Twitterのタイムラインに表示される広告、「プロモツイート」。
プロモツイートはユーザーへリーチしやすく、拡散も見込めるTwitter広告の一つです。
この記事では、プロモツイートについて解説していきます。
プロモツイートの効果やメリット、料金形態などについてもまとめていくので、プロモツイート導入の参考にしてください。
目次
プロモツイートとは?
プロモツイートとは、Twitter広告の一つです。
Twitterを使用しているユーザーにリーチすることが可能となっています。
プロモツイートの特徴は、次の2つです。
- 通常のツイートに混ざってタイムラインに表示される
- 「プロモーション」という表記がされる
Twitter広告にはプロモツイートのほかにも、「プロモトレンド」と「プロモアカウント」があります。
プロモツイートの料金形態
プロモツイートの料金形態について解説していきます。
プロモツイートはオークション形式の料金形態となっています。
広告を出稿するだけでは課金は発生されず、ユーザーからのアクションがあったときに課金される仕組みです。(ここでは動画視聴についてもアクションとしてとらえています)
課金からオークションまでの流れを見ていきましょう。
1)課金のタイミング
Twitter広告では事前に「キャンペーン」と呼ばれる目的を定めます。
キャンペーンとは、そのプロモツイートで達成したい目的のことを指します。
たとえば、「フォロワーの取得」や「ツイートのエンゲージメント(リツイートやいいねなど)」などです。
これらのアクションを、「請求可能なアクション」と呼びます。
この「請求可能なアクション」が起こったときに課金が発生します。
「フォロワーの取得」を請求可能なアクションとしたならば、フォロワーが増えたときに課金される仕組みです。
2)入札方式
課金は3つの入札タイプから選ぶことが可能です。
「自動入札」、「上限入札単価」、「目標入札単価」があるので、経験や予算に合わせて選びましょう。
3)自動入札
予算内の最小限の費用で最大の効果が得られるように、入札額が最適化されます。
広告主の経験を問わずに使えるので、Twitter広告が初めての方にもおすすめです。
4)上限入札単価
広告主が、各請求可能なアクションに支払ってもよい金額を決めます。
必ず設定した入札単価で収まるというわけではなく、多少上振れて課金されることもありますので、その点は理解しておいた方がいいでしょう。
5)目標入札単価
「フォロワー獲得」と「WEBサイトへの誘導またはCV」のキャンペーンにて選択できる入札方式です。
それぞれのアクションごとに金額を設定しておくことで、1日あたりの課金額が平均するように最適化されます。
しかし、目標単価を低く設定すると広告自体が表示されないことがあります。
オークション
選択した入札タイプによって入札されると、オークションがおこなわれます。
競い合うのは、同じオーディエンスを対象としたプロモツイートです。
たとえば、プロモツイートのターゲティングを「化粧品関連」に設定した場合は、同じく「化粧品関連」をオーディエンスとした他社のプロモツイートと競り合うことになります。
オークションで落札できると、プロモツイートが広告として掲載されます。
ただし、広告の掲載は入札額だけでは決まりません。次の品質スコアも考慮されます。
- Resonance(共感度)
- Relevance(関連性)
- Recency(鮮度)
プロモツイートの品質をあげることで、入札額を抑え、広告が掲載されやすくなります。
プロモツイートを出稿できる場所
プロモツイートは、ターゲットユーザーのタイムラインや検索結果ページの上部、特定のプロフィール、プロモトレンドの検索結果となどさまざまな場所に表示されます。
「プロモーション」と表記される以外は通常のツイートと同じなので、いいねやリツイートをすることも可能です。
プロモツイートの質を向上させるクリエイティブ
プロモツイートの内容は、自由に設定することが可能です。
しかし、その効果をあげるためには、内容を練らなければいけません。
たとえば、テキストだけのプロモツイートでは、せっかくユーザーのタイムラインに表示されたとしても注目を引きにくく、広告効果が見込めません。画像やハッシュタグを使い、目を引きやすく拡散を狙えるプロモツイートにすることで、広告効果を上げられるのです。
プロモツイートの効果を上げるために上手く使いたいのが、「カード」という機能です。
「カード」を活用することで、プロモツイートに画像やカードなどを添付し、通常の投稿よりもリッチな見せ方をすることができます。
クリエイティブは、次の内容から選択可能です。
1)プロモテキスト
英語で280文字、日本語で140字のテキストを使用したツイートです。
テキストのみのツイートは目を引きにくいので、画像やカードなどを使うのがおすすめです。
2)プロモイメージ
テキストと画像を合わせたツイートです。
エンゲージメントの向上が期待できるほか、幅広いユーザーにリーチできます。
3)プロモビデオ
動画とテキストを組み合わせたツイートです。
こちらもエンゲージメントの向上が期待できます。
4)カード付きのツイート
タップすることでそれぞれのコンテンツに移行できるカードを挿入できます。
カードにはいくつかの種類があります。
- 画像カード
- WEBサイトカード
- アプリカード
- 動画カード
たとえばアプリカードなら、タップすることでアプリのインストールページに移動などのアクションをすることが可能です。
テキストのみのツイートでは140文字以内に、リンク先なども入力する必要がありましたが、カードを活用することで、カード自体にリンク先を付与することができます。
そのため、カードを付けることで、広告効果の向上が期待できます。
5)カンバセーショナル広告
ハッシュタグを含んだ選択肢を設けることができます。
ユーザーが選択肢をタップすると、ハッシュタグを含んだツイートを投稿できるようになります。
大勢のユーザーが選択肢をタップし、ハッシュタグを含んだツイートをすることで、ハッシュタグがトレンドに上がることもあります。
参照:広告クリエイティブの仕様
プロモツイートの効果・メリットとは?
プロモツイートにはさまざまな効果やメリットがあります。
1)ユーザーによる情報の拡散が見込める
プロモツイートは通常のツイートのようにタイムラインに流れます。
また、いいねやリツイートが可能なので、ユーザーによる拡散が見込めます。
ついでながら、拡散された広告にエンゲージメントされたとしても課金はされません。
オーディエンスとして選択したユーザーが拡散した場合は課金されますが、拡散されたプロモツイートをほかのユーザーが拡散した場合は課金されません。
このことから、予算に対して、影響力が大きい広告といえます。
2)狙ったターゲットに情報を伝えらえる
どのようなユーザーのタイムラインに掲載するのかを詳細に設定できるので、狙ったユーザーに情報を発信できます。
3)潜在ユーザーを獲得できる
プロモツイートが拡散されれば、ターゲティングしたユーザー以外の目にも入ります。
そのユーザーがプロモツイートに関心を持ち、アカウントをフォローする可能性もでてきます。
潜在ユーザーを増やすことにもつながります。
まとめ
ここまで、プロモツイートについて解説してきました。
プロモツイートは、狙ったターゲットに情報を届けられる事や潜在ユーザーの獲得、ユーザーによる情報の拡散が見込めるなど、さまざまなメリットがあります。
また、これらの効果がありながらも、少ない予算で始めることができま、プロモツイートの内容次第では、多くの拡散も見込めるでしょう。
プロモツイートは広告として有効な手段ですが、プロモツイートだけでなく、プロモトレンドやプロモアカウントも同じく効果の高い広告です。
それぞれの効果やメリットを把握し、目的に合う広告を使用する必要があります。
どの広告がより効果的なのか、それぞれ試してみるとよいでしょう。
プロモトレンドやプロモアカウントと併せて、プロモツイートの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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