「ツイートにリンクを入れているのにアクセス数が少ない」などの課題を抱えている企業に向いているのが、Twitter広告のウェブサイトカードです。
ウェブサイトカードとは、ツイートにクリックするとリンク先に遷移する画像・動画を挿入できる広告方式のことです。
この記事は、外部リンクへの誘導に有効なTwitter広告のウェブサイトカードの特徴や仕様、メリット、設定手順などを紹介します。クリック率アップや売上向上などに役立ててください。
目次
Twitter広告のウェブサイトカードとは
Twitter広告のウェブサイトカードとは、自社のツイートのなかに動画や画像のコンテンツをカード形式で表示する広告方法です。動画・画像のどこをクリックしても指定URLに遷移するため、自社サイトなどにユーザーを誘導したいときに便利です。
Twitter広告のウェブサイトカードは2種類に分かれます。
ビデオウェブサイトカード
動画のウェブサイトカードです。
動画のどの位置をクリックした場合でも、Twitter内ブラウザが立ち上がり、動画が上部に表示され、動画の下にランディングさせたいページが表示されます。
ページ表示スピードも早くユーザーに与えるストレスは軽減できます。
また、動画によってはユーザーの注目を集めやすく、アピール力の高さが特徴です。
仕様については以下の通りです。
ツイート本文 | 半角280文字、全角140文字まで ※リンク先に23文字必要なため、実際は半角257文字、全角128文字まで |
ファイル | MP4またはMOV形式の動画(GIFはサポート外) 長さは15秒以下、容量は30MB未満が推奨 |
ビッドレート | 推奨動画ビットレートは1080pで6,000k、720pで5,000k 最大ビットレートは1080pで10,000k、720pで8,000k |
フレームレート | 推奨フレームレートは29.97fpsまたは30fps |
オーディオコーデック | AAC LC(ローコンプレキシティ) |
動画コーデック | 推奨は4:2:0の色空間に対応したH264、ベースラインプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル |
縦横比 | 横1.91:縦1か横1:縦1 |
タイトル | 最大で半角70文字、全角35文字まで 半角50文字、全角25文字以内に収めると、ほぼすべてのデバイスで全体が表示される |
URL | 任意のランディングページ(自社のホームページや広告サイトなど)を設定 |
イメージウェブサイトカード
静止画像のウェブサイトカードです。
動画に比べて訴求力は落ちますが、クリエイティブ制作が簡単です。
画像の一部をクリックすると外部サイトに遷移します。Twitterでは他の形式の画像広告もありますが、イメージウェブサイトカードのように画像をクリックしても外部サイトに誘導できません。
ツイート本文 | 半角英数で280文字、全角(日本語)で140文字まで ※ツイートにリンクを1つ含める場合23文字必要になるため、実際は半角257文字、全角128文字までになります。 |
ファイル | PNGまたはJPEG形式 BMPやTIFF形式が使えないことに注意 |
カード(画像) | 縦横比1.91:1の画像の場合は800×418ピクセル 縦横比1:1の画像の場合は800×800ピクセル いずれの場合も容量は最大3MB |
ウェブサイトのタイトル | 最大で半角70文字、全角35文字まで 半角50文字、全角25文字以内に収めると、ほぼすべてのデバイスで全体が表示される |
Twitter広告のウェブサイトカードを活用するメリットとは?
ここでは、Twitter広告のウェブサイトカードを活用するメリットを紹介します。
動画・画像のパワーで誘導率が高い
Twitter広告のウェブサイトカードは、動画・画像によって視覚的にユーザーにアピールすることが可能です。
内容がよく伝わっていない場合でも、一度注意を引くことで誘導率は大きく向上するでしょう。
通常のツイートに付けたURLがタイムラインに埋もれてしまうことなく、目立ちやすい・記憶に残りやすいといった特徴があります。
特に動画の訴求力は高いため、ウェブサイトカードでも増加傾向にあります。
動画制作は手間がかかると思う人もいるかもしれませんが、近年はインハウス制作向けのツールが充実しているため、簡単にビデオが制作できます。
気軽にクリックしてもらいやすい
Twitter広告のウェブサイトカードでは、カード内のどこをクリックしても設定した外部サイトへ遷移します。
面積が広いことから、スマホで閲覧していてもストレスなくリンク先へとジャンプできます。
通常のツイートでリンク先を挿入しても十分に成果が上がっていない場合は、ウェブサイトカードを試してみると良いでしょう。
Twitterによると、ウェブサイトカードがクリックされる確率は、投稿にリンク先を付けるのと比較し平均43%向上すると発表されています。
Twitter広告のウェブサイトカードの設定手順
Twitterでは、ビデオウェブサイトカードとイメージウェブサイトそれぞれにマニュアルが用意されています。
なお、キャンペーンと紐づけてユーザー属性をターゲティングする、予算(1日の上限額および総額予算)を設定することも可能です。
ここでは、手順を簡単に紹介します。
- Twitterの広告管理画面を開く
- 面上部メニューの「クリエイティブ」をクリックする
- 「カードライブラリ」画面のプルダウンメニューから、ビデオウェブサイトカードの場合は「ビデオウェブサイトカード」、イメージウェブサイトカードの場合は「ウェブサイトカード」を選ぶ
- 「ウェブサイトカードを作成」画面が表示されるので、動画または画像をドラッグ&ドロップ
- ビデオウェブサイトカードの場合:ヘッドラインやウェブサイトのURL、カード名などを入力して「作成」をクリックする
- イメージウェブサイトカードの場合:画面比率を選択し「トリミング」をクリックした後、ヘッドラインやウェブサイトのURL、カード名などを入力し「作成」をクリックする
- 「カードライブラリ」画面が表示されるため、作成した動画・画像のサムネイルを選択する
ツイートするテキストを入力する - ツイートするテキストを入力する
- 「ツイート」ボタンを押して広告用ツイートとして保存する
まとめ
Twitter広告の一つであるウェブサイトカードは、自社のツイートのなかに動画や画像のコンテンツを表示する広告方法です。
単にリンク先を挿入した場合と比較すると、約43%アクセス率が高まると言われています。
特に動画クリエイティブは商品をより印象的・魅力的に見せられます。
動画制作ツールも充実してきているので、これらも導入しながら上手にウェブサイトカードを使って誘導率を高めていきましょう。
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