今や動画によるサービスや商品のプロモーションは一般的なものとなっており、多くの企業が効果的なプロモーション動画を作成し、成果につなげています。自社のサービスをより多くの人に知ってもらいたい、売上アップを目指したいとなった際には、やはり動画プロモーションを積極的に考えたいところです。
そこで今回は、プロモーション動画の事例を紹介しつつ、成功のコツを解説していきます。わかりやすい事例も紹介しますので、PR効果をより高めていきましょう。
動画の制作に関して初心者の方は、こちらの記事をご参考ください。
目次
プロモーション動画の事例9選
以下で紹介するのは、実際にプロモーション動画を使ったデジタルマーケティングの事例です。現在は多くの企業がYouTubeやTwitterなどのSNSを通じてプロモーション動画を発信しており、それによって知名度や売上向上、ブランディングなどの成果につなげています。
プロモーション動画を制作して成果を上げたい際には、まず以下の事例からチェックしていきましょう。
日清食品株式会社
日清食品の主力商品の一つであるシーフードヌードルのプロモーション動画です。いいたくなる「夏はシーフード」のフレーズを、シュールなアニメーションとともに繰り返すことで、視聴者に印象づけています。
最後はさわやかな夏の風景をバックに実写映像を見せ、視覚的においしさやさわやかさを伝えることで、視聴者を引きつけているのが特徴です。
株式会社デンソーソリューション
クラウド型エネルギーマネジメントシステム「EcoloDy」を紹介する、株式会社デンソーソリューションのプロモーション動画です。電気料金の仕組みをわかりやすくコンパクトに伝え、「お客様の投資回収期間をより短くする」といったメリットを提示しています。
このプロモーション動画は、AI技術を使った動画編集ソフト、Video BRAINで作成されています。Video BRAINは編集技術がなくても、テキストと写真、映像を用意することで、AIが最適なカスタマイズをサポートしてくれるのが魅力となっています。
ハーゲンダッツ ジャパン
ハーゲンダッツジャパンの新商品・クリーミージェラートの魅力や食べかたのバリエーションを紹介するプロモーション動画です。そのまま食べる食べかたのほかに、ぐるぐるとひねって食べる「ねり食べ」を提案することで、商品への興味を誘っています。
2種類の食べかたがあるからこそ「いつものハーゲンダッツとはひと味違う」というアピールをしているのが特徴といえるでしょう。
別府市・湯~園地計画!
別府市の「遊べる温泉都市構想」の一環として2016年に配信されたプロモーション動画です。「100万再生達成したら温泉のアミューズメント施設計画を実行する」というプロモーションを行い、注目を集めました。
実際に動画は2021年時点で500万再生を超えています。動画の概要欄には海外向けに英語訳のメッセージも掲載されており、外国人にも注目されていたのでしょう。
ダンボールワン
ダンボール業界ナンバーワンの通販サイトを運営する企業・株式会社ダンボールワンの求職者向けのプロモーション動画です。有名RPGを模した作りとなっており、会社のアットホームでなじみやすい雰囲気が自然と伝わってくるのが特徴となっています。
有名RPGの世界観やコンセプトをしっかりと最後まで意識し、「石川県の勇者(社員)募集!」とうたっているのもおもしろみの一つといえるでしょう。
Growthix Capital株式会社
会社紹介を主なコンセプトとしたGrowthix Capital株式会社のプロモーション動画です。現代的でスタイリッシュな音楽とともに、まるで映画の予告動画を彷彿とさせるような作りが魅力となっています。
会社説明のプロモーション動画としては再生数が高く、2020年公開の動画にも関わらず2万回以上の再生数を記録しているのが特徴です。
北九州市観光情報ぐるリッチ北九州
関門海峡のPRを目的とした、北九州市観光情報ぐるリッチ北九州のプロモーション動画です。迫力満点の映画のようなクオリティで、本格的なCGを使うことで関門海峡の厳しくも美しい自然の魅力を伝えています。
この動画は異例の1億回以上の再生数を記録しており、主に海外からの注目を多く集めているのが特徴です。
キャノンマーケティングジャパン
キャノン製品の一つであるミニフォトプリンター「iNSPiC」の魅力を伝えるプロモーション動画です。美しい自然や楽しそうな休日の映像とともに、製品を使っている様子を見せることで、全体的なイメージの良さにつなげています。
動画を見ているだけで使いたくなる、休日や旅行が楽しくなりそう、と感じさせてくれるのが大きな特徴です。
JR東日本
JR東日本の魅力を伝えるコンセプトムービーの役割を持つプロモーション動画です。「BE CREATIVE」をテーマにしており、スタイリッシュな音楽によく聞く電車のアナウンスを織り交ぜるかたちで、編集しているのが魅力的なポイントになっています。
東日本各地の風景、電車が走る様子、従業員が働く様子がとても美しく動画の中で映えており、ブランディング効果を高めてくれているのが特徴です。
プロモーション動画を成功させるコツ
プロモーション動画は多くの人から自社商品やサービス、ブランドへの関心を集めるうえで大きく役立つものといえます。しかしそうはいっても、目指したコンセプトやクオリティに見合っていないと、せっかくのプロモーション動画も意味をなさなくなってしまうものです。
ここからは、プロモーション動画を成功させるコツを詳しく紹介します。
プロモーションの目的を明確にする
プロモーション動画を成功させるには、目的を明確にしたうえでコンセプトやテーマ、物語、脚本を決めていくことが重要となります。
・プロモーション動画で企業全体のイメージをアップさせたい
・商品の魅力をもっと幅広い世代に知ってもらいたい
上記のように具体的な目的を定めることが、プロモーション動画制作のスタートといえるでしょう。
ストーリー性を持たせる
プロモーション動画を制作する際には、ストーリー性を持たせて多くの人の興味を引くことが鍵となります。ストーリー性のあるプロモーション動画は見てもらいやすく、商品を知ってもらうこと、ブランドイメージを高めることなどの効果が期待できるでしょう。
例えば、製品の魅力を伝えるプロモーション動画であれば、その製品でどのような人がどのような良い思いをしたのかという点を考え、ストーリーを構築していくことが重要です。
トレンドを意識して動画を作成する
どのような分野においてもトレンドはあります。動画制作においてもそれは同様であるため、トレンドを意識した動画作りを心がけることが重要です。
トレンドを意識していない動画は、視聴者に古臭いという悪い印象を与える可能性があります。
自社でスピーディーに制作する
プロモーション動画をスピーディーに量産し、どんどんPDCAを回すためには、外注よりも社内で制作することを推奨します。
法人向け動画編集ツールVideo BRAINなら、素材とテンプレートを入れるだけでプロモーション動画の制作が可能。テンプレートも豊富で未経験の方でも今すぐ動画制作を始められます。
Video BRAINで制作したプロモーション動画事例はこちらをご参考ください。
動画プロモーションのメリット
動画プロモーションを行う際には、どのようなメリットがあるのかをよく整理することが重要です。動画によるPRを積極的に実践したいと考えてはいるものの、具体的にどんな良さや効果に期待ができるのか、詳細を知ってから決めたいという方も多いでしょう。
動画プロモーションを行うメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
イメージを表現できる
自社の経営理念や哲学、製品やサービスのコンセプトに関するイメージは、単純な画像・テキストのみでは伝わりにくいものです。一方で、動画プロモーションであれば、イメージを具体的に表現することが可能となり、伝えたいコンセプトをストレートに届けることができます。
会社やサービスのイメージを実写映像で伝えることができれば、意識しているターゲット層により効率的に訴求できる可能性が生まれるでしょう。
感情に訴求しやすい
プロモーション動画はストーリー性のあるものが多いため、感情に訴えかけることでイメージアップにつなげることも可能です。
・きれい
・美しい
・楽しそう
・心が落ち着く
上記のような感情の変化を、プロモーション動画を見た人が感じれば、会社・サービスに関して良いイメージを持つようになるでしょう。
記憶に残りやすい
プロモーション動画はダイナミックな3DCGやおもしろいアニメーション、美しい風景やかわいい動物、感動するストーリーなどを通して、製品やサービスの良さをアピールしていくため、視聴者の記憶に残りやすいのが特徴です。
より魅力的なプロモーション動画を制作できれば、多くの人にプロモーションした内容を記憶してもらえるでしょう。会社や製品を知ってもらうこと、ファンになってもらうこと、興味を持ってもらうことに大きく役立ちます。
動画プロモーションの注意点
動画プロモーションは、うまくいけば高いPR効果が期待できますが、一方で、注意点やリスクとしてチェックしておきたいポイントもいくつかあります。
特に制作コスト、炎上の可能性などには注意したいところです。この2つの注意点に関して詳しく見ていきましょう。
制作にかかるコストが大きい
動画プロモーションは、制作にかかるコストの負担が大きいことでも知られます。プロモーション動画を作って、たくさんの人に製品やサービスの良さを知ってもらうというのは簡単ですが、成果が十分に見込める動画を作るためには、コストをかけなければなりません。
また制作では、企画、構成、撮影、編集といった多くの工程が必要となるため、費用だけでなく時間もかかります。コスト面が心配、予算が十分にないといった不安要素がある場合は、簡単にプロモーション動画制作を決めないほうが良い場合もあるでしょう。
炎上する可能性がある
プロモーション動画は、内容次第では炎上する可能性もあります。悪い評判が集まることをネットでは「炎上する」といいますが、実際にプロモーション動画やテレビCMの内容が悪質だということからクレームにつながり、最終的に配信・放映停止となっている例は少なくありません。
ちょっとしたブラックジョークのつもりが、冗談では済まされないものとして受け取られてしまうこと、映像や音楽の選択が思いがけず不快感につながるかもしれないことなど、このようなことを意識することが大切です。
配信の際には十分にコンプライアンスチェックを行い、必要に応じて内容を見直していくことが必要だといえるでしょう。
まとめ
プロモーション動画での会社・商品・サービスなどのPRは、販促効果やブランディング効果を高めるうえで効率がいいため、ぜひ積極的に検討していきたいところです。ただ、プロモーション動画にはメリットだけでないという点は理解しておきましょう。
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