LINE広告は、月間8,900万人(2021年6月時点)という圧倒的なユーザー数を誇るLINEに広告を出稿するためのプラットフォームです。
比較的新しいプラットフォームなので競合が少なく、緻密なターゲティングにより、これまでリーチできなかったターゲット層にアプローチすることができます。
今回は、進化したLINE広告のメリット10選を、特徴や事例も併せて徹底解説します。LINE広告にチャレンジしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
目次
LINE広告とは?
LINE広告は、月間8,900万人(2021年6月時点)が利用する「LINE」に広告を出稿するためのプラットフォームです。
オンラインから手軽に配信設定を行うことが可能で、新規ユーザー獲得やキャンペーン、新商品のプロモーションなど、さまざまな用途に活用できます。
より使いやすく変化したLINEの企業向けサービス
LINEを活用したプロモーションとして、最初に思い浮かぶのはLINE公式アカウントではないでしょうか。これまで、LINE公式アカウントは主に大企業向けに提供されており、中小企業は主にLINE@を使用していました。
しかし、2019年4月からLINE公式アカウントとLINE@が統合され、0円から始めることができるフリープランが登場。さらにLINEアカウントの統合と同じタイミングで、広告配信プラットフォーム「LINE広告(旧LINE Ads Platform)」もアップデートが行われました。
これまでの「大企業向け」「最低100万円から」「運用が複雑」というイメージが一新され、「誰でも」「予算に合わせて」「簡単に」使えるようになったのです。
進化したLINE広告のメリット10選
LINE広告は、他のSNS広告と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。LINE広告の特徴を解説しながら、LINE広告のメリットを紹介します。
1. 日本人の70%とつながれる圧倒的なリーチ力
LINEの月間アクティブユーザーは、2021年1月時点で8,800万人となっており、日本人の実に70%とつながることができます。
さらに、SNSを利用しているユーザーのうち81.3%がLINEを使用しており、複数のSNSを併用するユーザーが多い中で、全体の39.9%はLINEのみを使用していることがわかっています。(2019年7月マクロミル調べ)
2.驚異のアクティブ率85%
SNS広告を検討する際には、ユーザー数に加えて、ユーザーの「アクティブ率」をチェックする必要があります。アクティブ率とは、Webサービスやアプリなどを日常的に使用しているユーザーがどの程度の割合で存在するかを表した指標です。
LINEの公式発表によると、LINEを毎日利用している日本国内のユーザーは全体の85%という高い数値になっています。
3. メルマガの4倍の開封率
メルマガの開封率は約15%程度と言われているのに対して、LINEの開封率は約60%程度。メルマガの約4倍の開封率です。もともとユニークユーザー数が多いプラットフォームで開封率も高いことから、費用対効果が高い広告出稿が可能です。
4. リーズナブルになった初期費用
冒頭で説明したとおり、かつてLINE広告には最低出稿金額100万円という縛りがありましたが、2017年4月から最低出稿予算が撤廃され、1日千円からでもLINE広告の出稿が可能になりました。
5. 複数の課金方式
LINE広告の出稿費用はオークション形式で決まる仕組みになっており、競合が多ければ多いほどクリック単価が高くなります。
課金方法には次の3つの種類があります。
①CPC(クリック)課金
広告がユーザーによってクリックされたときに広告費が発生する課金方式です。静止画像広告の場合には、クリック課金となります。広告が表示されたとしても、ユーザーがクリックしなければ課金されません。
②CPM(インプレッション)課金
広告を1,000ユーザーに表示させたときに料金が発生する課金方式で、ユーザーが広告をクリックしなくても課金されます。動画広告の場合は、インプレッション課金になります。広告枠が100%表示された際に料金が発生する仕組みで、99%以下の表示であれば課金されません。
③CPF(友だち追加)課金
LINE公式アカウントの「友だち」を増やすことを目的とした課金方式です。ユーザーが広告経由でLINE公式アカウントを友だち追加すると課金されます。
LINE広告の課金や費用相場に関連する記事はこちらも参照ください。
6. 自動最適化配信
LINE広告には、AIを活用した自動最適化配信機能が備わっています。設定した目標を達成できるように自動で入札調整しながら配信の最適化を行い、工数を削減しながら効率的な広告運用が実現できます。
7. 豊富な配信先
LINE広告にはさまざまな配信面が用意されています。ただし、配信面ごとの入札調整や配信除外といった設定はできないので注意が必要です。
・トークリスト(LINE内)
・タイムライン(LINE内)
・LINE NEWS(LINE内)
・LINE漫画
・LINE BLOG
・LINEポイントクラブ
・LINEショッピング
画像引用元:https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads/line-news/
LINE広告は、静止画に加えて、動画も入稿可能です。
動画は静止画に比べて情報量が多いことから訴求ポイントが伝わりやすく、LINE広告でも静止画に加えて動画を採用するケースが増えています。
8. 違和感のない広告表示
アプリのコンテンツとコンテンツの間に表示させる「インフィード広告」によって、オーガーニックコンテンツに自然と溶け込み、広告感が薄く、ユーザーに受け入れられやすい広告展開が可能です。
インフィード広告は、タイムラインやニューズ上に表示され、静止画と動画のどちらにも対応しています。
9. 緻密なターゲティング
LINE広告では、年齢・性別・地域に加えて、趣味や関心といった詳細を掛け合わせた詳細なターゲティングが可能です。
・地域
都道府県別や市区町村別
居住地、勤務地、現在地での指定配信や除外配信も可能
・年齢
14歳以下
15-19歳
20-24歳
25-29歳
30-34歳
35-39歳
40-44歳
45-49歳
50-54歳
55-59歳
60-64歳
65歳以上
・性別
男女の指定
・OS
Android OS、iOS
各OSのバージョン別の指定配信が可能
・趣味、関心
18種類のカテゴリから選択可能
・行動
テレビ視聴頻度やキャリアやモバイル端末の変更状況等
計7種類の行動データから選択可能
・属性
配偶者有無、子供有無、携帯キャリア、推定収入の属性データを選択可能
10. カスタムオーディエンス機能
LINE広告は、カスタムオーディエンス機能も充実しており、「アプリを開いた人やアプリ内で購入をしたユーザー」「指定した動画素材を視聴したユーザー」など、配信先のユーザーグループをカスタマイズすることができます。
LINE広告を出稿するまでの流れ
1.広告アカウントの開設、作成
2.クレジットカードの登録
3.広告配信の設定
4.審査
5.配信開始
登録はLINEの公式ホームページからオンラインで行うことができます。
LINE広告の出稿事例
最後に、LINE広告の出稿事例を3つ紹介します。
LINE公式の調べによると、在宅時間の増加に伴い、モバイル端末の利用時間が増えたことによって動画の反応率が顕著に上昇し、LINE広告の動画化が急速に進んでいるといいます。
これまでに静止画バナーを出稿して思ったような成果が上がらないと感じている方は、動画広告の出稿がおすすめです。
【事例1】肌ナチュール 株式会社Waqoo
スキンケアブランド「肌ナチュール」を展開する株式会社Waqooは、スキンケアブランド「肌ナチュール」の新規ユーザー獲得を目的としてLINE広告の運用を実施しました。
月間1万人の新規ユーザー獲得を目標に掲げ、30代以上の女性をターゲットに広告を配信し、静止画と動画を使い分けて効果を比較。ユーザーにとって最適なクリエイティブを模索し、クリエイティブ数は静止画と動画を合わせて1万点を超えました。
その結果、動画広告のLPへの遷移率は静止画の2倍になり、動画広告がユーザーの興味を引くという事実が明らかになりました。
【事例2】Dr.stretch株式会社 フュービック
ストレッチ専門店「Dr.stretch(ドクターストレッチ)」を展開する株式会社フュービックは、来店が見込めるユーザーに対して効率良く情報を届けることで新規集客を目指すために、LINE広告を運用しました。
地域ターゲディングを駆使して広告を配信し、複数のクリエイティブの効果を比較検証する中で、広告効果が高いものに寄せていくという戦略をとりました。
その結果、広告運用開始から半年間で月間新規獲得数が530%アップ、CPAは32%改善という素晴らしい成果を上げています。
【事例3】脱毛サロンミュゼ 株式会社ミュゼプラチナム
美容脱毛サロンを展開する株式会社ミュゼプラチナムは、新規顧客向けのキャンペーン告知にLINE広告を活用しました。
通常のLINE広告に加えて、1日1社限定の動画広告サービス「Talk Head View」を活用し、LINE広告の全体CPAを40%抑制することに成功しました。
また、「Talk Head View」に接触したユーザーのCTRは、非接触ユーザーのものより高くなるという結果になりました。
LINE広告の出稿はライバルが少ない今が狙い目
今回は、LINE広告のメリットや特徴、事例を紹介しました。LINEという圧倒的なユーザー数を誇るSNSを活用することによって、これまでリーチできなかったユーザー層に対して効果的にアプローチすることが可能です。
特に、動画を使用したLINE広告は、今後ますます増えていくと考えられます。LINE広告は、比較的新しいプラットフォームなのでライバルが少なく、出稿を考えている方にとっては今がチャンスです。
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