フリークエンシーの意味とは?リーチとの違いもわかりやすく解説

マーケティングに携わっているなら、耳にしたことがある言葉「フリークエンシー」。
意味をなんとなく把握することはできていても、具体的に何を指すのか意外に知られていません。

この記事では、広告の効果測定において欠かせない要素である「フリークエンシー」について言葉の意味や「リーチ」との違いについてご紹介します。

フリークエンシーとは

フリークエンシーは、Web広告の世界では「ユーザーが広告に接触した回数」の意味です。WebやSNSを見ていると、同じ広告を何度も見る機会があるかと思います。その表示回数が、フリークエンシーです。

「フリークエンシーの設定」とは、1ユーザーに対し配信する回数の頻度の設定を指しています。
フリークエンシーを多く設定することで、一人のユーザーに何度も同じ広告を配信することになります。
少なく設定すれば、1ユーザーへの広告表示回数を減らせます。

フリークエンシーとリーチの違い

ユーザーの広告への接触頻度を指すもう一つの言葉として「リーチ」があります。リーチは「広告の到達先の数」を指しています。
つまり、「何人のユーザーに広告が接触できたか」の人数を示すものがリーチです。

それに対しフリークエンシーは「1ユーザーに何回広告と接触させたか」を指し、同じ広告が一人のユーザーに接触する回数を示しています。

フリークエンシーの適切な設定

フリークエンシーを設定する際は、ただ回数を多くすれば良いというものではありません。あまり同じ広告が頻繁に表示されすぎると、広告の内容や性質によっては不快な印象を与えてしまう場合もあります。

また逆に、ターゲット対象のユーザーへ表示する広告も表示回数が少なすぎると目に留まらず、興味を持ってもらえるはずのものも見逃される可能性があります。

ターゲットや広告内容によって適したフリークエンシーの設定は異なります。
次の項目では、広告の内容や目的に応じてフリークエンシーを設定する際のポイントについてご紹介します。

広告の目的に適したフリークエンシーの設定

フリークエンシーの設定

最適なフリークエンシーの設定回数を推測することは困難ですが、広告業界では古くからテレビCMなどでフリークエンシー設定の目安が語られてきました。
例えば「1日に3回」という説もあれば、「1日3回~5回ほど」という説もあります。

しかし、広告の特徴や出稿目的などにかかわらず一律で目安を設けること自体、本来は難しいものです。
広告の目的に応じた適切なフリークエンシーを、成果に応じて継続的に調整していくことも重要です。

新製品や新サービスの名前を覚えてもらうために広告を配信するのであれば、ある程度多めのフリークエンシーを設定しなければユーザーの記憶に残りません。
訴求内容やサービスなどにも左右されるため、一概にこの回数が最適とはいえないですが、広告出稿をした後、フリークエンシーレポートを確認しながらフリークエンシーキャップを設定すると良いでしょう。

購買を促すために広告を表示する場合は、適したフリークエンシーの推測は難しくなります。
広告表示で再訪問→購買へ至るまで、人によって1回の表示で購入してもらえる場合もあれば、10回は表示しないと再訪にもつながらないこともあるためです。
このケースでは、商品価格や広告出稿費(CV単価)に応じてフリークエンシーの回数を調整するなど、成果に応じて適宜見直しを図ることが有効でしょう。

フリークエンシーキャップとは

フリークエンシーはGoogleやYDNで詳細に設定できますが、設定を行う際には「フリークエンシーキャップ」という考え方を知っておくと良いでしょう。
フリークエンシーそのものは、配信ターゲットや広告キャンペーンの予算設定である程度最適化できます。
また、「フリークエンシーキャップ」を設定することにより、強制的に表示回数の上限を設けることもできます。

Google広告:フリークエンシーキャップ設定

Google広告でキャンペーンを選んで「設定」タブを表示します。
下部の「その他の設定」から「フリークエンシーキャップ」→「制限を設定」を選択し、フリークエンシーキャップを設定する単位(キャンペーン、広告グループ、広告)を選択し、期間(月、週、日)と回数を設定し、「保存」で決定します。

参照:フリークエンシー キャップ – Google 広告 ヘルプ

YDN:フリークエンシーキャップ設定

YDNのキャンペーン管理画面で設定したいキャンペーンを選択し、「キャンペーン設定情報」画面を開きます。
画面最下部の「編集」を選択し、フリークエンシーキャップのオプション設定から「設定する」をクリックし、Google広告と同じように設定する単位(キャンペーン、広告グループ、広告)を選択し、期間(月、週、日)と回数を設定し、「編集内容を保存」を決定します。

参照:フリークエンシーキャップについて – ヘルプ – Yahoo!広告

まとめ

フリークエンシーは、一つの広告に一度設定しておけばそれで良いとは限りません。
広告の訴求内容やターゲット次第で最適なフリークエンシーも変化しますし、出稿時期や表示期間によっても異なる場合があります。

最適なフリークエンシーはタイミング次第でも変わるため、広告を運用しながらのレポート・分析や、テストによる効果測定の実施が継続的に必要です。
フリークエンシーの効果をつねに確認し、KPIなどを参照しながらPDCAを回すことで、最終的な成果につなげましょう。


 

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