効果が高いWeb求人広告って?効果を出す方法を解説

求人広告は、紙媒体とWeb(インターネット)媒体の2種類に大きく分けられます。

紙媒体の求人広告には新聞・フリーペーパー・折り込みチラシなどがあり、Web媒体の求人広告には求人サイト・求人検索エンジン・SNS求人・メールなどがあります。この記事では、近年掲載数が増えているWebによる求人広告について、広告の出し方やその費用、求人の種別に応じて効果を出す方法などをご紹介します。

Web求人広告の出し方と出稿にかかる金額

Web上に求人広告を出す場合、大手求人サイトへ掲載される求人広告がもっとも目に触れる機会が多く効果を得やすいと考えられます。求人の種類別にジャンル分けされているサイトもあり、特定の人材を求めている場合は採用活動の効率化も可能です。

Web求人にかかる費用の目安

Web求人広告を出す際にかかる費用の目安は、求人種別ごとで以下のようになっています。

  • ・正社員求人:1か月(28日・4週間)の掲載で200,000円ほど
  • ・アルバイト、パート求人:1週間(7日)の掲載で20,000円前後

上記の費用はあくまで目安ですが、Web求人広告を出すことはインターネットに親しんでいる若い人材を求める場合や、複数名の募集を考えている場合に効果的といえます。

サイトによって出稿費用に差があるのはなぜ?

さまざまな求人サイトの広告出稿金額を見ていくと、サイトによって差があることが分かります。
費用の安いサイトに出稿したいと考えるかもしれませんが、基本的に安いサイトは広告主側の出稿の手間が大きいと考えられます。

例えば、4週間掲載で20,000円ほどという破格の料金のサイトは、広告主自身で求人情報をサイトに登録したり、出稿時の原稿を自分で1から作ったりする必要があります。
その一方で、1週間の掲載で20,000円や、多少高額なサイトの場合、原稿等を1から作る必要がなくさまざまな系列サイトにも同時に掲載されるなどの特徴があります。

求人広告の効果を高めるには?

せっかくコストと手間をかけてWeb求人広告を出しても、効果があがらなければ損失を招いてしまいます。
求人広告を効果的に出すには、どのような点に留意すれば良いのでしょうか。

ターゲットは広く設け、選考で絞り込む

「このような人材が欲しい」と詳細に条件を設けてターゲットを設定する方法もありますが、現在は人口数の減少も影響し、各業界で慢性的に人手が不足している状況です。広告掲載時には最低限の条件のもとに幅広くターゲットを設定し、選考を進める段階で絞り込んでいく方法を採ると安心です。

採用ターゲットに適した求人媒体を選定する

「新卒向け」「キャリアアップ転職向け」「女性向け」「パート・アルバイト向け」など、求人のニーズに応じてさまざまな形態のWeb求人媒体があります。
詳細なターゲットを設定できたら、その性質に見合う求人媒体を選定して掲載を申し込みましょう。

例えば、午前中に働ける女性をアルバイト・パートで採用したい時に、大手総合求人媒体に掲載するよりも、女性に絞ったアルバイトやパートを募集している媒体を選択したほうが、閲覧回数は下回る可能性がありますが、ターゲットが絞られているため採用効率が向上するだけでなく、費用も抑えることができるでしょう。

媒体により課金形態が異なる場合もある

先ほど出稿料の目安についてご説明しましたが、媒体によっては課金の仕組みが異なる場合もあるため注意しましょう。Web求人広告の課金形態には大きく分けて「成果報酬型」と「掲載課金型」があります。

  • ・成果報酬型:求人広告経由の応募・採用など、成果によって課金が発生する
  • ・掲載課金型:掲載期間ごとに費用が発生する

求人広告の費用対効果を高めるためには、自社に適した課金形態を見極めて媒体を選ぶことも重要です。

求人広告の原稿は簡潔且つ具体的に

求人広告の原稿には、「未経験者歓迎」「好待遇」「週休二日」など、常套句を使用しがちです。

しかし「週休二日」と「完全週休二日」は意味が異なりますし、「未経験者」という言葉だけでは何の経験を指しているか分かりません。求職者の目を引くためによく用いられる言い回しは、それ単体では指すものが曖昧なこともあるため、安易に使用しない方が良いでしょう。

「完全週休二日制」や「○○職未経験でもOK(△△職経験ある方歓迎)」など、求職者が見て「自分が応募したいか、応募できるか」がはっきり分かるよう具体的に記載しましょう。

「SNS求人」も視野に入れる

「ソーシャルリクルーティング」という言葉を耳にするようになりましたが、広義ではインターネット求人の一種にあたりますが、「SNSに求人用アカウントを設け、フォロワーの応募を受け付ける」形の求人方法です。

SNSアカウントは無料で運用できますし、フォローされたユーザーのアカウントからユーザーの人となりをに関する詳細をある程度知ることができるれるため求人のミスマッチが少ないといわれています。
ソーシャルリクルーティングはメリットが多いため、海外では既にメジャーな採用方法として確立しています。

動画を活用して実際の職場の雰囲気を伝える

最近では大手の求人サイトでも、ユーザーに対してより、職場の雰囲気や、作業内容を伝えるために動画を活用するケースが増加しています。
今までは画像による切り取られた一部分しか確認できませんでしたが、動画を活用することにより職場の人の雰囲気などをより伝えられるようになりました。そのため、安心感が生まれ、興味をより促進させることができ、結果として応募率向上につなげることができます。

Web求人広告の効果測定方法

求人広告 効果測定

Web求人広告も成果があがったら終わりではなく、成果について詳細に効果を測定し、分析を行うことが重要です。Web求人広告の効果について、確認すべき数値は以下の3つです。

インプレッション数

求人広告が検索結果として表示された回数です。この先のアクションが得られているか得られていないかにより、タイトルなど掴みの部分で求人広告を求職者の目に留められたかどうかを確かめることができます。

セッション数

セッション数は、求人広告のページがユーザーに閲覧された回数を指します。インプレッション数が多いわりにセッション数が極端に少ない場合、タイトルなどが目を引く魅力に乏しかったと判断することが可能です。

コンバージョン数

求人広告のページを訪問の上、応募または問い合わせに至ったユーザーの数です。
もしセッション数が多いわりにコンバージョン数が少なければ、内容で他の広告と差別化が図られていない可能性があります。また、求人広告そのものが魅力に乏しいことも想定できます。

求人広告を掲載後、効果を詳細に測定し問題点を洗い出すことで改善の糸口を見つけ、より効果のある求人広告の作成・出稿につなげていくことができます。

まとめ

求人広告を掲載する目的は、採用ニーズに合った人材を獲得することです。広告媒体の選定やターゲット層の分析をきちんと行い、効果を確実に得られるWeb広告を作成・掲載しなければなりません。

効果があがるWeb求人広告は、ターゲットが明確に設定されており、且つ適した媒体に掲載されています。
また、内容面でも他と差別化が図られていることが重要です。
思うように成果があがらない場合は、効果測定を行って分析結果に応じ継続的に改善を実施しましょう。


 

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