動画の需要が高まったこともあり、さまざまな場面で動画を見る機会が多くなってきました。そんななかには、初心者が投稿したにもかかわらず、プロが撮ったとしか思えないようなおしゃれな動画を確認することもあります。
スマホの普及、性能の向上から昨今では、初心者でも簡単におしゃれな動画が撮れるようになっているからこそでしょう。しかし、プロのような動画を撮るには、ちょっとしたコツが必要です。
そこで本記事では、スマホでプロっぽい動画を撮影するコツ、おすすめアイテムについて詳しく解説していきます。
目次
そもそもスマホでプロっぽい動画は撮影できる?
実際のところ多くの人の心に刺さる動画を、身近なアイテムであるスマホで撮影することは可能なのかと疑問に思う方も多いでしょう。
スマホだけでプロっぽい撮影ができるのかといった点に関しては、結論からいえば「撮影できる」といえます。
昨今のスマホのカメラ・動画機能の性能を非常に高くなっているので、本格的な一眼レフカメラやビデオカメラでなくても、プロのような撮影は十分に可能です。
スマホのスペックが十分なのであれば、あとは動画を撮る腕、または被写体次第だといえるでしょう。
「プロ」と「素人」を分ける要素とは?
そもそもプロと素人を分ける垣根はどこになるのでしょうか。さまざまな要素を上げることができますが、1つの例えとなるのが、仕上げた作品をお金に変えることができるかどうかです。
プロフェッショナルがその道で食べていくことだと定義すれば、ギャラが発生するかしないかは大きな違いになります。もちろん、ギャラをもらう以上、素人とは異なり、プロには責任が発生する点も大きな違いでしょう。
しかし、クオリティだけはプロに負けていなくても、ギャラが発生しなければ素人だということにもなります。そう考えれば、素人でもプロ顔負けの動画を作ることは十分に可能になるといえるでしょう。
スマホでプロっぽい動画を撮影するコツ
では、早速スマホでプロのような動画を撮影するコツについて見ていきましょう。現在のスマホのカメラ機能は、十分なスペックを持っているので、あとは撮影時のコツを把握するだけで、すぐにでもおしゃれな動画を撮影することができます。
コツ1:「縦撮り」「横撮り」を駆使する
まず1つ目のコツとして、動画を撮影する際のスマホの向きが挙げられます。普段スマホを利用するとき、特に理由がない限り、縦向きで利用することが多いと思います。その延長上で、動画撮影の際も縦撮りをする方が多いのではないでしょうか。
しかし、縦撮りではネットやテレビに映した際に、動画そのものの大きさが不自然になってしまうことがあります。したがって、動画をネットにアップする際には、横向きで撮影したほうが、収まりがよくなるといえるでしょう。
もちろん、スマホのみで視聴する際には縦撮りでも問題ないので、動画を再生させたいデバイスによって、撮影方向を工夫することが大切です。
コツ2:手動でフォーカスする
写真を撮影する際、被写体にフォーカスするのと同じように、動画でも主役となる被写体にフォーカスする必要があります。基本的にはオートフォーカスで十分ですが、被写体を際立たせたいときなどは手動で調整してみましょう。
また、漠然と動画撮影を行うのではなく、何を主役にした動画なのかをはっきりさせることで、メリハリのついた動画にすることができます。
コツ3:動画用途に合わせた解像度設定を行う
動画を撮影する際のポイントのなかでも、動画の解像度は非常に重要なポイントといえます。カメラ機能にこだわりがあるスマホなら、この解像度の設定も自身で調整することが可能です。
基本の解像度として設定されているのが、フルHD(1920×1080ドット)となりますが、このまま動画を撮影すると、容量が非常に大きくなってしまいます。もちろん解像度が高ければ、画質の高い動画を撮影することが可能です。
しかし、撮影した動画をYouTubeにアップする場合は、リサイズされてしまうので、必ずしもフルHDである必要はありません。容量が大きければ大きいほど、それだけアップロードするにも再生するにも時間を要します。
動画の用途によって解像度を変更することは、ユーザーがストレスなく動画を視聴できることにもつながります。自分で楽しむだけではなく、人に見てもらう動画を作る際には、動画の質だけにこだわらないよう気をつけましょう。
コツ4:ホワイトバランスを調整する
動画撮影において、光を上手く活用することも非常に重要なポイントです。したがって、撮影時にはホワイトバランスにも気を配ってみましょう。
自然光と室内の光では光の色が異なります。また、室内だけで見ても、蛍光灯と間接照明では大きく色味が異なることは、みなさんもご存じかと思います。これら光の色を人の目は自動で補正しますが、カメラはそのまま撮影を行ってしまうので、ホワイトバランスの調整が重要になるのです。
こちらも基本はスマホのオート機能でカバーできますが、光が混ざった場所では、手動での調整が必要になります。都度ホワイトバランスに気を配ることで、より動画のクオリティを上げることができるでしょう。
コツ5:手ブレを防ぐ器具・三脚を用いる
スマホのように小さな機器で動画撮影をする際に、注意しなければいけないのが、どうしても発生してしまう「手ブレ」の問題です。撮影時には気にならなかったとしても、動画として視聴した際に、手ブレが気になることがあります。
手ブレ防止には脇を締める、壁や柱にもたれるなどの小技もありますが、安全性を担保するためにも、三脚などのアイテムの活用がおすすめです。
スマホ専用の三脚や、三脚機能がついた自撮り棒などが出ているので、使いやすいアイテムを活用していきましょう。
コツ6:アングル(角度)を工夫する
動画撮影の初心者が撮影時によく行ってしまうのが、一定の方向からだけで被写体を映してしまうことです。ずっと同じ角度から移すだけでは、動きのない動画になり、飽きがきやすくなってしまいます。
例として、インタビュー動画のように人物メインで撮る際を考えてみましょう。たまにアップにしてみたり、背景をメインにしたりするなどの動きを入れることで、より魅力的な動画に仕上げることが可能になります。
コツ7:短いシーンを複数撮影しておく
1度で1本の動画を撮りきってしまおうと考えるのではなく、短いシーンを複数撮影して、編集でつなげる方法がおすすめです。1度で1本の動画を撮りきってしまおうと考えると、撮影者も撮影される側も疲れてしまいます。
疲れてしまえば手ブレが起きやすくなったり、撮影される側のミスも多くなったりしてしまうものです。短いシーンを撮るだけであれば、双方の負担を最小限に抑えられるので、結果的にクオリティの高い動画作成への近道になります。
まとめ
スマートフォンの機能が向上したことから、機材面で素人とプロの違いは、あまりないといえるかもしれません。
あとは、動画撮影に必要な腕やセンスの問題です。しっかりとした動画編集を行うことで、よりクオリティの高い動画に仕上げるためにも、編集ツールにはこだわっていきたいところです。
Video BRAINは、動画編集の初心者の方でも編集そのものが楽しくなるような、直感的な操作を実現しております。まずは多くの企業様から頂いている導入実績をご確認いただき、導入を検討いただければ幸いです。
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