます。
ソフトの特徴は以下の通りです。
・無料で利用可能
・シンプルな操作性
・拡張性が高い
・歴史が長い
・他のソフトとの互換性が高い
Shotcut
初心者でも扱いやすいのがShotcutです。Shotcutは幅広いOSに対応しているので、どのPCでも編集作業が行えます。オープンソースであるため、後に有料化さるという可能性も極めて低いため、おすすめです。
デフォルトで日本語対応しているので、利用している方も多いのではないでしょうか。特徴は以下の通りです。
・オープンソースで完全無料
・日本語にデフォルトで対応
・幅広いOSにも対応
・4Kの動画編集にも対応
Open Shot Video Editor
直感的に操作でき、扱いやすいソフトが、このOpen Shot Video Editorです。無料ソフトのなかでは、比較的機能は豊富で、様々な編集を行うことができます。
採用されている編集方法は、タイムライン編集というもので、初心者の方でもわかりやすい編集画面となっています。ただし、他のソフトと比較して容量が大きいため、少し動作が遅くなるという面も持っています。特徴は以下の通りです。
・初心者でも直感的に操作可能
・タイムライン編集を採用
・更新頻度が圧倒的に多い
・素材のファイル形式を変換せず読み込み可能
iMovie
iMovieはMacのみで扱える編集ソフトです。Mac製品には標準でインストールされているため、改めてインストールする必要はありません。
扱いやすい操作性で、編集した動画はそのままYouTubeへアップロードできます。完全無料にも関わらず、4Kの動画編集もできるので、Appleユーザーには非常におすすめです。特徴は以下の通りです。
・Apple製品でのみ使用可能
・IOS端末には標準装備
・基本的にはドラッグ&ドロップで編集可能
・動画の撮影&編集&投稿&共有まで、全てできる
Video Proc
Video Procはパソコン画面やカメラ画像の録画ができるという特徴を持ったソフトです。画質は8Kまで対応していて、他のソフトにはない特徴を持っています。
機能数はそれほど多くないので、簡単な動画編集を行いたい方におすすめのソフトです。Video Procは有料版もあり、有料版ではYouTubeやニコニコ動画などの動画投稿サイトから、無制限でダウンロードできるようになります。特徴は以下の通りです。
・動画編集初心者でも簡単に扱える
・有料版がある
・DVDデータの読み込みやコピーも可能
macXvideo
直感的な操作ができ、ショートムービーであれば、簡単に作成できるという特徴を持ったソフトです。
編集した動画をYouTubeやSNSにそのまま投稿できます。しかし、高度な機能は備わっていないという特徴もあります。
そんなmacXvideoは圧縮技術が優れており、映像の劣化を起こすことなく、データを圧縮できます。特徴は以下の通りです。
・機能はシンプルで高度な編集は不可
・データ圧縮技術に優れる
・アニメーションは作成不可
・編集した動画は動画投稿サイトに直接投稿可能
・4K動画に対応
Blender
Blenderは3DCGやアニメーションが作成できる珍しいソフトです。無料でありながら、多くの編集機能があります。
ただ、動画編集の際には、他のソフトにはない特殊な機能が多く、簡単に使いこなせるソフトではありません。
また、動画編集の際には、多くの容量を使用するため、ある程度スペックがあるパソコンを用意する必要があります。特徴は以下の通りです。
・3DCGやアニメーションの作成が可能
・扱いが難しく初心者向きでない
・ある程度スペックがあるパソコンが必要
まとめ
動画を作成するとき、ロゴが入らない方が、より高品質な動画に見えます。無料でもロゴなしの動画を作成できるソフトがあるので、ぜひ挑戦してみることをおすすめします。無料ソフトのなかでも、直感的に操作できるものや、初心者では扱いが難しいものまで幅広いので、自分に最適なソフトを見つける必要があります。
動画作成は作成ソフトを利用すると、初めてでも意外と簡単に作成することが可能となります。動画作成と聞くと、少しハードルが高いイメージがあるかもしれませんが、多くの企業でも動画作成の知識も経験もない方が担当として挑戦しています。
しかし、より本格的に動画編集をしたい場合や、生産性を高めたい場合は、有料ツールを使うといいでしょう。
なかでも、Video BRAINはAIを搭載しており、素材とテキストをマッチングしたり、豊富なテンプレートで動画のワンパターン化を防いでくれるため、おすすめできます。
多くの企業でVideo BRAINは活用されています。導入事例は以下サイトからご確認いただけますので、ぜひ参考にされてみてください。
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