Twitter広告のコツ!キーワードターゲティング編

4大SNSの一つとしてマーケティングの分野でも活躍が期待されるのが、Twitterです。
特に、Twitterならではの多彩なターゲティングは、多くの企業の注目を集めてきました。的確なターゲティングが行えれば、広告の効果をより引き出しやすくなるからです。
しかし、さまざまなターゲティング方法があると、何を選択しどのように活用すればよいか迷ってしまうこともあると思います。

今回は、Twitter広告のキーワードターゲティングに関して、特徴や活用するためのコツを詳しく解説します。

Twitter広告のキーワードターゲティングとは

Twitterでは、ユーザーによるクリックやいいね、返信や検索などのアクションが記録されています。
キーワードターゲティングとは、そのようなユーザーに関する情報をもとに、関連性が高いターゲットに向けて広告を掲載する方法です。
「検索」と「タイムライン」の2種類のキーワードターゲティングが利用できます。

検索

検索では、ユーザー自身が最近検索したキーワードをもとにターゲティングを行います。
ユーザーが検索するキーワードは、興味・関心やニーズにマッチした言葉です。
必要としている情報を求めている時に提供することで、より高い広告効果を得ることができるでしょう。
イベントや行事、キャンペーンなどのタイミングでキーワードターゲティングを活用するのもおすすめです。

タイムライン

タイムラインでは、最近ツイートされた内容や反応を示したツイートのキーワードをもとにターゲティングを行います。
ツイートには感情をダイレクトに表した言葉が多く、ユーザーの今の気持ちが反映されます。
そのため、ユーザー自身もまだ認識していない潜在的なニーズに気付くことができ、より早い段階で潜在層にアプローチが可能です。
また、ユーザーが最近エンゲージメントをしたツイートに使用されているキーワードにも反応します。

活用ポイント

Twitterでは、ターゲティングしたいキーワードを最低でも25個追加することが推奨されており、キーワードをまとめて追加もしくは除外することができるため、より効率よくターゲティングができます。
ターゲティングタイプがキーワードだけの場合、キーワードを多めに設定すると良いでしょう。
なお、追加したキーワードには、関連用語や活用形、話し言葉や類義語、入力ミスなどもマッチするように設定されています。

参照:Twitter「キーワードターゲティング」

有効なキーワードを見つける方法

有効なキーワードを見つける方法

それでは、実際にどのようなキーワードを設定すれば良いのでしょうか。
Twitterのキーワードターゲティングでは、ツイートや「いいね」に現れる感情から潜在的なニーズを読み取ることがポイントです。

ここでは、有効なキーワードを見つける具体的な方法を解説します。

Twitterならではの表現を想像する

Twitterのツイートの特徴は、その時の感情や思考を表現したものが多いです。
話し言葉もそのまま使われるため、どのような状況・気持ちのときに商品を魅力的に感じるかを想像してみましょう。ユーザーの立場に立って考えることが必要不可欠です。

例えば、サプリメントの広告を掲載するとします。
サプリメントの成分や名前を直接検索するのは、自身でニーズに気付いている証であり、最も行動につながる確率の高いターゲットといえます。

しかし、なぜサプリメントについて調べようと思ったのか考えてみましょう。
「最近なかなか疲れが取れなくてしんどいけれど、元気になるための何か良い方法はないだろうか」や「仕事が忙しくて食事が偏っているから栄養バランスが心配」など、検索をした理由にはさまざまなことが考えられます。
そのような場合、サプリメント名を検索する前に「疲れた」や「仕事が忙しい」、「今日も残業」などとツイートしている可能性があります。

ターゲットのツイートを参考にする

ターゲットのペルソナを明確に設定し、似た特性を持つユーザーのツイートを観察することで、キーワードのヒントが見つかるかもしれません。
ターゲットのライフスタイルや興味・関心、状況や感情などを把握しやすくなるからです。

また、ターゲットが使う表現も参考にしましょう。自分では思いつかないキーワードやターゲット層特有の表現に気付く場合もあるでしょう。
例えば、大学生がターゲットの場合「一限」や「就活」、「サークル」や「バイト」などの表現がよく使われています。

アピールしたい商品に直接関係のあるキーワードに加え、ターゲットのライフスタイルや興味・関心にマッチした表現を設定しておくことで、見込み客へのアプローチがしやすくなるでしょう。

ハッシュタグを使って最新ツイートを観察する

ターゲットがよく使うハッシュタグを選び、そのハッシュタグを使用したタイムラインを観察するのも良い方法です。
季節や最新ニュース、話題のスポットやイベントなど、ターゲット層が「今」興味・関心を持っていることに関連のあるキーワードが見つかるかもしれません。

例えば、「#子育てママ」や「#育児あるある」と検索すると、子育てをしている多くの女性たちのツイートが見られます。
春なら入園や入学に関するツイート、夏なら熱中症対策に関する情報などが増えると思います。
タイミングよく的確な広告が掲載できると、広告の効果が高まります。

見つけたキーワードをTwitter検索で確認する

キーワード候補を探したら、実際にTwitter上で検索してみましょう。
キーワードが使われている頻度や、どのようなターゲットに使用されているのかが確認できます。同じキーワードを、ターゲット層とは異なるグループが使っている場合もあります。

例えば、「子育て」というキーワードには、子育て中のパパやママのツイートだけでなく、ペットの子育てに関するツイートも該当します。
ペットに関するツイートをした独身ユーザーに子供服の広告を掲載しても、あまり効果は期待できないでしょう。
検索結果に応じて、除外キーワードを設定したり関連表現を追加したりして、ターゲットにピンポイントでアプローチできるようにすることが大切です。


 

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