2022/06/16

日華化学株式会社

毎月数十本の動画を量産!属人化を脱却し、質にこだわった動画制作を実現させた裏側

化学品事業・化粧品事業の領域を手がける界面活性剤メーカー、日華化学株式会社。化粧品事業で展開する美容室専売ヘアコスメブランドの「DEMI COSMETICS(デミ コスメティクス):以下、DEMI」「EraL(イーラル)※」では、数年前からSNSを中心に動画活用を開始しました。

※イーラル株式会社は日華化学株式会社の子会社

動画の効果に手応えを感じる一方、動画を編集できるメンバーはわずか1名。動画の制作体制とともに、クオリティやツールへの不足感といった課題を抱えていました。

そうした課題を解決するべく、2021年8月にVideo BRAINを導入されました。現在、どのような成果を感じているのでしょうか。今回は動画制作を担当している「DEMI」の山﨑幸恵さんと「EraL」の谷口美波さんに詳しく伺いました。

※2022年5月のインタビュー内容です


◆導入前の課題

  • 動画編集ソフトを使えるメンバーがほとんどおらず、動画を量産できなかった
  • スマホアプリを使って動画制作をしていたが、担当者の業務負担が大きかった
  • 動画のクオリティやテイストがバラバラで統一感がなかった

◆成果

  • 業務を属人化させない動画編集体制を構築できた
  • 一定のクオリティで動画を量産できるようになった
  • 修正のやり取りがスムーズになった
  • 他社の事例やSNSのトレンドをふまえ、構成にもこだわるようになった


SNSや施術者の育成に動画を活用する一方、社内の制作リソースが不足

――Video BRAINを導入する以前の状況について教えてください。

山﨑:約2年半前より、「DEMI」と「EraL」の両ブランドで動画制作を始めました。時流的にSNSマーケティングを強化するべく、動画が必要になってきたというのが理由です。当時、動画編集ツールを扱える担当者は1名しかいなかったので、製品紹介や使用方法のレクチャーを行うインストラクター職(技術指導者)のメンバーに依頼し、スマホの無料アプリなどで動画を作ってもらっていました。

――どのような動画を制作されていたのでしょうか。

谷口:動画の内容は、製品の解説・使い方、キャンペーンの案内などです。制作した動画は主にInstagramにアップしていました。
また「EraL」の場合、どちらかと言えばSNS向けの動画よりも、教育動画に注力していました。「EraL」製品を使用し、提携サロンで頭皮ケアを行うプログラムを提供しているため、施術者の育成も並行して行っているんです。以前は対面の指導が基本でしたが、コロナ禍の影響もあって、2021年よりeラーニングを導入したという背景もあります。教育動画の方は動画編集ができる唯一のメンバーが全て制作し、10分程度の動画を数十本制作していました。

――その中で、課題に感じていた点を教えてください。

山﨑:インストラクターは動画編集に詳しいわけではなかったのですが、力を入れてくれていたので、制作した動画自体の評判はとても良かったです。Instagramのインプレッションやリーチは伸びていました。ただ、動画で使用するフォントをはじめ、テイストがバラバラで全体の統一感がなく……。制作者やツールが違うと、動画に個々の“くせ”が出やすいんです。ブランドとして、世界観やトンマナを統一する必要性を感じました。また、制作本数の増加にともない、インストラクターの業務を圧迫し始めており、このままお任せし続けるわけにはいかないな、と思いました。

谷口:どちらのブランドも、もっと制作スピードを高めて量産できるようにしたいのに、体制が追いついていない状況だったんです。そこで、2021年4月ごろに誰でも使えるようなツールを探し始めたところ、Video BRAINにたどり着きました。

Video BRAINで制作の負担を軽減。オプションサービスで作った動画にも満足

――なぜVideo BRAINを導入することにしたのでしょうか?

谷口:広告や展示会などのイベントを通じて、もともとサービス自体は知っていたんです。その中で複数社と比較検討し、長尺の動画が作れることが一番の決め手となりました。10~20分の動画でも問題なく編集できるのは、Video BRAINだけでした。動画のカスタマイズ性が高いのもポイントでしたね。たとえば、他のツールではテンプレートを使って一度制作すると、あとから変更しにくかったのですが、Video BRAINはアレンジしやすく、こだわって作れる印象でした。
そこで私が主導となり、社内に導入を提案したんです。

山﨑:谷口の紹介で私もVideo BRAINを試してみたところ、すごく使いやすかったです。パワーポイントのような操作感で、かつテンプレートが豊富なのも好印象でした。イメージ通りというよりも、自分たちでカスタマイズしやすくて想像以上に使いやすく、すぐに導入を決めました。

――課題に感じていた動画の制作体制はどのように変化しましたか?

山﨑:2021年8月に導入して以来、私ともう1名のメンバーが「DEMI」、谷口が「EraL」の動画制作担当という3名体制に変わりました。「DEMI」はSNSや広告キャンペーン動画で月5本ペース、「EraL」では教育動画もあわせて月20~30本ペースで制作しています。誰でも扱えるツールなので業務の属人化から脱却でき、負担も大幅に減りました。短い動画なら30分~1時間程度で形にできるので、通常業務の合間に編集作業を組み込みやすく、量産できるようになりました。

谷口:書き出しのスピードが速く、クラウド上で編集できるのもポイントでしょうか。ハイスペックなパソコンでなくても、サクサク作業できるのがうれしいですよね。Adobe Premiere Pro(プレミア)を操作したこともありますが、使っていると重すぎて並行して他の作業を行うことが難しかったんです。
Video BRAINでは、動画を読み込んでいるすきま時間に別の雑務をこなせるので、仕事の効率が上がりました。

山崎:私の場合、プレミアで撮影素材を編集しようとすると、音と動きがズレてしまうのが気になっていました。Video BRAINならば、シーンごとに区切られているので便利です。編集しやすくなったおかげで、たとえば広告動画も訴求別に何種類も作成できるようになりました。

谷口:また、社内で行う修正のやり取りもスムーズになりました。制作後は社内で確認を入れ、修正を重ねてブラッシュアップするのですが、その進め方が少々煩雑だったんです。動画を見て、気になった部分をスクショし、それをパワーポイントに貼り付けて、コメントで修正点を書いて戻す……といった手順で進めており、「もっと簡単にできないものか」と思っていました。
その点、Video BRAINなら動画を直接パワーポイントとして書き出せるので、フィードバックまでのやり取りが楽なんです。

▲ Video BRAINでは、動画だけでなく「PDF」「パワーポイント」「GIFアニメーション」の書き出しも可能

――制作プロセスの負担も軽減されたということですね。Video BRAINの機能の中でも、特に優れていると感じる部分はありますか?

山﨑:動画のシーンやパーツを複製できる機能が便利です。たとえば、商品の紹介動画を最初に一本作れば、素材や説明内容を少し入れ替えるだけで、訴求別に何種類も制作できるんですよ。ベースとなるフォーマットを作れるので、複数メンバーで制作を分担しても、クオリティや温度感を維持できるのは大きな魅力です。

谷口:「ナレーション生成機能」も重宝しており、機械なのにイントネーションが自然なんですよね。自分たちの声でナレーションをつけるよりも聞き取りやすいと好評です。それと、Video BRAINのオプションにある、テンプレート開発のサービスも良かったですね。

▲「ナレーション生成機能」では、テキストを元に好みの音声でナレーションをつけることが可能

※掲載している動画は全てVideo BRAINの配信システムを利用しています。

――テンプレート開発はVideo BRAIN側で動画を作って提供するサービスですが、すでに内製で動画を制作できている中で利用された経緯は?

谷口:アニメーションを活用したかったのですが、イメージ通りの動画がなかなか作れなかったんです。制作の参考にするために、これまで一番反響の大きかったコンテンツの動画化をお願いしました。「この内容を動画にしてほしい」というざっくりとした依頼だったのにもかかわらず、再生回数は通常の2倍以上2,000〜3,000回が多い中、すでに約5,600回再生されており(2022年5月時点)、Instagramにあげたコンテンツの中で歴代1位をマークしました。

▲ Video BRAINのクリエイティブチームが制作した動画

頭皮や髪の動きをアニメーションで効果的に見せられたのが理由の一つかなと思います。作っていただいた動画で学んだノウハウを生かし、自分たちでもアニメーションを活用していきたいですね。

エンドユーザーとの接点も増加し、正しい情報を届けられるように工夫

――動画を簡単に制作できたことから、何か新たな変化や効果はありましたか?

谷口:社内の営業担当やインストラクターから、「このテーマで動画を作ったらどう?」「動画にQRコードを付けてみたら?」といった提案が自然に出てくるようになりました。手軽に制作できるようになり、動画が社内で身近な存在になってきたのだと思います。自分自身としては、外注せずに一定のクオリティで動画を作れている状況に大きな達成感があります。

山﨑:Video BRAINで動画を制作するようになってから、エンドユーザーからのリアクションも増えましたね。美容室向けの製品であるため、どちらかというとBtoBの側面が強く、エンドユーザーとの距離を若干遠く感じていたんです。しかし、最近は「この商品を使うと、こんな仕上がりになるんですね」「AとBの商品を比較したらどうなるのかを動画で見たいです」といったコメントをお客様からいただくこともあるんです。SNSにアップした動画が起点となり、ユーザーとのつながりが生まれたと感じています。

――他社と差別化させるために、動画で工夫している点を教えてください。

山﨑:多くのコンテンツがあるInstagramでは、いかにユーザーの目を引けるかどうかが重要です。ただし、当社は機能商品が多いのもあり、頭皮や髪に関する知識を正しく伝えなければなりません。カジュアルかつわかりやすく、正確な情報を届けるように気を配っています。

もうひとつ意識しているのは、広告らしく見えないようにすることですね。たとえば、あえて撮りっぱなしの動画を使うことでいわゆる「生っぽさ」を出し、できるだけ身近に感じてもらえるようにしています。

▲「DEMI」にラインナップされている商品「ELEVATE(エレベート)」の紹介動画。コミュニケーションツールとしてのSNSを意識し、あえて素人が撮ったようなきれいすぎない雰囲気を演出しているそう

谷口:私の場合、つい動画に入れたい情報が多くなりがちなので、文字だらけにならないように注意しています。いかに文字数を削り、映像や演出で情報を伝えられるか。最初のコンマ0.数秒でインパクトを出すことも大事にしている点ですね。

▲ 新商品である「セラムレッド(顔・ボディ用美容液)」の紹介動画。冒頭のシーンでは血液がめぐるイメージを表現し、直感的に商品の魅力が伝わるよう工夫されたのだとか

Video BRAIN担当者や動画コンテストを通して気づいた、「構成」の重要性

――動画のクオリティはどのように高めていっているのでしょうか?

谷口:Video BRAINの担当者の方からアドバイスをいただき、次の動画に生かす場合も多いです。毎月定例会を行う中で、他社事例や構成の作り方などを大いに参考にさせてもらっています。我々はSNSをメインにしているので、特にトレンドに関する助言はありがたいです。

「動画を作る」という制作面のサポートだけではなく、「そもそもどういった構成にすると良いのか」「どんな動画が刺さるのか」といったお話がある点が非常に大きいと思います。

山﨑:中でも定例会で印象的だったのは、構成の作り方に関する内容でしょうか。ユーザーの特性やマーケティング知識をふまえ、目的に応じた最適な動画の構成についてアドバイスいただきました。

Video BRAINが実施した「動画コンテスト」においても、他社の作品を見て「同じツールを使ってもこんなに仕上がりが違うのか」「こんな構成や切り口で作れるんだ」と勉強になりましたね。今後の目標やモチベーションにもつながり、ツールとしての使いやすさだけでなくサポート面においても導入のメリットを感じています

――では最後に、今後の目標や展望について教えてください。

谷口:「EraL」はInstagramに月2本動画をアップすることを目標としているので、引き続き継続したいですね。Instagramのリールは数字としても成果が出ることもわかっているので、将来的には本数を増やすのと同時に、よりお客様に見てもらえるような動画の構成にもこだわっていきたいです。

また、eラーニングで使用している教育動画もアップデートしていく予定です。教育動画のフォーマットやトンマナをかため、教育体制も整えていきたいです。

山﨑:「DEMI」の方では、きちんとブランドの魅力を伝えられるような長尺動画にチャレンジしたいです。今までは短尺動画で多くのユーザーに向けたものが中心でしたが、年代や媒体別に構成や打ち出し方を考え、イメージ広告のような内容を考えています。

伝えたい1つのテーマに対し、1つの動画を作れば十分ではなく、訴求別に作り分けることも重要です。Video BRAINでは長い動画も簡単に作れるからこそ、色々なバリエーションの動画に試していきたいです。

まとめ

日華化学ではVideo BRAINで動画を量産する体制を整えたことで、動画のクオリティを追求できるようになりました。今回インタビューに登場してくださったお二人は、「動画制作が好きになりました」とのことで、負担なく楽しみながら動画を制作できている様子。そういった意味でも、誰でも簡単にクオリティの高い動画を制作できるVideo BRAINは、相性が良かったのかもしれません。

また、同社ではテンプレート開発といったオプションを上手に取り入れながら、クオリティを向上させています。Video BRAINはサポート体制にも力を入れており、担当者との定期ミーティングでさまざまなアドバイスを行うほか、お客様のご要望に合わせたサービスも展開しています。自分たちで作れる動画は手間をかけずにクオリティ高く、自分たちで制作が難しい動画は代行で。日華化学の動画制作体制は、多くの企業の参考になりそうです。

SNSで自社製品の動画を配信している企業は少なくないものです。ぜひVideo BRAINを活用し、クオリティにこだわった動画の量産体制を実現させてみてはいかがでしょうか。

日華化学株式会社

事業内容:
 1. 繊維工業用界面活性剤の製造、販売
 2. 金属、製紙、塗料、染料、合成樹脂用界面活性剤の製造、販売
 3. クリーニング、業務用洗剤の製造、販売
 4. 化粧品・医薬品の製造、販売
本社所在地:福井県福井市文京4-23-1
従業員数 :(連結)1,454名( 2021年12月31日現在 ) https://www.nicca.co.jp/

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