Facebook広告には「いいね!広告」という出稿形式があり、他の形式とは異なる特徴が備わっています。
認知度を高める目的で効果的に利用できるので、メリットや使い方を把握してブランディングなどに活用すると良いでしょう。
この記事では、Facebookのいいね!広告の概要やメリット、活用するべき企業の特徴について説明したうえで、いいね!広告の作成方法と設定できる項目についてご紹介します。
目次
Facebookのいいね!広告とは
2020年3月時点の月間アクティブユーザー数が26億人を数えるFacebookでは、いいね!広告を出稿することができます。いいね!広告とは、自社のFacebookページにユーザーから「いいね!」をもらうための広告です。認知度向上を目的として使われており、通常の広告と同じように予算やターゲットが設定可能で少額からでも運用できます。
いいね!広告を出稿することにより、ページの内容を表すクリエイティブとページ名、そして簡単なテキストがついたシンプルな広告がユーザーのタイムライン上に表示されます。
参照:Facebook社 2020年第1四半期(1月-3月)業績ハイライト
Facebookのいいね!広告のメリット
ここでは、Facebookのいいね!広告を出稿するメリットについてご紹介します。
自社と相性の良いユーザーに広告を配信できる
Facebookページの投稿は、ページの「いいね!」を押したユーザーに届きます。いいね!広告で自社に興味を持ってくれるユーザーを集めることで、投稿が届くオーディエンスを増やすことが可能です。
また、Facebookのタイムラインにおける表示順はエッジランクと呼ばれるアルゴリズムにより決まります。このエッジランクは、「いいね!」やシェアなど、ユーザーからのエンゲージメントが増えるほど高くなります。
つまり、自社と相性の良いユーザーをいいね!広告で集めることで投稿のエンゲージメント率が高まりやすく、投稿がタイムラインの上位に表示される可能性も高くなるのです。
フォローよりも広告効果が高い
Facebookページには「いいね!」や「フォローする」といったボタンが設置されています。
ユーザーが「フォローする」を選んだ場合、ページの更新情報がタイムラインに表示されるようになります。
一方、「いいね!」を選んだ場合はページが自動的にフォローされ、なおかつ「いいね!」をしたユーザーの名前やプロフィール写真がページや投稿に表示される可能性があります。
「いいね!」はフォローを兼ねているだけでなく、自社の広告にいいね!をしたユーザーが表示されるため信頼性が高まり、集客効果も増加します。
Facebookのいいね!広告が向いている企業
Facebookページを定期的に更新できる企業には、特にいいね!広告がおすすめです。いいね!広告でどれほど多くの「いいね!」を集めたとしても、ページを更新しなければユーザーのタイムラインに表示されることはなく、ユーザーからのエンゲージメントを得ることもできません。
先述のとおり、Facebook広告で大きな効果を得るためには投稿へのエンゲージメント率を高める必要があります。そのため、定期的にFacebookページでコンテンツを提供できる企業が、いいね!広告に向いています。
Facebookのいいね!広告の作成方法
ここでは、Facebookでいいね!広告を作成する2パターンの方法をご紹介します。
Facebookページから作成する
Facebookページを開き、ページの左下にある「宣伝」を押し「ページを宣伝」を選択します。そうすると、ページの内容に基づきテキストや画像といった広告素材が自動的に作成されます。
次にクリエイティブやオーディエンス、1日の予算、掲載期間、支払い方法などの詳細を決め、「宣伝する」を押すことで出稿完了です。
広告マネージャから作成する
キャンペーンの目的で「エンゲージメント」を選択し、『ページへの「いいね!」』を選ぶことでいいね!広告のキャンペーンが作成できます。次に、オーディエンスと配置、予算、掲載期間などを設定して広告セットを作成しましょう。最後に、クリエイティブとテキストを編集し、広告の作成は完了です。
参照:Facebookでページを宣伝する | Facebook Businessヘルプセンター
Facebookのいいね!広告で設定できる項目
ここでは、Facebookのいいね!広告を出稿するときに設定できる項目をご紹介します。
ターゲティングの範囲
いいね!広告では、他の広告キャンペーンを作成するときと同じ範囲でターゲットが設定できます。年齢は13歳から65歳まで1歳単位で設定可能です。更には地域、都道府県、市町村からも選択でき、地図上にピンを落として半径を指定するという方法もあります。
興味・関心は600以上の項目から複数選択可能で、利用者の学歴や交際ステータス、子供の有無といった項目を設定することで絞り込めます。その他、電子機器の利用状況や購入行動に基づいたターゲティング設定も可能です。
配信面・クリエイティブの種類
いいね!広告の配信面は他の広告形態よりも選択肢が少なく、モバイルではフィード面のみとなっています。PCの場合は、フィード面に加え画面右側の広告枠にも配信可能です。
選択できるクリエイティブの種類も限定されており、画像、動画、スライドショーの3種類があります。それぞれ推奨されているサイズやアスペクト比があるので確認しておくと良いでしょう。
まとめ
Facebookページを宣伝できるいいね!広告を利用することで、自社に興味を持ってくれるユーザーに広告を届けることができます。その結果、エンゲージメント率が高まり広告が表示されやすくなるため、認知度向上に大きな成果をもたらしてくれるでしょう。
Facebookページで定期的にコンテンツを提供できる企業は、ぜひいいね!広告を上手に活用し、適切なターゲット層へのリーチを目指してみてください。
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