SNS広告は、精度の高いターゲッティングや潜在層へのアプローチに強みがある広告形態ですが、効果を出すには目的に合った媒体や施策を打つ必要があります。
そこで今回は、SNS広告を成功させるために必要となる動画制作のポイントや、成功事例などをお伝えします。
目次
SNS広告の種類
SNS広告は、LINEやInstagram、Facebook、Twitterに配信する広告のことを指します。
タイムラインやストーリーズ、おすすめアカウント欄などに広告が掲載され、バナーやテキストはもちろん、動画やカルーセルで広告を表示することも可能です。
ここでは、目的に合った媒体選びのために、SNSの種類ごとの特徴をお伝えします。
LINE広告
LINEは国内8,200万人以上のユーザーが利用しており、主要SNSのなかで群を抜いて月間アクティブユーザーが多い媒体です。
他のSNSは使用しないが、LINEだけは使用しているというユーザーが一定数いるため、他のSNSではリーチできない層にアプローチできるという特徴があります。
トークリストやタイムライン、LINEニュースを始め、LINEの各種アプリに広告を掲載することができます。
Instagram広告
Instagramは写真や動画の投稿が主となるSNSで、国内で約3,300万アクティブアカウントが存在し、10代~40代まで幅広く利用されている媒体です。
ユーザーの性別や場所を始め、趣味嗜好も含めて細かくターゲッティングできることが特徴で、伝えたいターゲットに効率よく広告を届けることができます。
TwitterやFacebookと比べると拡散力は劣りますが、魅力的な動画を作ることができれば、他のSNSよりも高い広告効果を得られるでしょう。
Instagramの動画広告には「フィード広告」「ストーリーズ広告」「発見タブ広告」の3種類があり、なかでもストーリーズ広告は急速に利用者が増えています。
Facebook広告
Facebookは、世界で最大級のユーザー数を誇るSNSで、国内の月間アクティブユーザー数は約2,600万人です。
実名制で細かなユーザー情報を保有しているのが大きな特徴で、Instagramと同じく精度が高い細かなターゲッティングを行うことができます。
Facebookの動画広告には「インストリーム広告」「フィード広告」「ストーリーズ広告」などがあり、目的によって広告を使い分け、高い効果を得ることが可能です。
Twitter広告
Twitterは、国内のアクティブユーザー数が約4,500万人と、LINEに次ぐユーザー数を誇るSNSです。
Twitterの大きな特徴は拡散力の高さです。広告も一般的なツイートと同様に、リツイートやいいねをされるので、広告の質にこだわることで2次拡散を狙うことができます。
Twitterの動画広告には「プロモビデオ広告」「プレロール広告」「スポンサーシップビデオ広告」などの形式があります。
SNS広告の成功とは?
このように、SNS広告には様々な種類がありますが、総じて細かいターゲッティングができることと、双方向のコミュニケーションが可能で、二次拡散が起きることなどが特徴です。
そのため、ターゲットが読みたくなること、そして拡散したくなる広告を作ることができれば、SNS広告として成功することができるでしょう。
SNS広告を成功に導く秘訣
それでは、SNS広告を成功させるための秘訣を3つのポイントでお伝えします。
運用目的を明確にする
最も重要なのは、SNS広告を運営する目的を明確にすることです。
・認知度を上げたい
・Webサイトに誘導したい
・商品の購入につなげたい
上記のような目的があると思いますが、その内容によってどの媒体に掲載すればいいのかやどんな動画を作成すればいいのかが変わるので、この点が明確になっていないと、効果を出すことは難しいでしょう。
また、SNSはターゲッティングがしやすい媒体なので、具体的なターゲット層を決めることも忘れてはいけません。
数値目標を設ける
数値目標を具体的に設定することも非常に重要です。
SNS広告で効果を上げるには、広告を掲載して終わりではなく、なんども新しい広告を掲載して、効果が上がるノウハウを積み重ねていくことが欠かせません。
そのため、具体的な数値目標を設定して達成していくことで、SNS広告を使いこなしていくことができるでしょう。
SNSにはリーチ数やインプレッション数、フォロワー数など、様々な数値目標を立てられるので、目的に合った目標を選ぶことも重要です。
数値目標のイメージがしづらい場合は、競合を調査して自社と比較することも効果的です。
最適な動画クリエイティブを制作する
SNS広告の場合に重要なのは、一般の投稿に混じって広告が表示されたときに違和感を覚えさせないかどうかです。
クオリティが高ければいいわけではなく、特にストーリーズなどの広告形態の場合、手作り感のある動画であっても十分に効果を上げられる可能性があります。
画面になじみつつ、目に留まる広告を出すことができれば、自然と見られて効果がでる広告になるでしょう。
SNS広告の成功事例4選
それでは、SNS広告による成功事例を、それぞれの媒体ごとで紹介していきます。
【LINE広告】江崎グリコ株式会社
江崎グリコ株式会社では、LINE広告を活用することで、コンバージョン数を2.4倍にしながらも、CPAを1/3にするといった成果を上げています。
LINE広告を利用することで、他の広告ではリーチできない顧客を獲得しています。また、開封動画を流すなど、クリエイティブを試行錯誤して効果を上げています。
【Instagram広告】日本航空(JAL)
JALは、ラグビーの世界的イベントに合わせてラグビー日本代表を応援する広告を出し、多くのリーチを獲得しています。
ライトなファンに向けたストーリー広告で、15秒という短さながら、ユーザーの興味を引くことに成功し、1000万リーチを獲得しました。
また、動画を通して「挑戦」というJALのブランドイメージを伝えることにも成功しています。
【Facebook広告】Savage Race
Savage Raceという、アメリカで開催されている障害物競争のイベントでは、躍動感のあるイベント風景を広告にしたことで、参加者を3倍にすることに成功しました。
迫力ある動画で興味を引くことで130万回再生を実現しており、またイベントの熱気や雰囲気を伝えることで参加者の増加につなげています。
【Twitter広告】Roland
楽器メーカーのRolandは、クリック単価およそ10円で多くのターゲットにリーチすることに成功しています。
Roland製のドラムを愛用してきたプロドラマー親子のストーリーをオウンドメディアで配信し、Twitterで演奏動画とともに投稿することで高い効果を得ています。
広告以外にも音楽に関する話題や小ネタを配信するなど、リーチした相手がフォローしたくなるような工夫も凝らしています。
動画を活用してSNS広告の効果を高めよう
SNS広告は媒体ごとに異なる強みを持っているため、広告を出す目的やターゲッティングを具体的にすること、動画制作ノウハウを積み上げていくことで高い集客効果を得ることができます。
SNS広告の効果を高めるためにはPDCAサイクルを速く回すことが重要です。それには動画編集ツールの活用も有効な手段の一つといえます。
動画編集クラウド「Video BRAIN」は、動画テンプレートや編集素材(画像・動画・BGMなど)が豊富に揃っており、パワポ感覚で動画編集ができるので、誰でも簡単に広告動画を制作・量産することができます。
これからSNS広告をはじめる方はもちろん、広告動画の内製化やPDCAサイクルに課題を感じている方は、ぜひVideo BRAINの導入をご検討ください。
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