LINEで企業アカウントを持っている場合、ユーザーに動画を配信している場合も多いのではないでしょうか。
配信用の動画を編集する際、LINEの編集機能を使われている方もいるかもしれません。送信しやすいために気軽にできる反面、機能面で物足りなさを感じる部分もあると思います。
この記事では、LINEの動画編集でできる内容をまとめました。少し凝った動画を作りたいときに役立つアプリや、配信の際のおさえておきたいポイントなどもあわせて紹介します。LINEで配信する動画の担当者はぜひ参考にしてみてください。
目次
LINEだけでも動画は編集できる?
LINEで動画を送りたい場合、LINE上で動画が編集できます。使い慣れたLINEで操作できるため、慣れていない方も編集しやすいのが魅力でしょう。
それでは、LINE動画編集でできることを見ていきましょう。
1)動画の長さを編集する
LINEでは、撮影した動画を短く編集できます。動画の一部をカットしたい場合、編集機能の中にある「ハサミ」のアイコンをタップして編集しましょう。LINEで送れる動画の長さは、「5分まで」と上限が設定されています。元の動画が5分を超えている場合、5分以内の動画に調整する必要があります。
2)音声を消す
撮影した動画の音声を消すことができます。音声を消したいときは、一番上のスピーカーのアイコンをタップします。
3)不要な部分を隠す
プライバシーなどの問題で、動画の中に隠したい部分が含まれているときもあるでしょう。その際、絵文字やスタンプで不要な部分を隠すことができます。通行人など第三者の顔が認識できるような場合は、この機能を使って隠すと安心です。
4)文字を入れる
編集機能の中にある「T」は、テキストを入れたいときに使用します。色や大きさは調整できますが、フォントなどは選べません。
5)手描きで線などを入れる
機能にある「鉛筆」のアイコンは手描きで線を書き加えたり、イラストを描いたりできます。たとえば、強調したい箇所に○をつけることが可能です。
なお、できあがった動画は「完了」を押すと自動的に保存されます。元の動画に上書きされるので注意が必要です。
LINEで動画を編集するメリット・デメリット
LINEの動画編集機能はとてもシンプルです。そのため、すぐに動画を編集したいときやライブ感を伝えるような内容のときに向いています。ただし、凝った動画を作りたいときには不向きでしょう。
ここからはLINE上で動画を編集するメリット・デメリットを紹介します。
メリット:配信まで簡単にできる
動画を撮影したら、編集から配信まで全てLINEだけで行える手軽さが魅力でしょう。スマホで動画を撮影すれば、LINEのカメラロールから動画を呼び出し、スムーズに編集作業を行うことができます。編集が終われば、そのまま配信可能です。
ビデオカメラなどで撮影した場合、パソコンにデータを取り込んでから動画編集ツールを使って作業することになります。スマホで撮影し、LINEで動画を編集すると、作業の時短につながります。パソコンを使用しないので、すきま時間に作業できることもうれしいポイントです。
デメリット:編集の自由度が低い
デメリットとしては、パソコンでの作業と比較すると動画編集の自由度が低い点が挙げられます。スマホの画面では、どうしても細かい作業がしにくくなります。さらにLINEの編集機能だけでは限界があるため、動画のクオリティにこだわりたい場合は不向きでしょう。
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LINEの動画編集だけでは足りないときに使えるアプリ3選
LINEだけでも動画を編集できますが、機能に物足りなさを感じる場合もあるでしょう。そんなときは、動画編集アプリなどを使いましょう。
ここからは、おすすめの動画編集アプリを紹介します。初心者でも使いやすく、基本的な編集機能が充実しているものをピックアップしました。
1)Clips(クリップス)
「Clips」はAppleの動画編集アプリです。iPhoneやiPadの動画編集アプリは「Clips」と「iMovie」が有名ですが、初心者は「Clips」の方が使いやすいでしょう。機能が豊富というわけではありませんが、オリジナリティのある動画が作れます。
背景をリアルタイムで合成できたり、ビデオのオープニングやエンディングなどのタイトル画面を作れる「ポスター」という機能があったりするなど、魅力的な機能も搭載されています。とにかく簡単に動画を編集したい方におすすめです。
2)Youcut(ユーカット)
「Youcut」はAndroid専用の動画編集アプリです。機能が充実しており、スマホだけでもパソコンで編集したようなクオリティの動画を作れます。
ただし、使いこなすまでに少し時間がかかる可能性があります。どちらかといえば、初心者よりも動画編集を経験したことがある人向けでしょう。圧縮やトリミング機能もついており、メールなどで添付して送りたいときにもおすすめです。
3)VivaVideo(ビバビデオ)
初心者から上級者まで楽しく使えるのが「VivaVideo」です。フィルターを使って色調補正などができるので、雰囲気のある動画を編集できます。無料版でも機能が充実していますが、有料プランに加入するとより本格的な動画編集を行えます。
まずは無料版を使ってみて、気に入れば有料プランの加入を検討しても良いかもしれません。
最新「LINE VOOM」(2021年12月13日リリース)で配信するポイント
LINEで編集した動画は、そのままLINE上で送付したり配信したりできます。企業アカウントをお持ちの方は、LINEの動画プラットフォーム「LINE VOOM」も活用してみましょう。
「LINE VOOM」とは?
LINE 11.20.0バージョン(2021年12月13日リリース)以降、「タイムライン」が「LINE VOOM」という動画プラットフォームとして生まれ変わりました。
LINE VOOMは、ユーザーの興味にマッチした動画コンテンツが表示されます。投稿を見たユーザーは「いいね」をつけたり、コメントしたりするなど反応できるようになっています。コメントに対して企業は返信できるため、ユーザーとコミュニケーションを取ることが可能です。
LINE VOOMの特徴は、LINE本体とは切り離されている点が挙げられます。つまり、アカウントと友だちになっていない人にもアプローチできるのがポイントです。
企業が配信している動画はさまざまなものがありますが、10秒から30秒程度のCMタイプが主流です。中にはインタビューなど2分程度の動画を掲載している場合もありますが、短いコンテンツの方が最後まで見てもらえる率が上がります。
配信時に注意すべき点
・多くのユーザーに届ける動画を作る
LINE VOOMはユーザーの好みに沿った動画をはじめ、話題の動画や人気の動画などが自動的に表示されます。公式アカウントから発信する場合は、なるべく多くの人に見てもらうことが理想です。例えば、お菓子メーカーの広告動画ならば、自社製品をPRするだけではなく、スイーツに関するコンテンツを発信するなど、幅広い層を取り込むことを意識してみましょう。
・縦長画面に対応した動画を作成する
LINEに限ったことではありませんが、スマホ用の動画コンテンツは縦長画面を意識したものが増えています。そのため、動画はあらかじめ縦長で撮影しておくことをおすすめします。
まとめ
LINEだけでも動画編集は可能です。しかし、機能に限界があるので、ユーザーの印象に残るような凝った動画を作るにはどうしても限界があります。スマホで使えるアプリを利用するほか、本格的な動画を作りたいなら動画編集サービスを使うのがおすすめです。
LINE VOOMなどで配信するなら、インパクトのある動画づくりが重要になってきます。企業がクオリティの高い動画編集や配信をするなら「Video BRAIN」などの動画編集ツールを検討してみてはいかがでしょうか。
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