ランディングページに動画を取り入れるメリットは?注意点やポイントを紹介

Webでのマーケティングアプローチが増える中、検索結果や広告から自社のサイトへユーザーを誘導することに成功したとしても、すぐに離脱されてしまう場合もあります。

高いCVRを維持するためにはランディングページをいかにうまく活用するかがポイントになります。
今回は、ランディングページに動画を取り入れるメリットやポイントについて紹介します。

ランディングページに動画を取り込むメリット

検索結果や広告から自社サイトのランディングページへ誘導する流れは多くの企業が行っています。
ランディングページは、検索結果や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページのことをいいます。
このページは、誘導された最初のページになりますので、ランディングページでいかに訪問者の興味を引くかが、そのあとの行動履歴に大きな影響を及ぼします。

最近ではインターネットの回線が高速になったことや、動画などの圧縮技術が進んだことによって、このランディングページに動画を取り入れる企業が増えています。
メインである製品紹介ページだけでなく、ランディングページに動画を利用することで大きなメリットを得ることができます。

情報量の多さ

動画をさまざまなサイトで活用する最も大きなメリットは、情報量にあります。
ランディングページで訪問者に飽きさせず、多くの情報を提供したいときには、動画はうってつけの手段です

ランディングページの目的は、CVRをあげることです。訪問者が会員登録をしたり、問い合わせをしたり、商品を買ってくれたりと、何らかのアクションをしてもらうことが目標になります。
そのため、通常は情報量を押さえて、伝えたいことのみを表現するようにするのが主流でした。

ですが、ランディングページだけでユーザーが欲しい情報をすべてカバーするのは難しいことです。
とはいえ、ランディングページに情報を盛り込みすぎるのも効果的ではありません。

そこで、動画の出番です。動画であればテキストや画像よりもずっと多くの情報を短い時間でユーザーに伝えることができます。

デバイスを選ばない

動画の多くは、PCであってもスマートフォンであってもデバイスに依存せず再生が可能です。
特にスマートフォンでの閲覧する場合は、細かい文字がたくさんあるよりも動画の動きで見るほうが見やすく、ユーザーにとっても情報を理解しやすいといえます。

動画を活用するデメリット

大きなメリットがある動画ですが、一方でデメリットもあります。
それはページの読み込み速度が遅くなるということです。
通常のサイトであれば少しくらい遅くても問題ありませんが、ランディングページとなると条件が異なります。

ランディングページは、訪問者が最初に訪れるページです。
読み込みスピードが遅く、ページが表示されなければ、そのページへのアクセスをあきらめて他のページへと移ってしまいます。

とくにこの傾向はターゲットにしやすいモバイルユーザーに多いようです。
そのため、ランディングページに載せる動画は、内容や本数を吟味し、ページの読み込みスピードに影響を与えないように気をつけなければなりません。

動画付きランディングページの事例

動画付きランディングページ

ランディングページに動画を取り入れた事例を紹介しましょう。

ランディングページの上部に動画をおき確実に動画へ誘導

ランディングページでは、ファーストビューが重要であるといわれています。
そのため、見せたい動画をページの上部に置くことで、動画の再生率を高めることができます。

例えば、B2B向けのツールを一括管理するサービスを提供している「Plutio」は、さまざまなポイントからサービスを紹介するためにテキストで書いてしまうとわかりづらくなってしまうため、サービスのメリットだけを1分程度のアニメーション動画にして、ランディングページの上部に設置しました。

ランディングページにおける動画は、コンバージョンをとるためのものですから、コンバージョンポイントを、動画プレイヤーのすぐ上において、動画と一緒に視界に入るように工夫されています。

再生方法を使い分けてユーザビリティを上げる

動画再生は、自動再生とクリック再生の2種類があります。
ランディングページにおいてはこれらをうまく使い分けることが大切です。
何故なら、ランディングページにきてすぐに動画自動再生を行うとユーザビリティを低下させてしまうことが考えられるからです。

電動車いすのメーカである「WHILL」のページでは、自動再生の動画とクリック再生の動画がバランスよく埋め込まれています。
自動再生の動画は、画面いっぱいに再生されますが、サイトのコンテンツ自体の邪魔をしません。

一方クリック再生の動画は、機能を見せる動画としてサイズは小さめですが、内容の濃いものになっています。
視覚的な商品インパクトは大きな動画で印象付けて、使い勝手などの細かな機能は小さい動画でしっかりと見せるという方法は、動画再生の種類を上手に使い分けていて、ユーザーを飽きさせません。

まとめ

ランディングページはユーザーが最初に訪れるページですので、どれだけユーザーを引き留めることができ、アクションへとつなげられるかが重要になります。動画はこの手助けをするインパクトのある手法になります。

一方でサイズなど気を付けなければならないポイントもあります。
ランディングページに動画を取り入れるなら、ユーザーに注目されるクオリティの高い動画が必要になります。


 

この記事をシェアする