Twitterの広告には目的によってさまざまなキャンペーンがあり、課金されるタイミングもそれぞれ異なります。
自社の予算に応じて適切な入札タイプを選択することで、効率良くパフォーマンスの高い広告展開ができます。
今回は、Twitterのキャンペーン別の広告費用や入札タイプ、費用対効果を高めるポイントなどについて詳しく解説します。
目次
Twitterは拡散力の高さが魅力のSNS
Twittrは拡散性の高さが特徴で、ユーザーの興味・関心を引くツイートを投稿できれば非常に多くのユーザーに情報を届けることが可能です。ユーザーは「リツイート」の機能を使うことで、関心のあるツイートを自分のフォロワーと共有することができます。そして、共有されたツイートを見たフォロワーがさらにリツイートで自分のタイムラインに広めることで、連鎖的に情報が拡散されるという仕組みです。
また、お気に入りのツイートを保存する「いいね」機能でも、フォロワーのタイムラインにそのツイートが表示されることがあります。これによってさらに広範囲にツイートを広めることができるため、Twitterは認知拡大やCVに非常に有効なSNSであるといえます。
Twitterの広告費用は課金方式
Twitterに広告を出稿する際の広告費用は課金方式です。プロモトレンドなどのいわゆる純広告は固定の費用が発生しますが、多くは運用型広告で配信されているのではないでしょうか。広告の動画が再生される、アプリがインストールされる、リンクがクリックされて対象のページにユーザーが訪問するなどの目的を事前に設定し、その目的(アクション)が達成されるごとに課金が発生する仕組みになっています。
この場合、リツイートされた広告がきっかけで起こったアクションは課金の対象にならないので、費用対効果を上げるためにはなるべくリツイートによって広告が拡散されることが重要になります。
Twitterの広告費用には3種類の入札方法がある
Twitter広告の入札方法は3種類に分かれており、自由に選択が可能です。
自社の予算や目的に合った入札方法を選択しましょう。
自動入札
広告の目的や予算を設定することで、Twitterが自動的にもっとも効率の良い入札額を算出してくれる入札方法です。手間をかけずに課金額を最適化することができます。
上限入札単価
広告主が手動でアクション1回に支払う上限額を入力する入札方法です。
アクションごとに上限単価を設定でき、設定した金額を超えた広告は入札しないようにすることができます。
目標入札単価
1回のアクションに対して支払いたいと思う金額を設定し、1日の合計支払い金額を平均するとその金額になるべく近づくようにTwitterが自動的に調整する入札方法です。
1日の上限金額を設定しつつ、単価の高い広告を落札できる可能性を高められます。
【キャンペーン別】Twitter広告に課金されるタイミング
Twitter広告の課金のタイミングは、キャンペーンによって異なります。
ここではTwitterが提供している6種類のキャンペーンについて紹介します。
フォロワー数キャンペーン
広告によって獲得した新たなフォロワーの数に対して課金額が決まります。
たとえばユーザーが自分でアカウントを見つけてフォローするなど、広告を通す以外の方法でフォローされた場合や、フォロー以外のアクションが起こった場合は課金の対象とはなりません。
ツイートのエンゲージメントキャンペーン
広告ツイートによって発生したあらゆるユーザーのアクション(リツイート、いいね、広告クリック等)に対して課金されます。
ただし、広告が表示されるのみで、その他の反応がなかった場合は課金されません。
ウェブサイトのクリック数キャンペーン
広告内に掲載したリンクのクリック数に対して課金されます。
広告を表示するだけでリンクをクリックしなかった場合や、Twitterにログインしていたとしても広告を通して該当のウェブサイトを訪問していない場合は課金の対象外です。
プレロールの再生数キャンペーン
ユーザーが動画を視聴する前に流れる広告主の広告動画が再生された回数に応じて課金されます。
「動画が再生された」と見なされるための条件は3パターンあります。
- ・再生時間が3秒以上かつ端末のディスプレイに100%動画が表示された場合
- ・再生時間が2秒以上かつ端末のディスプレイに50%以上動画が表示された場合
- ・プレロール動画の50%以上が画面に表示された状態で6秒経過した場合
上記のどれか一つを選択できます。
アプリのインストール数キャンペーン
広告内のApp StoreまたはGoogle Playストアへのリンクからアプリがインストールされた数や、起動された回数に対して課金されます。広告を通す以外の方法でアプリをインストールした場合や、その他のアクションが起こった場合は課金の対象とはなりません。
動画の再生数キャンペーン
広告によって動画が再生された回数に応じて課金されます。「動画が再生された」と認定されるのは3つのタイプがあります。
- ・再生時間が3秒以上かつ端末のディスプレイに100%動画が表示された場合
- ・動画全体が画面に表示された状態で3秒経過した場合
- ・動画の50%以上が画面に表示された状態で6秒経過した場合
上記の3つです。またこれらのどれを選択しても、ユーザーが動画の拡大表示またはミュート解除を行った場合も課金対象となります。
Twitter広告の費用対効果をアップするためのポイント
Twitterを利用した広告の費用対効果を高めるには、いくつかの注意すべきポイントがあります。
ここでは、代表的な5つのポイントを紹介します。
目的によって適切なキャンペーンを選ぶ
広告の成果を十分に得るためには、その広告を配信する目的がどこにあるのかを明確に設定することが大切です。フォロワー数を増やしたいのか、自社のウェブサイトへの流入を促したいのかなど、目的によって選ぶべきキャンペーンも配信する広告の内容も変わってきます。
配信内容を常に刷新する
Twitterは常に最新のトレンドが話題になり続けるSNSなので、いつまでも古い情報のままではユーザーの関心を集められない広告になってしまいます。
配信する広告をなるべく新しい情報に更新することで、パフォーマンスの向上につなげましょう。
また、更新頻度を高めることによって、効果の上がらない他の広告の配信を減らすこともできます。
広告は1種類のツールにこだわらない
広告の成果はツールによって驚くほど変わる場合があります。
コンテンツそのものが魅力的であることはもちろん必要ですが、画像だけでは成果につながらなかった広告を動画に変更するだけでリンクのクリック率が大きく上がる場合もあります。
一つのツールにこだわらず、いろいろな角度からの見せ方ができないか検討することが重要です。
品質の高いクリエイティブを作る
Twitter広告は「入札した金額×クリエイティブの品質スコア」で決定されるため、品質スコアが高ければ高いほどクリック単価を下げることが可能になります。
ユーザーの興味関心に対する関連性が高く、反応が大きく、なおかつ情報の鮮度が高いほど品質スコアの評価が高まるので、クリエイティブを工夫して品質を上げることが大切です。
成果の確認と改善を繰り返し行う
定期的に成果を確認し改善点を洗い出すことで、広告のパフォーマンスを高めることができます。広告を配信したまま放置するのではなく、どの部分を改善するとより大きな成果を挙げられるのかの分析を行い、改善を施し、その結果を観察するというサイクルを繰り返して、より洗練された広告へとブラッシュアップしていきましょう。
まとめ
Twittrは拡散性が高く、上手に使えば大きな広告効果を得られるSNSです。費用対効果を高めるためのポイントに注意しながら、自社に合った入札方法とキャンペーンを組み合わせて広告を出稿しましょう。最初から大々的に広告を出稿するのが不安であれば、まずは少額の入札上限を設定して始めてみるのもおすすめです。
もし動画による広告をTwitterに出稿したい場合は、動画編集ツールの導入をおすすめします。動画制作初心者でも、簡単に高クオリティーの動画を作成できるツールもあるため、動画のブラッシュアップも手軽できます。
Twitter広告の効果を最大限に活かすため、ぜひツールの導入をご検討ください。
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