メルマガに動画を活用するメリットとは?

メルマガの開封率が悪い。メルマガからのリードが少ない。そんな課題を抱えていませんか。そこでメルマガの反応率をアップさせる方法としておすすめしたいのが動画の活用です。動画にはテキストにはない、さまざまな利点があります。本稿では、メルマガのコンテンツとして動画を活用するポイントについて解説します。

メルマガに動画を活用するメリットとは?

ビジネスでメルマガを運用する最大のメリットは、顧客に対して継続的に営業アプローチをかけられる点にあります。WebサイトやSNSのように顧客に見つけてもらうインバウンド営業ではなく、積極的に働きかけるアウトバウンド営業ができるのがメルマガの利点です。

そこで重要になるのがメルマガの反応率です。メルマガが開封されるか。また開封した後、テキストを読んで自社のWebサイトに来てくれるか。たとえ数千の顧客にメールを配信しても反応率が悪ければビジネスとして非効率で、メルマガ自体を解除されてしまう恐れもあります。

そこでメルマガの反応率をアップさせる施策のひとつとして動画を使う方法があります。動画はテキストよりも圧倒的に情報量が多く、映像や音、ナレーションの雰囲気など非言語の情報を伝えることができます。また長いランディングページを何度もスクロールしてテキストを読むストレスなども動画にはありません。文章だけでは反応がとれなかった顧客でも動画なら興味をもってくれる可能性があるのです。

メルマガ動画の種類と作り方

メルマガに動画を使う場合、具体的には下記のやり方があります。

「videoタグ」を使って埋め込む

videoタグというプログラム(HTML)を使って作成した動画を直接メルマガに埋め込む方法があります。メールを開いて該当箇所をクリックすると、あらかじめ自社のサーバーにアップロードしておいた動画が再生されます。

「gif動画」を埋め込む

gifとはアニメーションのように動きのある画像のことです。動画を埋め込むようにメール文面にgif動画を埋め込むことでインパクトのある文面が作れます。動画よりもデータ量が少ないので顧客が再生する際に軽く、通信コストが安く済みます。

「imgタグ+gifアニメ」を使う

3つ目の方法はgifアニメをメールに直接添付して送付する方法です。メールの容量が大きくなりますが、一度受信してもらえればデータはすべて顧客のところに残ります。ただし、メーラーの設定によってははじかれる可能性があるので注意しましょう。

動画編集ツールで作成した動画の共有URLを使う

動画編集ツールの中には、作成した動画をクラウド上に保存しておいて、URLで共有するという機能があります。メール本文にURLをコピペしておけばよいのでデータ量が少なくて済み、しかもコピペだけでよいのでおすすめです。

YouTubeへのリンクを貼る

最後はYouTubeを活用する方法です。こちらも動画作成ツールで作った共有URLと同じく、リンクだけで済むので非常に便利です。

しかも、自社のYouTubeチャンネルを立ち上げて動画をストックしていけば、メルマガ配信に使えるだけでなく、YouTubeからの集客も可能になります。自社で動画を保管しておくサーバーを用意する必要もありませんし、動画のサイズも本数も自由です。

現在、メーラーによってはデフォルト状態の設定で動画や画像を埋め込んだメールが文面に反映されなくなっているケースが多いので、こちらの方法もおすすめです。

成功するメルマガ動画のコツ

動画を使ったメールマーケティングを成功させるには、いくつかコツがあります。

目標を明確化する

メルマガに動画を使う主な目的として、顧客に自社の製品やサービスを知ってもらい、利用してもらうことが挙げられます。そのため何よりも先に“メルマガ×動画”が果たすべき最終目標を明確にすることが重要です。主な目的としては下記の通りです。

・ホワイトペーパーをダウンロードしてもらう
・セミナー・ウェビナーへ誘導する
・自社ECサイトへ誘導し商品を購入してもらう
・購入前相談の予約を獲得する
・再商談を獲得する
など

目標が明確でないと、商品やサービスを売りたいのにテレビCMのようなイメージアップやブランディングに特化した動画を作ってしまう、といった間違いを犯してしまう可能性があります。何のためにメルマガと動画を使うのか、目的達成につながるように、つねに意識しましょう。

複数に分けてセールスする場合は誘導するタイミングを考慮する

リードを獲得する際、1通のメールで完結させるケースと、複数回に分けて配信するステップメールというやり方があります。

複数回に分けるステップメールの場合、メール内容をシンプルにして結論につながるストーリーを作ってから動画を作成することが大切です。複数回に分けてメルマガで動画マーケティングをする場合は、ランディングページへ誘導するタイミングを含む全体の計画を入念に検討する必要があります。

しっかりした完成イメージをもち内容にこだわる

動画のクオリティには徹底的にこだわりましょう。これは、美麗な映像やBGMを使うのではなく、紹介したいサービスやプロダクトをシンプルにまとめた動画を作るということです。

自社で製作する場合はもちろん、プロフェッショナルである動画制作プロダクションに依頼したとしても、動画の中でどんなことを伝えるべきなのか、明確な指針がなければ、その出来栄えはぼんやりしたものになってしまいます。具体的には、下記の点について指針を立てましょう。

・動画を見てもらう相手(タ―ゲット)の属性を明確化する
・企画の大枠を立て、その中で動画がどのような役割をもつのか明確に言語化する
・どのような動画を見せたいのか、参考イメージとなる動画を見つける
・参考動画から得たイメージを自社の動画に落とし込む
・できるだけ短時間に動画に込めるメッセージや役割を凝縮する

動画はオリジナルでなければならないと考えがちですが、参考動画があったほうがクオリティの高い動画を作れます。ゼロから動画を作るのは時間や工数、コストもかかります。コピーではなく、完成イメージの叩き台となる動画を探して、そのエッセンスを学んだほうが効率よく動画を作ることができるでしょう。

また、動画は長ければよいとは限りません。内容にもよりますが、むしろ1~3分程度の短時間に凝縮し、動画が果たす役割に必要な情報だけを盛り込んだほうが伝わることも少なくありません。

セミナーの様子を撮影した動画など何らかの学習目的の動画でないのなら、できるだけコンパクトにまとめましょう。お客様は動画を見るつもりでメールをチェックしていません。美麗な映像や豪華な音楽を追求するよりも、ナレーションと商品・サービスの見せ方にこだわり、コンパクトにまとめられた動画のほうが、より良い反応が得られる傾向にあるのです。

 

メルマガ動画の作成ツールの選び方

動画を作成するには、カメラやマイクのような撮影機材から編集用PC、編集ソフト、場合によっては画像やBGMなど、さまざまな機器やソフトウェア、素材が必要になります。これらをすべて揃えるのはなかなか大変です。

そこで数多くの企業が導入しているVideo BRAINなどの動画編集ツールを検討してみてはいかがでしょうか。

 


【お役立ち資料】動画編集ツール・サービスを導入する前に
必ず押さえておきたい6つのポイント

このeBookでわかること
・動画編集ツールのよくある基本機能
・動画配信用途に合わせた編集機能の違い
・編集や書き出し時の著作権上の注意


 

まとめ

動画制作をするときに利用するツールの選び方として、作業工程が簡略化されるなど、直感的に操作ができるといった初めての方でも簡単に動画を制作から編集できるものを選ぶと良いでしょう。

動画編集ツールを活用すると、「商品・サービス紹介」「採用、マニュアル作成」といった様々な用途や業種に適した動画のテンプレートが多数用意されており、最初からきっちりした「型」のある動画を作れるのも特徴です。

また、魅力的な動画編集するために必要な画像やフォント、BGMなどの素材も多数用意され、テロップ(字幕)や画像を自動で差し込んだり、ナレーションを読み上げたりする機能などもあります。

動画作成というと手間がかかって難しいと思われる方は多いですが、Video BRAINのような動画作成サービスを活用すれば手軽に作ることもできますので、動画作成ツールを選ぶ時の一つとして検討することをおすすめします。


 

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