2025/01/17

株式会社アクティオ

採用のオンライン化が主流。Z世代のニーズにも、動画で迅速に対応

建設機械(建機)や重機、器具などのリース・販売事業を国内外で展開する、株式会社アクティオ。2019年からVideo BRAIN を導入し、採用動画の内製化を進められています。長きにわたってVideo BRAIN を利用いただいている企業様ですが、積極的に動画の活用を続ける背景には何があるのでしょうか。

今回は、採用シーンの動画活用を手がける人事部・福田洋介さんに伺いました。


 主な制作動画

・会社・事業紹介
・Instagram、YouTube(社員インタビュー、業務紹介など)

◆導入前の課題

・制作会社に外注していたが、手間とコストが見合わなかった
・外注で制作した動画に、求める内容との齟齬が散見された

◆成果

・社内の手間や制作費など、動画制作のコストを削減できた
・コロナ禍においても、スムーズなオンライン対応が実現した
・Z世代のニーズに合わせた動画を量産できた


コロナ禍で採用シーンが一変。オンラインのコミュニケーションが急務に

――御社は“ヘビーユーザー”と言えるほど、採用活動にVideo BRAIN をご活用いただいています。まずは、導入の経緯から改めて教えてください。

初めてVideo BRAIN の存在を知ったのは、まだコロナの影響を受ける前で、2019年ごろでした。従来より、採用活動における動画の重要性を肌身で感じており、それまでは制作会社にオーダーして動画を外注していました。

しかし、プロレベルの高品質な動画に仕上がる一方、内容に関する打ち合わせや、制作過程での細かな調整など、我々の負担や手間も少なくありません。また、打ち合わせを重ねても、こちらのイメージとズレてしまうこともあり、コストの観点をふまえると「いっそ、自分たちで動画を作った方が手っ取り早いのではないか」と思い始めていました。

――当時、外注して制作していた動画は、どのような内容ですか?

会社紹介や社員インタビューなど、新卒採用において必要となる一般的なコンテンツです。当時は、説明会で流す目的で制作していました。

――2019年に導入されて5年ほど経ちますが、途中でコロナ禍が発生したこともあり、採用活動のアプローチも大きく様変わりしたのではないでしょうか。

おっしゃる通りです。対面で説明会や面接を行う機会が減り、オンラインで実施するのが主流となりました。コロナの影響が落ち着いた現在も、オンラインの採用活動が当たり前となり、動画の重要性はそれまで以上に高まるようになっています。企業側は、ウェブやSNSを戦略的に使うことが求められています。

また、日常生活に動画が浸透した点も大きく影響します。SNSで動画を視聴することが当たり前となり、企業をアピールする手段として動画は欠かせないものとなっており、採用活動においても同様です。

ーー採用のオンライン化が一般的になり、もはや動画で自社をアピールすることは欠かせないと言えるかもしれませんね。

動画があって当たり前になっているからこそ、「ターゲットのインサイトを捉えたコンテンツになっているか」「いかに視聴してもらえるように工夫するか」というのが採用動画においても重要となっています。

例えば、以前は長尺の動画でも比較的受け入れられていた一方、近年はTikTokなどの影響もあり、短尺でなければ学生の方に視聴してもらいにくい傾向があります。

そのため、社員のインタビュー動画にしても、以前なら撮った映像をそのまま流していましたが、現在はポイントを絞ってできるだけ短尺にするよう努めています。“タイパ重視”の時代だからこその変化といえるでしょうか。

Video BRAIN は特にフォーマットが決まっておらず、自由に使えるツールだからこそ、そのときのニーズや流行に応じたコンテンツを作るように意識しています。

Video BRAIN が採用活動に与えた影響

――制作した採用動画の配信先について教えてください。

Instagramを中心に、SNSでアップしています。また、選考過程にある学生の方だけが見られるよう、YouTubeの限定配信も取り入れる予定です。

ショート動画はInstagramのリールで、ある程度接点のある学生の方に見てもらう内容はYouTubeの長尺で……と使い分けています。

時期によっても異なりますが、Instagramは最低でも週に1度、リール動画とフィード投稿をそれぞれアップすることを目標にしているので、動画は週に3~4本のペースで制作しています。

▲Instagramでは、社員の雰囲気が伝わるようなコンテンツを定期的にアップ。また、選考中の学生に向けて「面接のワンポイントアドバイス」といった企画も
▲社長メッセージから企業概要、募集職種まで、新卒採用で紹介する概要をまとめた動画

――すでにVideo BRAIN のベテランユーザーでいらっしゃいますが、操作の使用感についてはいかがでしょうか?

導入当初を思い返してみると、当時から直感的に編集作業が行えて、非常に取っつきやすかった印象があります。その後、時間が経つにつれてVideo BRAIN 自体もアップデートしており、さらに使いやすいツールになっているかと思います。

――外注していたころと比較して、内製で動画を作るメリットは感じられますか?

まず、社内の手間やコストの部分は大きくカットできています。さらに、現在は短尺の動画を多く制作するようになったので、自分たちでクイックに対応できるメリットはより大きくなっています

――動画を内製するようになって、採用活動において影響はありますか。

就活中にお会いする学生の方や内定者の話を聞くと、「SNSの動画を見て応募した」「動画をきっかけに、御社の雰囲気に惹かれた」といった声は非常に多いです。実際に、Instagram経由でエントリーされるケースもありますし、DMで問い合わせをいただくこともありますから、動画は間違いなく良い方向に影響していると感じています。

導入から5年。現在もVideo BRAIN を使い続けているワケ

――動画を制作する際に気をつけていることは何でしょう。

視聴者のターゲットは、私たち以上に動画に慣れ親しんでいる学生の皆さんです。だからこそトレンドなどもおさえながら、いかに短い尺で情報を効果的に伝えることが第一だと思います。

かっこ良い動画というよりも、リアルな部分を端的に表現すること。そこを徹することで、自社の魅力を訴求したいと考えています。

――社員の1日を紹介する動画では、ランチの手作り弁当の写真を切り出して別添えするなど、細かく工夫されているのが印象的です。

動画を見る学生の方が、「どのようなところに関心を持つか」を意識して作りました。シンプルなランチ風景ではありますが、お弁当を持ってきて食べている様子が伝わると、弊社とその社員に親近感を持っていただけるでしょうし。こちらも、変に格好つけるのではなく、ありのままをリアルにお伝えしようという意図ですね。

――全国各地に拠点がある御社の場合、動画の撮影も大変なのでは?

弊社の場合、全国にリクルーター社員を置いていますので、たとえば1日の流れを撮る場合、各自で撮影した動画を送ってもらい、我々が東京で編集する方法をとっています。

動画の撮影に関するマニュアルを人事側で作成しているので、トンマナやイメージに沿った動画が各拠点から届きます。少なくとも、私が全国を飛び回る必要はないので助かっています。

――現在、様々な動画編集ツールが存在します。その中で、こうして長くVideo BRAIN を使っていただいてる理由は何でしょうか?

まずは、サポート体制が大きいですね。CS担当の方と毎月定例ミーティングがあったり、ユーザー同士のコミュニティイベントがあったり、情報共有の機会が多いことは大きなメリットだと感じています。

また、Video BRAIN の操作マニュアルやチュートリアルの動画が充実しているため、ちょっとした疑問に直面しても、いちいち電話やメールで問い合わせをする必要がない点も助かっています。

とはいえ、正直なところ、我々も会社組織ですから、契約更新の時期になると、上司から「他社のツールと比較してどうなのか」と聞かれることもあります。しかし、機能やサービス内容をふまえると、いまから他のツールに乗り換えてイチから操作を覚えることは、会社としてデメリットでしかないと感じます。

現在、人事部だけでなく、他部署でもVideo BRAIN の導入が始まっています。全社的に使えるツールを持っているのも、使い続ける利点の一つかと思います。

人事のスムーズな運用により、他部署でもVideo BRAIN を活用

――「他部署でも展開している」とのお言葉がありましたが、どのような流れで広がったのですか?

実は人事部が動画を活用するようになって以来、全社的に動画のニーズが増えています。動画が主流となってきている現在、「動画で見せた方がわかりやすい」と各々が実感しやすくなっているのではないでしょうか。

そのためか、他部署の担当者から、「うちでもこういった用途で動画を使えないか」といった問い合わせが徐々に増えているんです。そこで、Video BRAIN というツールを利用していることを紹介し、他部署へと広げる動きが行われています。

▲人事の活用を受け、社内向けツールのマニュアルを担当する間接材調達部も導入

――御社はオープンエイトのユーザーイベントにも、積極的に参加していただいている印象です。その理由は何でしょう。

おそらくですが、採用シーンで一番初めにVideo BRAIN を導入したのは我々なのではないかと思います。その半面、業種やシーンを問わず動画を活用ニーズは拡大する一方ですから、自分たちの成功体験をできるだけ多くの方にお伝えすることで、様々な立場の方のお役に立てるのではないかと考えています。

――実際に社内で動画を浸透させるにあたり、福田さんご自身も苦労した経験が?

そこが意外とスムーズだったのは、最初に目的を明確にしたことが大きいと思います。動画をどのような場面でどう使うのか。情報共有なのか、それとも研修なのか、あるいはPRや社内コミュニケーションなのか……そこを明確に提示した上で期待できる効果を説明しました。何より、それまでの外注コストがわりとかさんでいたので、金額で理解を促せたのも良かったですね。

また、コロナ禍では、Video BRAIN が導入していたことが非常に活かされました。2020年、いきなり採用シーンにオンライン化が求められ、対応に手間取る企業も多かった中、我々はすでに動画を次々と作れる体制があったわけです。採用に苦戦する時期だったにもかかわらず、採用人数はここ数年でもピークでした。これも動画活用の成果と言えるでしょう。

――ありがとうございます。今後も御社内の様々なシーンで動画活用が進むことを期待しています。

終わりに

Video BRAIN 利用歴5年という、ベテランユーザーの域に達する福田さん。そのわかりやすい効果から、今後、他部門でも導入を進めていくことで、全社的な業務効率の向上を図りたいと語っていただきました。

これからさらに動画の重要性が増していく中で、人事部がどのような成果をあげるのか、今後のアウトプットが楽しみです。

株式会社アクティオ

事業内容:建設機械レンタル
建設用機械器具等のレンタル・リース・販売及びこれらに付随する業務

本社所在地:〒103-0027 東京都中央区日本橋3-12-2 朝日ビルヂング7階 https://www.aktio.co.jp/

株式会社アクティオロゴ

資料ダウンロード contact us

下記フォームの項目を記入してください。
貴社の動画活用状況に最適な資料をご用意いたします。