【Facebook広告】類似オーディエンスの活用法!効果や注意点について

Facebook広告を効果的に活用したいと考えているユーザーにおすすめしたい機能が、類似オーディエンスです。この機能は使い勝手がよく集客効果も高いため、多くのマーケティング担当者に支持されています。Facebook広告の類似オーディエンスの使い方を早めに習得し、効率的にマーケティングを展開しましょう。

この記事では、Facebook広告の類似オーディエンスの概要や効果、注意点、更には実際に作成する方法についても詳しくご紹介します。

Facebook広告の類似オーディエンスとは

Facebook広告の類似オーディエンスとは、既存顧客と共通の特徴を持つユーザーへとリーチを広げられる機能です。広告主がソースとなるオーディエンスを指定することにより、Facebookがソースオーディエンスと共通の情報や興味・関心を持っているユーザーを探し出し広告を配信してくれます。

ソースオーディエンスには、Facebookページのファンや作成済みのカスタムオーディエンス、保有している顧客情報などを利用するのが一般的です。

類似オーディエンスはTwitterなどの他媒体でも活用されることが多く、SNSマーケティングには欠かせない機能です。更に、実名登録が原則となっているFacebookはユーザーの属性情報をより正確に把握しているため、類似オーディエンスの精度が他のSNSよりも高いと言われています。

Facebook広告の類似オーディエンスで得られる効果

ここからは、Facebook広告において類似オーディエンスを活用することで得られる効果についてご紹介します。

ターゲティングできていない見込み顧客にリーチできる

類似オーディエンスでは、コンバージョンに達したユーザーや自社に興味・関心のあるユーザーと似ているユーザーへリーチすることができます。自社と相性の良い確度の高いユーザーへ広告が配信されるため、コンバージョン率や認知度の上昇効果が期待できるでしょう。

「まだターゲットが定まっていない」「ターゲティングの設定に見落としがあるかもしれない」といったときも、類似オーディエンスを活用することで見込み顧客へリーチできる可能性があります。

管理の手間がかからない

類似オーディエンスでは、Facebookのシステムがソースオーディエンスに類似したユーザーを自動で抽出して広告を配信してくれるため、管理の手間がかかりません。また、作成された類似オーディエンスのリストは、3~7日ごとにソースオーディエンスを参照して自動で更新されます。

ソースオーディエンスの傾向に変化があったときも、手動でカスタムせずとも適切なリストに作り替えてくれるのです。

参照:Facebookの類似オーディエンスを作成する|Facebook Businessヘルプセンター

Facebook広告で類似オーディエンスを利用するときの注意点


ここからは、Facebook広告で類似オーディエンスを利用するときの注意点についてご紹介します。

100人以上のソースオーディエンスが必要

ソースオーディエンスを作るためには、最低でも100人のユーザーデータを用意する必要があります。ソースオーディエンスが少なすぎると、類似オーディエンスを適切に定義づけることができないためです。

一定数まではソースオーディエンスが多くなるほど類似オーディエンスの精度が向上するため、Facebookでは1,000~5万人のソースオーディエンスを用意することを推奨しています。

参照:類似オーディエンスについて|Facebook Businessヘルプセンター

ソースオーディエンス作成時に電話番号を使わない

ソースオーディエンスに保有している顧客リストを利用するときは、電話番号ではなくメールアドレスをアップロードすると良いでしょう。Facebookのアカウント登録に電話番号は必須ではないので、電話番号を登録していないユーザーも数多くいます。

顧客リストとFacebookのユーザーデータが一致しなければソースオーディエンスとしては利用できません。そのため、登録の多いメールアドレスを使うことをおすすめします。

なお、顧客リストのメールアドレスとFacebookに登録しているメールアドレスが同一ではない可能性も当然あります。先述のとおり100人以上のユーザーデータがなければ類似オーディエンスは作成できないので、念のため300人以上のデータを用意しておくのが安全でしょう。

Facebook広告の類似オーディエンスの作成方法

ここでは、実際にFacebook広告の類似オーディエンスを作成するときの方法をご紹介します。

ソースオーディエンスを指定する

Facebook広告マネージャを開き、上部メニューの「ツール」から「オーディエンス」を選択します。次に、「オーディエンスを作成」を押して表示されたメニューから「類似オーディエンス」を選びましょう。

ここで指定できるソースオーディエンスは、作成済みのカスタムオーディエンスとコンバージョントラッキングピクセル、そしてFacebookページのファンの3種類です。顧客リストをソースオーディエンスとして利用する場合は、顧客のデータを反映させたカスタムオーディエンスを事前に作成しておく必要があります。

なお、Facebookのピクセルは広告の効果を測定するためのツールです。コンバージョンを計測するためのタグをあらかじめWebサイトに設置して広告と紐づけておくことで、コンバージョンに達したユーザーの情報を集めることができます。

類似オーディエンスを作成する

ソースオーディエンスを指定したら、類似オーディエンスを見つけたい国を選択しましょう。
次に、類似オーディエンスのサイズを1~10%の範囲で指定します。サイズが小さいほどソースオーディエンスとの関連性は高くなりますが、その分リーチできるユーザー数が少なくなります。

反対に、サイズを大きくすると関連性が低くなる代わりにリーチ可能なユーザー数が多くなります。確度の高いユーザーにリーチしたい場合、まずは1%のサイズから始めることをおすすめします。

最後に「オーディエンスを作成」を押し作業完了です。なお、実際に類似オーディエンスが作成されるまで6~24時間ほど待つ必要があります。

参照:Facebookの類似オーディエンスを作成する|Facebook Businessヘルプセンター

まとめ

Facebook広告の類似オーディエンスを活用することにより、顧客になる見込みが高いユーザーにリーチできるようになります。オーディエンスの抽出やリストの調整はシステムが自動で行ってくれるので、管理の手間もかかりません。ただし、100人以上のソースオーディエンスを用意しなければ利用できないので注意してください。

Facebook広告を使う際には、便利な類似オーディエンスを存分に活用し効率的に広告を配信していきましょう。


 

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