Twitter広告を運用する上で、CTRは避けて通れません。CTRを分析することで、広告の改善にもつながります。
「Twitter広告で上手く成果が出せない」「Twitter広告の効果が発揮できているかを知りたい」といった場合は、CTRやCPC、CVRなどさまざまな項目を精査していく必要があります。
この記事ではCTRに重点をあててご説明します。CTRが低い場合の改善策も紹介していくので、参考にしてみてください。
目次
CTRとは?
CTR(Click Through Rate)とは、広告のクリック率のことです。
インプレッション数(広告が表示された回数)のうち、広告がクリックされた回数の割合を示しています。
計算式は、CTR=クリック数÷インプレッション数×100です。
CTRをチェックすることで、広告がどの程度ユーザーの興味・関心を惹けたかがわかります。
掲載した広告がきちんと効果を発揮しているのかを計れる指標にもなるので、CTRのチェックは大切です。
Twitter広告のの平均CTRは1.51%ほどといわれています。
そのため、まずは1.5%程度のCTRを目標として広告を作成すると良いでしょう。
とはいえ、カテゴリや配信するクリエイティブによっても平均値は変わってくるので、カテゴリに合わせた適切なターゲティングやクリエイティブの設定が大切です。
広告を制作したらCTRを計測し、そのCTRを基準として適切に目標を定めましょう。
参照:Twitter Ads CPM, CPC, & CTR Benchmarks for Q1 2018
CTRが向上しない理由とは?
「Twitter広告を導入したものの、思ったように成果を出せない……」そんなときは、その原因を考えましょう。
ここでは、どのような場合にTwitter広告の効果が出にくいのかを紹介していきます。
1)適切なターゲティングができていない
ターゲットを明確にしなければ、「誰に」「何を」届けるのかという指針が立てられません。
ペルソナを設定し、ターゲットを明確にしましょう。
複数のターゲティングをする場合は、それぞれのターゲティングに対する効果を測定し、最も効果的なターゲティングを中心に広告を配信しましょう。
また、ターゲティングが広すぎたり狭すぎたりしてもいけません。
ターゲティングが広すぎれば広告の訴求力は下がってしまいますし、狭すぎればインプレッション数が下がってしまいます。
2)クリエイティブのインパクトが薄い
Twitter広告はクリエイティブのクオリティが訴求力に直結します。
画像や動画などを使い、インパクトのある広告を作ると良いでしょう。また、カンバセーショナルカードやオリジナル絵文字など、二次拡散を狙ったクリエイティブも試してみましょう。
3)拡散力が低い
Twitter広告の強みは、二次拡散を狙えることです。
二次拡散が大量におこなわれることで、入札金額以上の広告効果を発揮します。
そのため、拡散したくなるような広告を作ることも大切です。
4)タイムラインに馴染んでいない
Twitter広告の特徴の一つに、通常のTwitterに混ざってタイムラインに表示されるという特徴があります。
そのため、タイムラインに馴染むような広告を作ることを心がけましょう。
Twitterは他SNSと比較してもユーザーとの距離感が近いと感じられる媒体特性があるため、共感を得やすい言葉を使ったり、適度に口語体を使ったりと、タイムラインに馴染ませる工夫をしましょう。
広告の効果測定方法
広告効果をさらに上げるためには、広告の効果測定を適宜おこなう必要があります。
Twitter広告の効果測定は「キャンペーン管理画面」と「ツイートアクティビティ管理画面」にておこなうことが可能です。ここでは、それぞれについて解説していきます。
1)キャンペーン管理画面をチェックする
キャンペーン管理画面では、次のデータを確認することが可能です。
- インプレッション数
- キャンペーンの目的に対するアクション
- エンゲージメント率
- CPA(目的へのアクションにかかる平均コスト)
これらの内容を、「目的別」「キャンペーンごと」「ツイートごと」「ターゲティングごと」にチェックできます。
2)ツイートアクティビティ管理画面をチェックする
ツイートアクティビティ管理画面は、ツイートパフォーマンス最適化に役立つデータを見ることができます。
チェックできるデータは次の項目です。
- 通常のツイートとプロモツイートのインプレッション数とエンゲージメント
- 月ごとのパフォーマンス
- ツイートのプレビューとエンゲージメント測定データの詳細
これらのデータは、CSVとしてエクスポートすることが可能です。
近年は動画広告にも注目が集まっている?
Twitter広告のCTRを上げるためには、クリエイティブに注力することが大切です。
クリエイティブには、画像やカンバセーショナルカードなどさまざまなものがありますが、近年では動画広告も注目されています。
動画広告は情報量が多く、ユーザーの目に止まりやすいという性質から広告効果の向上が期待されています。
まとめ
Twitter広告のCTRを向上させることで、広告の効果を上げることができます。
まずはCTRの目標値を定め、その数値を目指してTwitter広告を作るようにしましょう。
なかなかCTRが向上しない場合は、キャンペーン管理画面やツイートアクティビティ管理画面などを使って広告の問題点を分析します。問題点を解決していくことで、効率的な広告運用を目指しましょう。
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