青い鳥のアイコンで知られる「Twitter」は、140文字までのテキストや画像、動画などを手軽に投稿・共有できるSNSです。
日本国内における月間アクティブユーザーは4,500万以上で、10代が6.7%、20代で76.1%が利用しているというデータもあり、広告媒体としても非常に優秀です。
ここではTwitterに広告を出稿する手順や、確実に効果を出すために必要なことを紹介します。
参照:Twitterの月間アクティブユーザー数は日本で4500万超
参照:平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
目次
Twitter広告の始め方
Twitter広告を始めるにはまず、Twitterセルフサーブ広告専用の広告アカウントを作成する必要があります。
かつてはYahoo!広告からも出稿できましたが、こちらは2019年7月をもって提供が終了しました。
Twitterの広告アカウントは誰でも簡単に作成可能で、現在ビジネス用のアカウントを持っているのであればそこに紐付けて作成できます。
参照:Yahoo!プロモーション広告でTwitter広告をご出稿いただいていたお客様へ
Twitter広告の種類
まずはTwitter広告にどのようなものがあるのかをご紹介します。
1)プロモツイート
Twitterのもっとも基本的な機能である「ツイート」を使ってユーザーにアプローチする方法です。
タイムラインやプロモトレンドの検索結果などに表示されます。
「プロモーション」というラベルが付与される以外は通常のツイートと何ら変わりません。
ユーザーはプロモツイートに対し、リツイートやいいね、返信(リプライ)、「いいね」などが行えます。
また、テキスト内にリンクを設置することで、ユーザーを遷移させたいページへ誘導することも可能です。
広告アカウントから出稿できます。
2)プロモアカウント
フォロワーを増やしたいときに有効な、アカウントそのものをPRする広告です。
アカウントに興味・関心を持ってくれそうなユーザーの「おすすめユーザー」セクションや検索結果に表示されます。「プロモーション」ラベルによってほかのおすすめユーザーと区別されます。
3)プロモトレンド
設定したキーワードが、「話題を検索」のタブで見られるトレンド一覧の上部に表示される広告です。
すべてのユーザーの画面に24時間にわたって掲載されます。
プロモトレンドのキーワードから広告主のプロモツイートが見られるほか、一般ユーザーがプロモトレンドについてつぶやいたツイートも表示されます。
Twitter広告の中では大がかりなもので、広告アカウントから出稿することはできません。
プロモトレンドには「プロモーション」ラベルがつき、自然発生したトレンドと区別されます。
2020年1月には「プロモトレンドスポットライト」という新しいメニューも登場しています。
Twitter広告の配信手順
Twitter広告では、広告主の出稿目的に応じてさまざまな種類のキャンペーンが用意されています。
出稿する前にまず、「フォロワーを増やしたい」「動画の再生数を増やしたい」「ツイートからウェブサイトへ誘導したい」など、何のために広告を出すのかを明確にしておきましょう。
ターゲティングや掲載期間は後からでも変更・追加できます。
1)広告キャンペーンの目的を設定する
まずは広告キャンペーンの目的を設定します。
大まかに「ブランド認知度の向上」「検討」「コンバージョン」の3項目に分かれている中から適切なものを1つだけ選びましょう。
2)キャンペーンの詳細を設定する
管理のためにわかりやすいキャンペーン名をつけ、日別予算、総予算、キャンペーンを開始・終了する日時を設定します。
ペーシングは1日を通して均等に予算を使う「標準配信」と、日別予算が尽きるまでできるだけ早くインプレッションを獲得する「集中化配信」のどちらかを選びます。
3)広告グループを設定する
広告グループでは、グループごとに予算の使い方や配信期間、ターゲティングなどを細かく設定可能です。 1つのキャンペーンに対して最大100グループまで作成できます。
複数の広告グループを作成することで、1つのキャンペーンの中で予算を分けて管理したり、期間を分けて出稿したりといった運用ができます。
4)クリエイティブを選択する
クリエイティブとは広告に掲載する画像や動画、テキストのことです。
プロモーションに使用したいツイートを選択し、キャンペーンに使う画像をアップロードします。
情報の更新が速いTwitterでは、クリエイティブをこまめに更新し、コンテンツの新鮮さを保つことが重要です。
5)プレースメントを設定する
Twitterの画面の中でプロモーションを表示させる場所を選びます。
その後支払い情報などの入力を済ませば、スケジュールと予算に沿って広告が配信されます。
ご希望であれば、Twitter外のAudience Networkにも配信することができます。
Twitter広告を出すときに注意しておくこと
Twitter広告の特徴は、オーディエンス(広告の受け取り手)を詳細に設定できる点です。
オーディエンスの条件には、特定のアカウントをフォローしているユーザー、もしくは、そのフォロワーと似ているユーザーをターゲティングすることが可能です。
このTwitter独自のターゲティング機能を活用することにより、「野球が好きな20歳以上の女性」「オンラインゲームについてツイートしている13歳から54歳の男女」など、年齢、性別のほか、ユーザーの興味・関心、特定のキーワードなどを指定できます。
このため、最大限の効果を得るには、広告の目的とターゲットをあらかじめ明確にしておくことが必須です。
そのうえでターゲティングに合わせたクリエイティブを用意しましょう。
「目的」「ターゲット」「クリエイティブ」の3項目の方向性にズレがあると、逆にブランドイメージ低下などのマイナス効果を生むこともあります。
Twitter広告で成果をあげるには、まず広告全体のベクトルを定めておくことが重要です。
まとめ
シンプルな広告を手軽に出稿できるTwitterは、初めてSNSに広告を出すという企業におすすめできる媒体です。
しかしユーザー数が多いぶん、やみくもに出稿していてはコアターゲットのユーザーに届けることができません。
広告を掲載する目的や、届けたいユーザー層を見定めたうえで出稿・運営しましょう。
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