全世界で利用されているTwitterは、拡散や潜在ニーズの発掘、若者へのリーチなどに有効であるため、広告媒体としても活用されています。Twitter広告には、プロモツイート、プロモアカウント、プロモトレンドの3種類があり、それぞれ表示位置や課金システムが異なります。
なかでもプロモアカウントは、自社アカウントのフォロワー数を増やすことを目的としています。フォロワー数を伸ばすことが、エンゲージメントを獲得することにつながるため、その点でもプロモアカウントは非常に有効です。
この記事では、Twitter広告のプロモアカウントついて、特徴や利用方法、設定手順などご紹介します。
目次
Twitter広告のプロモアカウントとは?
まず、特徴やターゲティング方法、掲載場所などについて説明します。
1.プロモアカウントの特徴
プロモアカウントは、自社のアカウントを広告として表示する手法です。自社アカウントに興味を持ちそうなフォロワーに対し、Twitterの機能を利用して自社アカウントを勧めます。その結果、自社アカウントのプロモーションやフォロワー数を増やすことができるのです。
自社のファンになりそうなフォロワーを素早く集め、効率的に商品・サービスの紹介を拡散することができるため、認知度の低い会社や商品・サービスでも効率よく広告が出せます。
最近では、プロモアカウントの特徴を生かし、キャンペーンとセットで活用されることが増えてきています。
2.プロモアカウントが表示される場所
プロモアカウントを利用すると、ユーザーのアカウント画面にある「おすすめユーザー」、アカウント検索画面、スマートフォンアプリのタイムラインに表示されるようになります。ユーザーは「フォローする」をクリックすることで、プロモーションされているアカウントをフォローすることができます。
3.プロモアカウントのターゲティング
プロモアカウントでは、多岐に渡るターゲティングが可能です。地域、性別、デバイス、言語の基本ターゲティングに加え、更にはターゲティング要素を掛け合わせることもできます。
1)フォロワーと類似ユーザー
指名したTwitterアカウントのフォロワーと、そのフォロワーに似た興味関心を持つユーザー、自社アカウントのフォロワーに似ている類似ユーザーのターゲティングができます。
2)興味関心カテゴリー
Twitterで設定されているおよそ300前後の興味関心カテゴリーの中から、該当するユーザーをターゲティングできます。
3)キーワード
指定したキーワードに興味のあるユーザーをターゲティングできます。
4)イベントターゲティング
Twitter上での、スポーツや音楽などの盛り上がる特定のイベントにエンゲージメントしているユーザーをターゲティングできます。
5)テイラードオーディエンス
自社やパートナー企業のデータベースを元に、ユーザーグループを作成します。作成したグループに対し広告を配信するという方法でターゲティングができます。
4.プロモアカウントの課金
プロモアカウントは、フォロワーを獲得した段階で課金されます。アカウントフォロー後にフォロー解除されても課金は取り消し出来ません。また、広告クリックやプロフィールの表示、「いいね」やリツートに関しては課金の対象外となります。
プロモアカウントの設定手順
プロモアカウントは、広告自体に工夫を必要とされない手法です。その分、事前のセッティングが重要となります。プロモアカウントの設定手順と大事なポイントを見ていきましょう。
1.キャンペーンの概要を設定する
まず初めに、キャンペーンを作成します。
新しくキャンペーンを作成する場合、Twitter広告アカウント管理画面の「キャンペーン作成」から[目的を選択]から「フォロワー数」を選択し、作成を開始します。既に他のキャンペーンの作成履歴がある場合は、「新規作成」から「フォロワー数」を選択しましょう。
次に、キャンペーン名と予算を設定します。
ここでプロモーション名を入力します。どのようなプロモーションなのか分かりやすい名称をつけることで、ユーザーに注目されやすくなります。
名称をつけ終えたら、予算設定を行います。予算は、「1日ごとの上限予算」か「このキャンペーンに使用する総予算」のどちらかを選択します。予算が決まっている場合は、「このキャンペーンに使用する総予算」を選択することにより、予算超過の予防にもつながります。
最後に、予算設定後キャンペーン期間を設定します。
キャンペーン期間は、「今すぐ開始して、継続的に実施」もしくは「開始日と終了日を設定」のいずれかで入力できます。「今すぐ開始して、継続的に実施」はキャンペーン作成後、すぐに配信が開始され、「開始日と終了日を設定」は事前のスケジュールに沿った期間設定が可能です。期間は、日時単位と時間単位で設定できます。
2.広告グループ名と入札タイプを設定する
キャンペーンの設定が完了したら、広告グループを設定の画面に移動します。ここでは、広告グループ名と入札タイプを設定します。
広告グループは、プロジェクトごとにキャンペーンをグループに分け、整理・整頓・管理に便利なシステムです。また、この広告グループ単位でもキャンペーンで設定した予算とスケジュールの設定ができます。
入札タイプは、自動入札もしくは手動入札から選択できます。自動入札は、Twitterのアルゴリズムによって入札単価が自動で最適化されます。
手動では、フォロワー獲得あたりの目標コストを手動で設定します。手動はコストをコントロールできる反面、単価を低く設定してしまうと配信されにくくなるので、最適な単価設定が必要になります。
3.ターゲティングを設定する
入札タイプまで選択したら、ターゲティング設定を行います。
ターゲティングは1-3の「プロモアカウントのターゲティング」を参考に、自社の商品やサービスに興味を持ちそうなユーザーを選択するようにしましょう。
4.クリエイティブを設定する
ターゲティングが設定できたら、クリエイティブで広告として使用するツイートを設定します。広告に使うツイートは新しく作成する他に、「オーガニックツイート」「予約投稿ツイート」「広告用ツイート」から選択できます。ツイートを選択しなくても配信開始できますが、より多くのユーザーに訴求するためにはツイート設定することをおすすめします。
まとめ
プロモアカウントは、自社の認知度が低い場合でも多くのフォロワーを獲得する手段として有効です。多くのユーザーがアカウントをフォローする際にプロフィールを確認すると言われているため、自社のTwitterアカウントを充実させプロフィールを通じてユーザーに自社の魅力を伝えるようにしましょう。
それによりフォロワーが増え、エンゲージメントを獲得することに繋がっていきます。
プロモアカウントを利用し、効率よく自社の商品やサービスを宣伝していきましょう。
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