SNS広告の中でも特に若年層への効果的な訴求を実現するものとして、Instagram広告の活用は欠かせません。
ここでは、Instagram広告の強みを理解し、さらに効果的に運用するために、Instagram上のコールトゥアクション(CTA)の使い方と設定上の注意点を紹介します。
目次
トレンドの発信地となっているInstagram
2019年6月の時点で、Instagramの国内月間アクティブアカウント数は3300万を突破。
特に若者をターゲットとする代表的なSNSとしてテレビや雑誌でその名を聞かない日はないほど、その認知は拡大を続けています。
Instagramはファッションやトレンドの大きな発信源なっており、多くの人が、旅先や街中、あるいはデートスポットで撮影されたものなど、さまざまな写真を次々とInstagramにアップしています。
2017年の流行語大賞には「インスタ映え」が選ばれましたが、インスタ映えするコンテンツを用意できるかどうかが若者の集客に大きく関わることは、今や飲食店や観光地における共通認識ともなっています。
参照:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破|FACEBOOK News
Instagramの強みと多彩なコールトゥアクション
次に、Instagramの機能的なメリットや、Instagramならではの多彩なコールトゥアクションについて紹介します。
投稿がそのまま広告効果を生む「フィード」
Instagram広告の強みは何といっても、日常の投稿がそのまま自然に商品やサービスの広告につながるという点です。
モデルやタレントのInstagramにアップされたファッションアイテムやコスメはそれだけで絶大な広告効果を発揮し、フォロワーの多いインスタグラマーは、インフルエンサーとして広告代理店などから企業のキャンペーンのための拡散を依頼されることもあります。
Instagram広告はこの投稿のタイムラインの中に混じって配信されるので、ユーザーにより自然な流れで広告を見せることができます。
ブランドと暮らす日常を動画で発信「ストーリーズ」
フィードと同じくユーザーの日常投稿の形式ですが、より簡単に動画で日常を発信できるのが「ストーリーズ」です。24時間で消失してしまいますが、それがかえってリアルタイム感を高める効果となっています。
タイムラインの上部に次々と最新のストーリーズが表示されることで注目効果も大きく、またフォロワーが1万人を超えれば投稿にURLを貼り付けリンク先へ遷移させることも可能です。
InstagramにおけるCTAボタンの種類
Facebookと同じように、Instagram広告にもユーザーに意図したアクションに誘導するCTAボタンが用意されています。どんなボタンがあるのか、詳しく見ていきましょう。
多彩なコールトゥアクション(CTA)
Instagram CTAボタンには非常に多くの種類があります。
ただ閲覧するのに比べてユーザーの注意を喚起する効果が大きく、集客や販売に直結する自社Webサイトなどとの連携も可能です。
また、ユーザーの離脱を防ぐためにも効果があります。
Instagram広告を配信するのであれば、ぜひ利用したい機能です。
コールトゥアクション(CTA)ボタンの設定と種類
InstagramのCTAボタンには以下のような種類があります。
種類 | 目的 |
詳しくはこちら | 詳細の説明から購買や予約まで幅広く使うことができます |
リンクを開く | 自社サイト、ランディングページ等へ誘導します |
予約する | 自社サイトやランディングページでホテルや各種チケットなどの様々な予約を促すことができます |
お問い合わせ | 自社サイトの問い合わせフォームなどに遷移します |
ダウンロードする | インストールする→アプリストアへ誘導し、インストールを促します |
申し込む | 入会などの申し込みを促します |
アプリを利用 | アプリへ遷移し、利用を促します |
この他にも以下のようなCTAボタンが用意されています。
- ・購入する
- ・登録する
- ・他の動画を視聴
- ・ゲームをプレイ
- ・音楽を聴く
- ・ビデオを見る
- ・道順を表示
- ・上映時間を表示
特によく使われているのは「詳しくはこちら」や「インストールする」のボタンですが、実際はこのように多彩なCTAボタンがあるため、広告の運用担当者は、それぞれの広告に合わせてCTAボタンを選択することができます。
コールトゥアクションを用いたInstagram広告運用の注意点
CTAボタン設置の目的は、集客や商品の購入に向けてInstagram上でユーザーに具体的な行動を促すことです。
その実現のためにまず重要なのは、ユーザーの属性と行動を分析すること。
ユーザーがそのInstagramを訪問した際の動機や流入経路、想定される検索キーワード、ユーザー属性、購買意欲などに合わせたCTAボタンを選択する必要があります。
さらに、ユーザーがどのようなニーズでこの場所を訪れているのかについても理解する必要があります。
「投稿者の日常が知りたい」「投稿者のファッション情報が知りたい」「面白そうなゲームならすぐにインストールしたい」などさまざまな想定ができると思います。
特に投稿の内容にも価格や特典、限定サービスなどを含めることができれば、CTAボタンで「今すぐ詳しい情報を見たい」や「クリックしてもっと知りたい」というアクションにつなげる仕掛けを構成することが可能になり、効果を高めることができます。
Instagram広告の効果を倍増させるCTAボタンは、ユーザーを十分に理解し活用することによって、さらなる効果的な運用を目指せるものなのです。
まとめ
このページでは、若者をターゲットとする広告展開では欠かすことのできないInstagramにおいて、効果的な集客につながるコールトゥアクション(CTA)の使い方や運用の注意点などを紹介しました。
Instagramは、多彩な広告運用手段を駆使できる極めて魅力的で奥の深い広告媒体です。ぜひCTAを中心とした効果的なInstagram広告運用を実現していただきたいと思います。
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