LINEはSNSツールとして日本国内で非常に大きなシェアを誇っています。
2020年4月時点での国内ユーザー数は約8,400万人。国民の3人に2人は利用している計算となります。
このLINEを利用した集客方法として「LINE広告」というものがあります。
そのLINE広告について、注目したいキーワードが「インプレッション」です。
本記事では、LINE広告における「インプレッション」の概要とその確認・改善方法、そして動画を利用したインプレッションについて解説します。
目次
LINE広告の特徴とは
LINE広告はLINEおよび関連アプリに広告を出稿するための広告配信プラットフォームです。
EC、ゲーム、人材、不動産などさまざまな業種の企業に利用されています。
その一番の特徴は、何といっても月間8,400万人が利用するLINEに広告を掲載し、多くのユーザーにリーチできることです。国内のSNS利用ユーザーの85%に利用されており、幅広い年齢層に利用されていることも、広告配信先としてはメリットとなる点です。
LINE広告では、配信対象ユーザーを性別や年齢などの「みなし属性」で高い精度でターゲティングすることが可能です。過去の商品購入者に類似したオーディエンスも作成でき、効率的にアプローチできます。
広告対象の認知拡大、ユーザー獲得、友だち増加など、さまざまなマーケティング目的に対応可能なメニュー、配信方法が用意されていることも特徴的で、利用についてはオンラインで手軽に申し込みができます。
予算に応じて小額からも出稿可能となっています。
出稿先としては下記のアプリが対象となります。
例えば、LINE NEWSは月間利用者数7,500万人以上(2020年4月時点)、LINEポイントは月間3.7億ページビュー(2020年4月時点)とユーザー数の豊富さは抜群です。
- ・Smart Channel
- ・LINE NEWS
- ・タイムライン
- ・ウォレット
- ・LINEマンガ
- ・LINEポイント
- ・LINE BLOG
- ・LINEチラシ
- ・LINEショッピング
また、LINE広告ネットワークを利用した3rdパーティーのアプリへの広告配信も可能です。
LINE広告の利用の流れは下記の4ステップ。LINEによる広告内容の審査があります。
- 【1】広告アカウントの開設
- 【2】配信設定
- 【3】審査
- 【4】配信開始
LINE広告でのインプレッション
概要
LINE広告では、広告のクリエイティブ領域が100%表示された状態をインプレッションと呼んでいます。
LINE広告においては、インプレッションは広告がどれだけユーザーに見られたかという大切な指標となります。
インプレッションが出ないときの改善方法
インプレッション数が伸びない場合には、以下のような対策を取ることで効果が改善することがあります。
ぜひ実践してみましょう。
- ・定期的に広告の内容を見直し、新しいクリエイティブを用意する
- ・配信オーディエンスを広げてリーチしていないユーザーへの配信を狙う
- ・入札単価を上げてさまざまなオークションで勝率を上げることを目指す
もしLINE広告を活用した施策を行っており、手動入札ではなく、自動入札にしている場合はクリエイティブを入稿する、ターゲティングを広げるといった施策を行ってしまうと、改めて媒体自体の学習期間に入ってしまうため、注意が必要です。
動画について
LINE広告に掲載する動画は、認知目的であっても、コンバージョン目的であっても、動画内でサービス概要の説明を行い、LPやダウンロードページなどに誘導することができます。
LINE広告では配信先メディアやユーザー属性を指定できるため、ターゲットを絞った動画作成も有効となります。動画の大きさはCard(16:9)、Square(1:1)、Vertical(9:16)の3種が選択可能です。
カッコ内は横:縦の比率で、スマホで表示される場合は縦の比率が高いほど大きな動画の表示となります。
LINE広告における動画はアプリの画面に表示されるほか、LINEの各種サービスやサードパーティのアプリなどにも配信されます。リーチ数が多く、ターゲットも幅広いことが特徴です。
インプレッション数の確保を行ったうえで、ユーザーのアクションを誘う動画を配信することで、はじめてユーザーのアクションにつなげることができます。
効果的な広告配信には、どちらか片方ではなく、両方を実現する必要があります。
LINE公式アカウントはインプレッションではなく「リーチ」
LINEにはもう一つマーケティングに利用できるツールがあります。
それはLINE公式アカウントです。
ただし、LINE公式アカウントでは指標としてのインプレッションはなく、リーチが指標となっています。
リーチは実際に配信されたメッセージを見てくれたユーザー数をカウントします。
同一ブラウザで2つの広告が表示されたとしても、リーチ数は1とカウントされます。
まとめ
LINE広告では、「インプレッション」が重要な指標となることを紹介してきました。
インプレッションを上げるために重要となるのは、動画の効果的な使い方です。
できるだけ多くのユーザーのリアクションにつながるような動画づくりが求められます。
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