Facebook広告においては、画像全体にテキストが占める割合が20%以上の場合、広告画像として低品質だと見なされてしまい、配信頻度が少なくなってしまう可能性があります。そのため画像広告を制作している時点で、Facebook広告のグリットツールを使ってチェックしておくことが必要です。
この記事ではFacebook広告で使ってはいけない画像とは何か、またグリットツールの使い方を紹介します。Facebook広告を有効利用するために基本ルールを把握しておきましょう。
目次
Facebook広告で使ってはいけない画像
Facebookには広告ポリシーがあり、画像にもそれが適用されます。例外として認められない限り、広告を掲載することはできません。Facebook広告で使ってはいけない画像の種類を分類すると、主に以下の5つになります。
不快感を与えるものや違法なものなど
暴力的、性的、差別的など、社会通念上、不快感を与えるような画像は使用できません。また、違法なものも同じです。
タバコ関連商品や効き目の強いサプリメントなど、違法でなくてもFacebookが許可していない対象もあるので確認しておきましょう。
偽情報
実在しない再生ボタンや「×」ボタンなどは偽情報に相当するので使ってはいけません。
実在しないサイトや説明と違うランディングページなどに誘導しようとする画像も使用不可です。
QRコードを含む画像
画像にはQRコードは使えません。
個人の健康
健康食品のビフォー・アフター画像など、個人的な結果を一般的な効能のように宣伝することはできません。
盛り上がった筋肉やダブダブになったズボンなどの画像で効能を暗示するのも禁止されています。
Facebookグリッドツールの使い方
テキストが画像全体の20%以上に含まれている画像広告のパフォーマンスは低いことが分かっており、Facebookのユーザーにとっても広告主にとってもメリットがない低品質の広告として見なされます。
そのためFacebookは画像内テキストを20%以内に収めることを推奨しています。画像内におけるテキスト量が多くなるほど広告の配信頻度が下がる傾向にあるため、事前にテキストの割合をチェックしておきましょう。
※現在、Facebook広告の画像内テキスト量が多い広告に関するペナルティは廃止されています。しかし、引き続き画像内のテキスト量については20%未満が推奨とされており、テキスト内容に関する広告ポリシーにおいても尊守する必要があります。
Facebookグリッドツールの使い方は以下のとおりです。
【1】 Facebookグリッドツールページにアクセス
まずは、サイトにアクセスします。画像テキストチェック-Facebook-
【2】画像をアプロード
次に、「アップロード」ボタンを押し、確認したい画像を選択肢すると、チェックが始まります。
【3】判定結果
画像のアップロード後、判定結果が表示されます。どの程度が承認されるのか、また良質とされるのかは以下のサンプル画像でご紹介します。
判定結果は下記になります。
画像内のテキスト「適切」 | 画像内のテキスト「低」 |
---|---|
画像内にはテキストがほとんど含まれておらず、 広告は通常どおり掲載されます |
広告のリーチがやや少なくなる可能性があります |
画像内のテキスト「中」 | 画像内のテキスト「高」 |
広告のリーチが大幅に少なくなる可能性があります |
広告は掲載されません |
【4】画像内テキストの判定が「高」の場合
テキストが多すぎると判定された場合は、スタッフによる審査をリクエストするオプションが表示されます。
必要に応じてFacebookに連絡しましょう。
※Facebookはツールの精度を保証していないため、おかしいと思ったときは問い合わせてみましょう。
また、本の表紙や文字の多いお菓子のパッケージなど、例外を認めてもらえるケースもあります。
参照:FACEBOOK for Business|広告画像のテキストについて
動画広告を配信する場合にも20%ルールが適用される
Facebook広告で動画を配信する際、インパクトのあるサムネイル画像にして、クリック率やコンバージョン率を高めることは重要です。サムネイル画像のテキスト量も20%内に収める方が良いとされているため、、動画を配信する際には使用するサムネイル画像をグリッドツールにアップロードして、テキスト量をチェックしましょう。
せっかくクリエイティブの高い動画を制作し、配信したとしてもサムネイルで20%ルールに引っかかってしまい、期待通りの効果が出ないということを避けるためにも、必ず入稿前に確認することをおすすめします。
まとめ
Facebook広告を活用するときは、グリッドツールを活用し広告が掲載可能かどうかチェックすることが大切です。また、事前に禁止されているルールを覚えておくことで、よりスムーズに広告が掲載できるようになるでしょう。また、動画広告の配信の際にも、サムネイル画像のチェックを忘れずに行うようにしましょう。
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