昨今、さまざまなビジネスシーンで動画作成へのニーズが高まっています。とはいえ、そのたびにシステム部門のエンジニアなど他の専門部署や他社に外注していたのでは、余分な時間やコストを費やすことになりかねません。
より手軽かつ簡単に、最低限のクオリティ水準を満たした動画を作りたいとお考えではないでしょうか。そんなときに頼りになるのが動画作成ソフトです。
この記事では、初心者のための動画作成ソフトの選び方を解説するとともに、初心者でも簡単に使えるおすすめの動画作成ソフトをご紹介します。
動画制作を始める前に大事なポイントを押さえておきたい、という方はこちらの資料もご参考ください。
目次
動画作成ソフトの活用シーン
動画作成ソフトは、さまざまなビジネスシーンで動画を活用するうえで非常に便利なツールです。例えば、次のようなシーンで重宝されています。
1.営業資料
動画でわかりやすく商品紹介やサービス紹介をすることで、印象に残るプレゼンを実現できます。
2.従業員教育・研修
動画を盛り込んだわかりやすいマニュアルを提供することで、新入社員への知識伝達をスムーズにでき、講師の負担を軽減することも可能です。
3.採用・求人
職場のイメージを候補者に分かりやすく理解してもらえるような動画を作ることで、他社との差別化を図り、質の高い人材を確保するためのツールとして活用できます。
4.プレスリリース
文字だけでは理解しにくいような難解な内容であっても、動画の資料を添えて配信することによって、より多くの人の目に触れやすいという点もメリットのひとつです。
5.CSR活動報告
重要な活動であるにもかかわらず、一般消費者に伝わりにくい性質があるCSR活動についても動画による報告資料を添えることにより、発信力を強められます。
動画作成ソフトの選び方
動画作成ソフトにもさまざまな種類があるため、初心者はソフト選びに悩むかもしれません。初心者が動画作成ソフトを選ぶ際のポイントについて、5つの観点から解説します。
直感的で使いやすい
画面上の操作が直感的で理解しやすいという点は、初心者にとって重視したいポイントです。
視覚的にわかりやすく、ドラッグ&ドロップで動かせるような操作性の高いソフトを選ぶとよいでしょう。
編集工数が少ない
編集の手順や工数が少なく、シンプルな動作で済むこともポイントのひとつです。
例えば、スマートフォンで動画を撮影してアップロードするだけで字幕まで自動生成できるなど、自動作成機能があることによって非常に使い勝手がよくなります。このような機能が豊富なソフトを選ぶことによって編集工数を減らすことができます。
特別な知識・スキルを必要としない
専門知識がなくともシーンの切り出しや強調したいシーンへ図形を挿入できるなど、直感的な操作のみで動画作成ができれば、初心者にとってのハードルが非常に低くなります。
初心者にとって必要以上の機能の存在は混乱の原因になってしまうので、多機能すぎず、簡単に使える基本操作のみを搭載したソフトを選ぶべきでしょう。
ただし、自分自身にとって必要な機能がついているかどうかはしっかり確認したうえでのソフト選びを心がけたいところです。
動画テンプレートの有無
初心者であっても、比較的少ない労力で動画を作る方法があります。それは、動画テンプレートを使った動画の作成です。
豊富な動画テンプレートを用意している動画作成ソフトを利用することによって、素材を入れるだけでクオリティの高い動画を作ることができます。
動画テンプレートを使うことによってテンプレートの中の映像素材の一部を入れ替えるだけで動画が完成するので、初心者が一から動画を作り上げようとするのに比べて早く、簡単に完成させることができるでしょう。
セキュリティリスクが低い
動画作成ソフトを選ぶときに特に注意したいのが、そのソフトの安全性です。特に無料でダウンロードできるソフトの中には、ウイルスやハッキングの原因になるようマルウェアが紛れているケースがあります。
悪質なソフトによる被害を受けることがないよう、セキュリティリスクが低くて信頼性の高いソフトを選ぶべきです。
また、無料動画作成ソフトを使う場合は、可能な限りユーザー数が多くて知名度の高いソフトを利用しましょう。利用者が少ないと、バージョンアップなどの対応が停止されてしまう可能性もあります。
Video BRAINなら初心者でも簡単に動画が作成できる!
Video BRAINは、初心者でも簡単に動画作成できると評判のソフトです。Video BRAINは、業界問わず国内のさまざまな企業で導入されており、実績と信頼性を兼ね備えています。
Video BRAINを利用すれば、用意した映像やテキストなどの素材をアップロードするだけで、動画が完成させることができます。
さらに、Video BRAINに搭載されているAIが素材と文章を自動でマッチングしてくれるおかげで、経験が少ない初心者にとっても簡単に制作を進められます。プロセスを自動化してくれるので、微細な編集や修正をしたい場合も、ワンクリックで実行可能です。
またVideo BRAINなら、デザインテンプレートやBGM、素材、使用できるフォントなども豊富に用意されています。ナレーションや効果音も複数使えるため、ハイクオリティな動画を制作できます。
専門知識がなくても操作しやすい画面なので、少ない労力で動画作成を進められます。
Video BRAINを有効活用することで、システム部門のエンジニアといった他の専門部署や外注業者に依頼せずとも、それぞれの部署で必要な動画を現場のイメージどおりに作ることが可能です。
Video BRAINを使って動画を自動生成すれば、工数も大幅に減らせるので、通常業務のなかで資料作成をする感覚で動画を作成できます。
料金は月額定額制になっており、制作本数も無制限です。
そのため、動画を何本作っても料金は同じなので、さまざまなビジネスシーンで動画を活用できるようになります。
無料の動画作成ソフトおすすめ10選
Video BRAINのように、自動生成できる動画作成ソフトはとても魅力的です。一方で、まずは無料の動画作成ソフトを使って、試しに自分で動画を作ってみようとお考えの人もいるでしょう。
そのような場合で気軽に使える、おすすめできる無料動画作成ソフト10種を紹介します。
シンプルな操作性が魅力の「Avidemux」
Avidemuxには複雑な編集機能はないものの、カットや結合、エフェクトの追加などができます。誰でも使える簡単でシンプルな操作性が魅力です。
AVIやMP4といった一般的な動画フォーマットに対応している他、MKV、MPCなどにも対応しています。ただし、DVDへの書き込みはできないのがマイナスポイントです。
[対応OS:Windows/Mac OS/Linux]
DVDの作成もできる「VSDC Free Video Editor」
VSDC Free Video Editor は、Windowsで無料で使える動画作成ソフトです。無料であるにも関わらず、透かしや広告なしで無制限に利用できるというメリットがあります。
さまざまな視覚効果や効果音を入れられ、インスタグラムのように簡単に使えるフィルターもかけられます。また、このソフト一つでDVDの作成まで可能です。
[対応OS:Windows]
パワフルで使いやすいオープンソースの「OpenShot Video Editor」
OpenShot Video Editorは、パソコンが苦手な人にもわかりやすく、操作も簡単な動画作成ソフトです。トリムやエフェクト、合成、スロー再生などもわかりやすい仕様になっているので初心者でも安心して使えます。
さらに、種類豊富なフィルターやビデオエフェクト、アニメーション機能も搭載しています。したがって、操作は簡単でありながら個性豊かな動画の作成も可能です。バージョンアップされるたびに操作性が向上しており、ますます使いやすくなっています。
[対応OS:Windows/Mac OS/Linux/Chrome OS]
マイクロソフトの動画作成ソフト「Windows ムービー メーカー」
Windowsムービーメーカーは、その名のとおりWMVフォーマットだけに対応した、Windowsのための動画作成ソフトです。
簡単な操作で画像を取り込んだり動画をつなげられたり、スムーズなトリミングやカットができたりするなど、初心者にも使いやすい操作性が魅力です。
簡単にナレーションやBGM、音楽を追加することもできます。
[対応OS:Windows]
Macユーザー向け多機能動画作成ソフト「iMovie」
iMovieは、Macに標準搭載されている動画作成ソフトで、クリエイティブなビデオフィルターやスペシャルエフェクトにより、簡単にハイクオリティな動画を作成することができます。
直感的な動画編集に適しており、ドラッグ&ドロップで簡単に動画をつないだり、BGMをつけたりといったことが可能です。
iMovieはMacのパソコン以外にiPhoneやiPadでも使え、その操作性の高さにも定評があります。クラウドストレージに保存できるため、iPad・iPhone・Macのいずれからも同じ動画作成に取り組むことができるのも便利です。
ただし、テロップやフォントは限られていて、あまり選べないところには物足りなさを感じるかもしれません。
[対応OS:Mac OS]
プロ並みの高機能な編集も可能な「Lightworks」
Lightworksは初心者から上級者まで幅広い人から支持されています。無料で使えるにも関わらず、非常に多くの種類の音声や画像が用意されています。自由に使えるストックビデオやミュージッククリップによって、プロ並みに洗練された動画を作成することも可能です。
4K・SDからHDフォーマットまで幅広い動画フォーマットに対応していて、解像度の高い動画ファイルやYou Tubeにも、簡単に共有することができます。
[対応OS:Windows/Mac OS/Linux]
ハリウッドでも使われるハイスペックな「DaVinci Resolve」
DaVinciResolveなら、ハリウッドでも使われるほどのハイスペックな動画編集機能を、無料で使用できます。基本的な動画編集機能に加えてVFXやモーショングラフィックス、カラーコレクションなどのプロ仕様の機能も充実しており、細かい編集にも対応可能です。
さらに、まるで音楽編集専門ソフトのようなオーディオ編集機能も持ち合わせている点も魅力のひとつと言えるでしょう。
Davinci Resolveは、サードパーティ製のプラグインやテンプレートを利用することもできるので、基本機能だけで満足できなくなった場合にはさらに機能を拡張することが可能です。
[対応OS:Windows/Mac OS/Linux]
音にこだわった動画作成なら「Shotcut」
Shotcutは本来、Linux向けの設計ですが、オープンソースの動画作成ソフトということもあり、MacやWindowsでも使用できます。
オーディオの編集オプションが充実しており、高度なオーディオフィルターやバンドパスフィルター・コンプレッサーにより、音にこだわった動画作成が可能です。
動画の切り出しに結合やテキストの挿入、明るさの調整など、機能性および操作性のいずれにおいても高く評価されています。
多彩なフォーマットをサポートしているので、MP4・MKV・WebMなど別形式のファイルにも対応可能です。
[対応OS:Windows/Mac OS/Linux]
CGや3Dの映像も作れる「Blender」
Blenderは、無料で3D制作ができるオープンソースの動画作成ソフトです。
アニメーションをはじめ、陰影をつけたり動きに合わせた編集もできたりするなど、高い機能性を持ち合わせています。
他の無料動画作成ソフトと比べると機能がたくさんあるため、その分初心者にはハードルが高いと感じるかもしれませんが、初心者から上級者まで幅広く使える柔軟なエディターだといえます。
[対応OS:Windows/Mac OS/Linux]
プラグインの組み合わせでハイスペックにもなる「AviUtl」
AviUtlは、AVIフォーマットのためのツールです。デフォルトの機能はシンプルなので、初心者にとっても比較的簡単に使えるでしょう。シンプルといっても、初心者が自分の頭の中のイメージを落とし込めるだけの機能性は充分に備えています。
プラグインを組み合わせることでフォーマットの種類が増えるため、シンプルな機能では物足りなくなった場合、強力な動画編集ツールへと進化させることも可能です。
専門的な機能まで使いこなせるようになれば、プロレベルのハイクオリティな動画を作成することも可能となってきます。
[対応OS:Windows]
まとめ
この記事では、初心者のための動画作成ソフトの選び方を解説し、初心者も簡単に使えるおすすめのソフトについてもご紹介しました。
まずは無料動画作成ソフトで動画を作ってみたいという場合、直感的に操作することが可能で、なおかつセキュリティ性の高いものを選んで使ってみるといいでしょう。
動画を自動生成してくれるVideo BRAINであれば、大幅に編集工数を減らすことが可能です。動画を活用したいさまざまなシーンに応じて、それぞれの現場で簡単に動画作成をすることができるでしょう。
動画はさまざまなビジネスシーンで欠かすことができないものになりつつあります。
ぜひ本記事を参考に、もっと気軽に、もっと簡単に動画を作成してみてはいかがでしょうか。
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