4大SNSの1つとしてマーケティングの分野でも重要な役割を果たすFacebook。
導入以降ますます注目度が高まっているのがストーリーズ広告です。Facebookの発表によると、毎月400万もの企業がストーリーズ広告を利用しています。
ストーリーズ広告を活用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。今回は、ストーリーズ広告の特徴や出稿方法、また効果を上げる方法なども詳しく解説します。
目次
ストーリーズ広告とは
Facebookのストーリーズ広告とは、ストーリーズの合間に掲載される画像や動画の広告です。
フィード広告は一般投稿と同じニュースフィードに掲載されますが、ストーリーズ広告はスマートフォンもパソコンもニュースフィードの上部に表示されます。
、気になればクリックして広告を見る、見たくなければスキップするなど、ユーザー自身が広告を見るかどうか判断できるのも魅力的。
更にストーリーズ広告は、スマートフォンにフルスクリーンで表示できるため、より迫力があり躍動感が伝わる動画広告の掲載が可能です。
また、広告内にwebサイトやアプリをインストールするためのリンクを仕込むことで、関心を持ったユーザーのアクションが促せます。
ストーリーズ広告のメリット
ストーリーズ広告を利用すると、どのような効果が得られるのでしょうか。ここではストーリーズ広告の代表的なメリットを3つ紹介します。
利用者が多い
ストーリーズ広告を活用する1つめのメリットは、利用者が多いことです。
Facebookによると、毎日5億人ものユーザーがFacebookとInstagramのストーリーズを使っており、1日10億件ものストーリーズがシェアされています。
利用者が多い、利用率が高いということは、それだけ広告が多くの人の目にとまる可能性が高いということです。更に、ユーザーにストーリーズをシェアしてもらうことにより、2次拡散も期待できます。
印象に残りやすい
2つめのメリットは、ユーザーの印象に残りやすい事です。フルスクリーンで表示される広告はリアリティがあり、動画の世界観に引き込まれやすくなります。また、インパクトがある動画はユーザーの興味を引きやすいです。
アクション率が高い
ストーリーズ広告を活用する3つめのメリットは、行動につながりやすいことです。
Facebookの調査によると、ストーリーズ広告を見たユーザーの半数以上は実際にwebサイトにアクセスし、ブランドや商品の詳細を調べたそうです。また、38%のユーザーが他の人と話題にし、34%のユーザーが実店舗に出向いています。
参照:Instagram Buisness「Instagramがお届けする最新情報」
ストーリーズ広告で効果を上げる方法
ストーリーズ広告で効果を上げるためには、ターゲティング機能を適切に活用することに加え、いくつかのポイントを抑えたうえでのコンテンツ作りを心がける必要があります。
Facebookが定める仕様に合わせたコンテンツを制作する
ストーリーズに効率よく広告を掲載したい場合、コンテンツをFacebookが定める仕様に合わせなければなりません。
画像 | 動画 | |
---|---|---|
アスペクト比 | 16:9~1.91:1 | 16:9~1.91:1 |
最長期間 | 6秒 | 15秒 |
最大ファイルサイズ | 30MB | 4GB |
対応画像(動画)タイプ | .jpg、.png | .mp4、.mov |
動画の最小幅 | – | 500px |
画質 | – | H.264圧縮、正方形ピクセル、固定フレームレート、プログレッシブスキャン |
音質 | – | ステレオAACオーディオ圧縮、128kbps+ |
また、ストーリーズ広告には動画、静止画が配信でき、動画の場合はサムネイル画像、静止画の場合は通常のバナー同様テキストの割合が20%を超えると低品質の広告とみなされるため、掲載されにくくなってしまいます。ストーリーズ広告自体にテキストの制限はありませんが、他の場所にも掲載するコンテンツを制作する場合は注意しましょう。
参照:Facebook for Business「ストーリーズ広告のデザイン仕様」
参照:Facebook for Business「広告画像のテキストについて」
コンテンツの質を高める
Facebookのストーリーズ広告で効果を上げたい場合、コンテンツの質を高めることが重要です。
例えば、ストーリーズに流す動画を作るとします。多くのユーザーはスマートフォンでFacebookを開き、うち90%は縦向きで使用するので、アスペクト比16:9で動画を制作することにより、動画が見やすくなります。
また、ミュートの状態で視聴するユーザーが多いため、音声がなくても分かりやすく楽しめるように工夫をすることも大切です。
更にFacebookの調査によると、多くのユーザーはストーリーズ広告の分かりやすさを重視し、新商品の紹介や役立つアドバイスなどを求めているそうです。日常のワンシーンを再現したコンテンツや、ストーリー性のある動画は共感を得やすいでしょう。
参照:Facebook for Business
参照:Facebook for Business「How to Unlock Your Creative Potential on Stories」
ストーリーズ広告の出稿方法
ストーリーズ広告の出稿設定は、Facebookの広告マネージャで行います。
広告の配置場所としてストーリーズだけを選択することはできません。自動配置を選択し、広告の目的がストーリーズに対応している場合、ストーリーズでもコンテンツが掲載されます。
ストーリーズにマッチした目的は、動画再生数アップやアプリのインストール、ブランドの認知度アップやリード獲得などです。リーチやトラフィック、コンバージョンも選べます。
広告マネージャでは、オーディエンスやFacebookページ、Instagramアカウントや広告フォーマットなどの詳細も設定できます。予算や期間などを決め、広告に画像や動画を追加しましょう。
定期的に広告マネージャで結果を確認し、ターゲットの反応を見ながら、ターゲット層やコンテンツを最適化するのがおすすめです。
参照:Facebook For Business「Facebook、Instagram、Messengerのストーリーズに掲載する広告を作成する」
まとめ
ユーザーが多いFacebookのストーリーズは印象に残りやすく、アクションを促す広告が掲載できるため、マーケティングに役立ちます。効果を更に上げるためには、Facebookが定める仕様に合った質の高いコンテンツを定期的にアップし続けることが大切です。
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