【美容室】動画マーケティングを行うメリット・事例を徹底解説

集客方法は時代とともに変わります。
動画広告市場が急拡大するなか、美容室にとっても動画マーケティングの重要性が高まってきました。

この記事では美容室が動画マーケティングをするメリット・デメリットや、動画マーケティングの事例などを紹介します。美容室の経営に動画マーケティングを取り入れるための参考にしてください。

美容室も動画の時代

美容室をスマートフォンで探すことが当たり前の時代になり、チラシ配りが非効率になったと感じている美容室オーナーも多いのではないでしょうか。

そんな中、Web広告の分野で注目されているのが動画広告・動画マーケティングです。

急拡大の動画広告!その理由とは

動画広告市場は急拡大を続けています。その主な背景には、スマートフォンが普及しSNSの利用率が急増したことや、通信回線が高速化したことが挙げられます。

電通が発表した2019年 日本の広告費」によると、動画広告は前年比157.1%増の3,184億円と大きく伸長しており、インターネット広告媒体費全体を広告種別で見てみると、約20%が動画広告が占めています。
また、同社によると、2020年には3,597億円になると予測されてており、今後私たちの生活レベルの隅々にまで動画広告が浸透することでしょう。

参照:2019年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析 – ニュースリリース一覧 – ニュース – 電通

参照:サイバーエージェント、2019年国内動画広告の市場調査を実施 | 株式会社サイバーエージェント

美容室と動画広告は相性バツグン

美容室の広告では、お店の雰囲気やスタッフの人柄などが大きなアピールポイントとなりますが、静止画ではうまく伝えられないことがあると思います。

動画を活用することで、ショートムービーでも美容室のさまざまな良さを自然に訴求できます。
また、カットの様子を配信するなどして集客につなげられます。

美容室に動画マーケティングが向いている理由

ここでは、美容室の経営に動画マーケティングを取り入れるべき理由をご紹介します。

美容室の動画需要が伸びている

美容に関心があるユーザーは、年代を問わず、さまざまな美容室の動画を閲覧しています。
つまり、他の美容室に通っている潜在顧客を、自分の美容室に集客するチャンスが広がっているということです。

特にSNS広告では閲覧履歴を元にしたターゲティング機能が利用できるため、こうした潜在顧客層に絞った広告配信ができます。安定して顧客を確保するうえでも、魅力的な広告戦略、つまり動画マーケティングが不可欠です。

セット動画が人気

ヘアアレンジやヘアセットの動画はYouTubeなどでとても人気です。
髪の巻き方やボリュームアップの方法、結婚式など特別な場でのアレンジなど、さまざまな動画が投稿されています。また、髪のお悩みを解決するテクニックを紹介した動画なども、視聴回数が伸びやすいジャンルです。

こうした動画にはコメントが集まりやすいメリットもあり、質問や悩みに応えることをきっかけに来店してもらえる可能性もあります。
また、コメントへのやり取りを通じ、技術や親しみやすさなど、人柄をさりげなくアピールすることもできます。

美容室が動画マーケティングをするメリット・デメリット

動画 メリット デメリット

ここでは、美容室が動画広告を配信するメリット・デメリットを紹介します。

メリット

情報量が多い

テキストや静止画の情報量と比較すると、動画の情報量はとても多いです。わずかな時間で美容室のさまざまな良さを知ってもらえるだけではなく、視聴者が情報を理解するストレスが少ない特徴があります。

潜在顧客にアピールしやすい

動画広告市場では、尺が短い動画が注目されていますが、SNS広告のタイムライン内に表示するなどの方法が増えていることが理由の一つです。こうした動画広告は、検索結果に表示されるリスティング広告などと違い、ふとしたタイミングで目にするのが一般的です。
印象的な動画広告が制作できると、何かのきっかけで潜在顧客が来店する機会を増やすことができます。

拡散・シェア効果

SNSでは双方向性があるため消費者自らが情報を発信できます。
情報の拡散やシェアにより、予想外の広告効果が発生することもめずらしくありません。

狭い範囲の拡散・シェア効果としては、友人やフォローしている人のコメントやリツイートなどで美容室を知ることなどが挙げられます。集客への直接的な成果につながりやすいのは大きなメリットです。

求人募集にもなる

美容室の求人募集を探しているユーザーに、「お店の雰囲気がよい」「スタッフの人柄がよさそう」などをアピールできれば、応募してもらえる可能性も高くなります。求人募集用の動画を用意しなくても効果があるので、人手不足に悩んでいる店舗は、間接効果も期待しながら動画マーケティングに取り組んでみると良いでしょう。

デメリット

動画制作にコスト・時間がかかる

SNSやホームページ、動画共有サービスなど、さまざまな媒体に合わせた動画を制作するのはコストと時間がかかります。また、美容室の場合、季節やトレンドごとのヘアスタイルを紹介するなどの動画マーケティングを行うこともあるでしょう。

動画制作のスキルが必要

動画広告に関する知識やスキルがないと、スムーズに動画制作ができません。
加えてマーケティングの知識も備えている必要があります。

美容室の動画マーケティングの事例を紹介

ここでは美容室に特化した動画マーケティングの実例を紹介します。

ママの心をつかむ美容室動画「ASSORT」

子どもと一緒に美容室でカットする様子が映し出された動画です。
映画のワンシーンかMVのような質の高い映像になっており、美容室のセンスが自然にアピールされています。
直接的な宣伝は控えめにし、共感や好意を抱いてもらえる内容に仕上げているのも特徴です。

この動画はシリーズ物として企画されており、「子どもと一緒に来ても大丈夫」「大人ミセスのボブスタイル」など、動画ごとに美容室の強みやおすすめ情報を盛り込んでいます。

参照:[美容室動画ASSORT] 子供と一緒に美容室でカット #8 – YouTube

セット動画で集客「豊橋 美容室 シロフジ」

ミディアムの巻き方を紹介した美容室動画です。
再生回数は150万回以上となっており、多くのユーザーから注目を集めています。
コメントに対する返信もこまめに対応しているのも、真似してみたい戦略方法です。

参照:【アレンジ動画】 豊橋 美容室 シロフジ ヘアスタイル ミディアム ボブ 巻き方 その3 時短編 – YouTube

まとめ

動画広告市場の拡大とともに、美容室の経営でも動画広告を導入する店舗が増えました。
定期的な動画配信を行って新規顧客やリピーターを獲得したり、ホームページでセット動画を配信して集客効果を狙ったりするなどで売上を伸ばす美容室も増えています。
美容室に特化した動画プラットフォームもあるので、ぜひ活用してみてください。

ただし、動画制作にはある程度のスキルが必要です。
そのため、業者に依頼しない場合は、知識がない人向けに提供されている動画編集ツールの活用がおすすめです。
特にクラウド型の動画編集ツールはテンプレート数が多く、AIによる自動編集など高度な機能も簡単に使えます。
動画制作環境も整えながら、動画マーケティングを取り入れていきましょう。


 

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