今や世代によっては、テレビを見るよりもインターネットやSNSを見ている時間が長いといわれる時代です。
このような背景のもと、企業にとってTwitterをはじめとするSNSを使った広告は必須のツールです。
この記事では、Twitter広告の種類やクリエイティブ制作のポイント、ターゲティングのコツについて解説していきます。さらに後半では、Twitter広告の効果をアップするための動画を使ったクリエイティブのメリットについてもご紹介していきます。
目次
どんな広告を出せるの?Twitter広告のクリエイティブの種類
Twitter広告には、さまざまな種類があります。実際にどんなものがあるのかご紹介していきます。
1)プロモツイート
通常のツイートと同じような形式で広告を出すのが、プロモツイートです。
プロモツイートには複数の種類があり、オーソドックスなタイプとして、テキストだけを使った「プロモテキスト」、テキストにプラスして画像をセットで使う「プロモイメージ」「プロモGIF」などがあります。
また、直接自社アカウントへのフォローを促す「プロモアカウント」や、少し趣向を変えたものでは、ユーザーに投票に参加してもらうことで広告効果を狙う「プロモ投票」と呼ばれるものもあります。
2)動画
Twitter広告では、動画を使った広告も配信できます。
「プロモビデオ」では、ツイート本文と動画の組み合わせで広告が配信できます。テキストや静止画だけの広告よりも動画を使った広告は、ユーザーの目にとまりやすい傾向があり、より高い広告効果が期待できます。
また、ライブ動画をそのまま広告として配信できる「プロモライブビデオ」という機能もあります。
イベントやキャンペーンなどと組み合わせれば、旬の情報をそのままプロモーションとしてユーザーに届けられます。
3)カード
カードはテキスト、静止画や動画に加えて、リンク誘導やアクションを促すボタンなどがセットになって表示されるTwitter広告です。
ユーザーを自社サイトへ誘導する「ウェブサイトカード」、ユーザーにアプリのインストールを促す「アプリカード」、広告から直接問合せを促す「ダイレクトメッセージカード」など、具体的にユーザーの行動に結びつけられるのが特徴です。
4)ブランド
Twitter広告には、効果的にブランド認知を高める機能も用意されています。
代表的なものは「ブランド絵文字」です。企業の名前や商品名をタグづけてツイートすると、企業が設定した絵文字がハッシュタグの後ろに自動的に表示されるものです。
この機能はハッシュフラッグと呼ばれ、遊び心とともにユーザーのブランドへの愛着を引き出す施策が可能です。
効果を出すにはどうしたらいい?Twitter広告のクリエイティブの作り方
Twitter広告を出すのなら、効果の期待できる広告を出したいと思うのは当然です。
ここからは他の広告やツイートにも埋もれないようなクリエイティブを作るためのポイントをご紹介していきます。
1)一瞬でユーザーの興味を引くことを意識する
Twitterは、そもそもじっくり読むメディアではありません。
広告を出したとしても、なんのサービスかわからない、よく読まないとわからないような内容ではユーザーに読み飛ばされてしまいます。
共感やインパクトを与えるキャッチコピーやアイキャッチとなる画像や動画を駆使して、ユーザーの目に留まるような工夫をしましょう。
2)具体的なメリットを伝える
ユーザーの目に留まったとしても、具体的な内容がなければユーザーは広告から離れていってしまいます。
期待する行動につなげていくには、サービスや商品についての具体的な情報が必要です。
値段や期間、他社と比べた時の優位性、キャンペーン情報など、具体的な数字や表現でユーザーに伝えるようにしましょう。
3)ユーザーにとってほしい行動を明確に伝える
認知を目的とした広告以外では、広告の目的は「ユーザーに行動してもらう」ことです。必ずユーザーにしてほしい具体的で明確な行動を促す言葉を入れましょう。
具体的には「今すぐ資料請求する!」「サンプルをもらう!」「今すぐダウンロード!」などの文言です。
ユーザーが迷わず行動できるような文言を意識するようにしましょう。
誰に届ければ効果があがる?Twitter広告の ターゲティングのコツ
クリエイティブと同様にTwitter広告の運用で、重要な要素となるのがターゲティングです。
ここではTwitter広告におけるターゲティングのコツについて解説していきます。
1)ユーザーを深く知るためにリサーチをする
ユーザーについて深く知ることはマーケティングの基本です。
自社のユーザーがTwitterでどのような行動をとるか、何に興味をもっているか、どんなキーワードで検索をしているかなど、意識的にリサーチするようにしましょう。
「自社製品に興味がありそうな人は、他社のこんな製品も気にしている」といった関連性を見つけて、ターゲティングの糸口が見つかる場合もあります。
2)ターゲットをグループに分けて広告を配信する
ターゲティングは最初からピンポイントで決められるものではありません。
ターゲットをある程度まで絞ったら、仮説を元にターゲットごとにグループを分けて広告運用をしましょう。
オーディエンスの特性を使えば、年齢や性別、関心事など、さまざまな要素でフィルタリングが可能です。
グルーピングをしたうえで次に紹介するテストをすれば、徐々に効果を見込めるターゲットを絞り込んでいけます。
3)ターゲティングとクリエイティブの組み合わせをテストして改善サイクルを回す
SNSの広告運用で欠かせないのが、テストと改善です。コンバージョン率が悪く「ターゲティングを外しているかも」と思っても、クリエイティブを変えてテストをすれば反応が良くなった、ということはよくある事です。
自社に最適なターゲティングを探し当てるには、地道にテストをして、パフォーマンスを測定しながら改善していくことが必要です。
もっと関心をひきたい!ユーザーを引き付ける動画を使った広告のメリット
Twitter広告では、いかにユーザーに広告の印象を残すことが大切かということは前述した通りです。
そこで今、注目を集めているのが動画を使った広告です。動画は目に留まりやすいというメリット以外にもさまざまなものがあります。
1)文字や静止画と比べると圧倒的な情報量が短時間で伝えられる
動画で伝えられる情報量は、文字の数千倍ともいわれています。
文字や画像だけで説明しようとすると長々とかかってしまう内容も、動画であればほんの数十秒で伝わる場合もあります。
また、動画を見ることは読むよりも受動的でいられるので、ユーザーにとっても受け取りやすいスタイルともいえます。
2)臨場感が増すことで、ユーザーの疑似体験や刷り込みができる
動画を使えば、音楽や動き、アニメーションなど多様な表現にのせて利用した時のイメージを喚起したり、その商品で味わえる雰囲気を表現したりできます。
動画を通じて臨場感を持ちながら商品やサービスの疑似体験ができるので、結果としてユーザーの印象に残りやすくなるメリットがあります。
3)視覚プラス聴覚にもアプローチできるからどんな状況でも効果的に興味が引ける
動画の利点は、聴覚にもアプローチできる点です。
スマートフォンやパソコンの画面からちょっと目を離しても、動画であれば耳にメッセージを届けられます。
また、使われている曲が印象的だったり、話が面白かったりすれば、それだけでも商品を印象付けられたり、感情に訴えられるのも動画の利点です。
4)従来の方法に比べると安価に様々なメディアに動画広告を展開できる
今までにも、動画を使った広告はありました。テレビのコマーシャルは、その代表例でしょう。
Twitterの動画広告はテレビのコマーシャルに比べると安価に、より細かくターゲティングをセグメントして配信できます。
さらに一つ動画素材を作れば、他のSNSやメディアにも幅広く流用できるのも動画広告のメリットです。
まとめ
最近では、動画作成自体にもコストをかけずに作れる便利なツールも数多くあります。
今までは制作や広告料のコスト面からテレビコマーシャルを打てなかったような企業も、大手企業と同じ舞台で動画広告を展開できる時代になったともいえます。
この機会に動画を使ったTwitter広告にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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