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動画広告とは?種類・役割やメリット・デメリットを紹介

動画サイトの拡大やSNSの普及と同時に、動画広告の市場も成長しています。それに伴い、様々な企業が、マーケティングの手法として動画広告を取り入れ始めています。

テキストや静止画に比べ、多くの情報量を取り込めるのが動画広告のメリットです。インパクトを与え、ユーザーに商品やサービスの魅力を伝えられます。

ターゲティングや広告配信後の分析を行うことで、より良い広告が制作できるでしょう。ただし、動画広告には複数の種類があるため、その特徴を理解して使いこなせるようになることが重要です。

この記事では企業のマーケティング担当者の方向けに、動画広告について詳しく解説します。

動画広告とは

動画広告には「インストリーム広告」「インバナー広告」「インフィード広告」「インリード広告」など、さまざまな種類があります。

従来はテレビのコマーシャルが最良の広告手段であると考えられていましたが、スマホの普及によって若い世代を中心にテレビ離れがおき、企業も広告のやり方を改めねばならなくなりました。現在では、動画広告はInstagramやFacebookなどのSNSで活用されています。

今後本格的に5Gが普及すれば、動画広告の需要はさらに伸び続けることが予想されるでしょう。

動画広告の種類と役割

動画広告には主に以下の種類があります。

・インストリーム広告

・インバナー広告

・インフィード広告

・インリード広告

それぞれの種類で役割が異なります。以下ではそれぞれの広告の種類と役割、そして事例について解説します。

インストリーム広告

インストリーム広告とは、動画コンテンツの前後や再生途中に挿入される動画広告です。「YouTubeでよく見かける広告」といえば、思い当たる方も多いのはないでしょうか。インストリーム広告の特徴は以下のとおりです。

・再生時間は数十秒から数分と幅がある

・5秒間の強制視聴の後にスキップできる「スキッパブル広告」がある

・広告再生中はスキップできない「ノンスキッパブル広告」がある

・動画コンテンツ内で表示されるため、ユーザーの目を確実に引ける

・文字や映像、音声などを織り交ぜた高度なメッセージを送れる

・動画コンテンツと同じ画面で表示できるのでさまざまな情報を詰め込める

インストリーム広告の事例:Audi

1つ目に自動車の事例を紹介します。アウディは新型のR8の発売時にインストリーム広告を出稿しました。新型のR8が停止状態から3.5秒でトップスピードになる性能に着目し、広告の再生開始と同時にR8を発信させて3.5秒でトップスピードに達するまでの映像を流し、1.5秒で商品名と企業名を表示しています。

広告がスキップ可能になる5秒間だけを広告として使った成功事例です。

インストリーム広告の事例:FANTA(コカ・コーラ)

2つ目に炭酸飲料の事例を紹介します。特に中高年層にとって子どもの頃からなじみの深い炭酸飲料の代表格・FANTAは、多くの媒体で大々的にプロモーションを実施。若年層をターゲットに視聴数の多いYouTube上でのインストリーム広告も積極的に配信しています。

なじみの深いロゴ、ボトルに続くのはアレンジレシピの美味しそうな映像。爽やかでポップな炭酸飲料のイメージをアピールし、商材名の認知獲得に一役買っています。

インバナー広告

インバナー広告とはバナー広告枠の中に流れる動画広告のことです。視聴者の聴覚と視覚に訴えかけるため、テキストや画像などのディスプレイ広告よりも訴求率が高くなります。インバナー広告の特徴は以下のとおりです。

・従来のバナー枠に配信される

・普段動画コンテンツを視聴しないユーザーにもアプローチできる

・動画コンテンツの視聴の意思を問わずページを開いたタイミングで再生される

・動画コンテンツの視聴を阻害しないため、ユーザーの広告に対する不快感が少ない

インバナー告の事例:行政からのメッセージ

引用元:https://www.yahoo.co.jp/

行政からのコロナワクチン接種のメッセージのインバナー広告です。

ページを開けば必ず再生されるインバナー広告の性質と、接続数の多いヤフーTopページの価値を掛け合わせ「ワクチン接種の重要性の認知と接種の促進」といった目的に、効率よくアプローチするといった狙いがわかります。

サッカーW杯でDFとして日本を背負って戦った内田篤人元選手のビジュアルも“コロナと戦う”“コロナから国民を守る”イメージと合致しており、メッセージ性の強い内容となっています。

インフィード広告

インフィード広告とは、SNSのフィードの間やニュースアプリに表示される広告のことです。インフィード動画広告とは、インフィード広告の動画版の広告を指します。インフィード広告の特徴は以下のとおりです。

・閲覧するユーザーに自然な訴求ができる

・動画のみで構成され、ソーシャルフィード内に表示される

・一度ホームページを訪れたユーザーに対して再び広告を配信できる

・特定のキーワードを検索したユーザーに対して広告を配信できる

インフィード広告の事例:ユニクロ

ユニクロのインフィード広告の事例で、本記事を作成した2021年8月現在、積極的に行われているプロモーションです。

長尺の動画は向かないとされるツイッターのインフィード広告で、1分の尺の動画を用いたやや挑戦的な広告ですが、桑田佳祐氏の起用により爆発的な反響を得ています。

インフィード広告の事例:Findy

エンジニア転職支援を行う、Findyのインフィード広告の事例です。

2010年代前半に動画サイトを中心にネットミームとして広がった“エルシャダイ”というゲームの「大丈夫だ、問題ない。」というセリフをメインビジュアルにおくことで、当時10~20代をギークな文化の中で過ごし、現在は20代後半から30代の脂の乗ったエンジニアとなった層を狙い撃ちにしています。

好意的なシェアも多く、バズマーケティングとしても感心すべき事例です。

インリード広告

インリード広告とは、WebサイトやSNSにあるコンテンツとコンテンツの間に挿入される動画広告です。インリード広告の特徴は以下のとおりです。

・ユーザーの画面に表示されると広告の再生が始まる

・ユーザーに動画を最初から見てもらえる

・フルスクリーンで表示されたり音が出たりしないため、コンテンツの閲覧の邪魔にならない

・メインコンテンツの間に表示されるため、ユーザーに自然に視聴させることができる

・コンテンツや記事内に埋め込む「アウトストリーム広告」の先駆者

インリード広告の事例1

引用元:https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210821/pol2108210001-n2.html

デリバリーサービス「フードパンダ」の広告事例です。

デリバリーサービスとして後発であることから、動画も極彩色を基調とし、タレントの渡辺直美氏を起用するなど、奇をてらった内容となっています。

ユーザー視点ではスルーされやすいインリード広告では、思わずクリックしてしまう奇抜さは広告として有効と言えるでしょう。

動画広告を活用する5つのメリット

動画には、文字だけでは伝えられない情報を発信できるなど、様々なメリットがあります。動画が持つ特徴を把握しておくことで、より効果的に動画広告を活用できるでしょう。

・より多くの情報を発信できる
・広告の効果測定や改善がしやすい
・海外の顧客獲得の可能性がある
・商品などのイメージが伝わりやすい
・SNSで話題になる可能性がある

情報をより多く発信できる

動画広告は、視覚と聴覚の両方を使ってユーザーに情報を与えます。テキストだけや画像だけの広告と比較して、短時間で多くの情報が発信可能であることは、動画広告の大きなメリットです。

情報量が多ければ、その分ユーザーの記憶に留まりやすくなるため、広告を閉じた後も印象に残り、サービス利用や商品購入に繋がるでしょう。

広告の効果測定・改善がしやすい

動画広告を見るユーザーの行動を知る指標として、再生数、再生時間、クリック数等があります。その広告がターゲットとしているユーザーが視聴しているか、最後まで見てもらえているかなどのチェックが可能で、テレビCMよりも詳細な分析ができることが動画広告の特徴です。

ユーザーの行動を知れば、その後の振り返りや次の広告の改善に繋がります。詳しいデータを収集でき、PDCAサイクルを回しやすいという部分も、動画広告の特徴と言えるでしょう。

海外の顧客も獲得できる可能性がある

動画広告には、音楽や動きを取り入れられるという特徴があります。そのため、日本語を理解できない人にも、実際に使用している様子やアニメーションと共に商品の魅力を伝えられるでしょう。

動画広告の特徴は、「一目で分かりやすい映像が用いられる」という点です。難しい説明文を読ませることなく、ある程度共通した認識をユーザーに与えられることは、動画広告の強みと言えるでしょう。

商品などのイメージが伝わりやすい

静止画や文字だけでは見えない情報を、動画を使って豊かに表現することで、商品やサービスが実際に持つイメージを伝えやすくなります。例えば、商品の触り心地や、施設の中を実際に歩いた雰囲気等は、動画を使うことでユーザーにも分かりやすくなるでしょう。

さらに、ユーザーが商品を使ったり会場を歩いたりしているような演出の動画にすると、ユーザーは広告に入り込んで想像力を膨らませます。

このような演出ができるのも、動画ならではの特徴です。

SNSで話題になる可能性がある

注目を集めたコンテンツは、SNSで拡散される傾向にあります。SNS上で話題になれば、知名度が高まりるでしょう。

動画は情報量が多いため、ユーザーの興味を惹きやすく、注目を集めるのに向いています。広告を見たユーザーによる拡散が広まってバズることで、企業の力だけでは得られない広告効果を得ることが可能です。

動画広告の活用成功例

動画広告を制作する際、これまでにどのような成功例があるのかを知り、参考にすることが重要です。

例えば、設定したターゲットの若い年代層に興味を持ってもらえるように、ドラマ仕立てにしたことで閲覧数やターゲット層へのリーチを伸ばした企業があります。また、見た目だけでは分かりにくい商品の性質を、動画にすることで分かりやすく伝えた事例もあります。

成功した動画広告に共通しているのは、「明確な広告の目的とターゲット」があるということです。また、制作におけるポイントを重視しているのも、成功に繋がる要素と言えるでしょう。

動画広告を制作する際に大事なこと4つ

動画広告の特徴を理解して上手に使うことで、高い広告効果を得られるでしょう。ここでは、動画広告を制作する際に押さえておくべき4つのポイントをご紹介します。上手く特徴を理解して、より多くの人に認知してもらいましょう。

・動画の特徴を押さえて制作する
・戦略や目的を明確にする
・動画時間の長さに注意する
・CMにはそのまま使わない

モバイルデバイスの視聴者に配慮した動画を制作する

スマートフォンやタブレットPC等のモバイルデバイスを使う際、テレビと違い、ユーザーは1人で広告を見ていることが多くなります。その特徴を活かした動画を作成すると、ユーザーが広告に興味を持ちやすくなるでしょう。

例えば1人でゆっくり見たくなるような、趣味に深く関連する内容の動画は、広告効果が高まります。

しかし、モバイルデバイスにおける動画広告はユーザーに抵抗感を持たれる可能性があるため、興味のない広告はスキップできるような形式にしておくことで、ネガティブな印象を回避できます。

戦略をしっかりと立ててから制作する

動画広告の制作を始める場合は、最初に戦略を立てます。この時、広告の内容だけではなく、いつ広告を出すのかという広告期間やタイミング、どのメディアに掲載するかの選定に加え、かかる予算を検討していきましょう。

広告を出す時期を決めると、制作に必要なおおよその時間が見えてきます。さらに、制作期間や予算が決定すれば、動画を自社制作するのか外部に依頼するのかという部分まで検討が可能になります。

動画時間の長さに注意する

動画の長さによって、制作にかかる時間や費用が大きく変わります。基本的には動画が長いほど制作に時間がかかり、費用が高くなります。

しかし、動画の時間が短すぎると、伝えたい情報を十分に入れられないという可能性もあります。また、掲載する媒体によっては動画の長さに指定があることも想定されるでしょう。

上記のことを踏まえ、広告の目的や戦略に合わせて、適切な長さを設定できるようにしましょう。

CMを活用する場合はそのまま使用しない

CMと動画広告では、その特徴やターゲットが異なります。そのため、CMの素材をそのまま動画広告に活用しても、十分に効果が出ないこともあるでしょう。

テレビCMはテレビで配信され、動画広告は様々なモバイルデバイスで配信されます。画面の大きさも違うため、そのまま活用しても違和感が残るでしょう。

また、CMと動画広告ではターゲットユーザーが異なるため、テレビCMで好評だったものでも、Webに移行するとうまくいかないケースがあることも理解しておきましょう。

まとめ

動画広告は従来の静止画や文字を使った広告よりも、視聴者の関心や興味を引きやすい広告です。動画広告をうまく活用できれば、大きな効果が得られるでしょう。今や企業のマーケティングに動画広告は必須のツールとなっています。

現代のマーケティング競争で勝ち抜くためには、自社の魅力を、動画広告を活用してアピールすることが大切です。ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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