Facebook広告のトラフィック目的を徹底解説!メリットや活用法も

幅広い年齢層に人気のFacebookですが、企業などのブランド認知やイベント告知などの広告活動に欠かせないものとなっています。
Facebook広告では、さまざまな目的別にキャンペーンを設定できますが、その中でも今回はトラフィック目的について解説していきます。
Facebook広告のトラフィック目的のメリットや活用方法など、ぜひ参考にしてみてください。

Facebook広告のトラフィック目的とは?

Facebook広告を活用する際に重要になるのが「広告の目的」という設定項目です。今回はその中でも使用頻度が高い、トラフィック目的についてご紹介します。また、トラフィック目的の特徴や、どのようなときに設定すると有効なのか、メリット・デメリットなども合わせて解説します。自社のWebサイトやアプリなどへのアクセス量を増やしたい場合に役立ててください。

Facebook広告とは、Facebookに配信される広告のことです。Facebook広告において「トラフィックを目的にする」とは、何を意味するのでしょうか。

そもそもFacebook広告の「広告の目的」とは?

広告の目的とは、広告を見たユーザーにとってもらいたいアクションです。Facebookを利用するとき、まずは目的の設定をします。

新しくキャンペーンを作成する時に、設定画面に表示された「認知度」「検討機会」「コンバージョン」のカテゴリのいずれかを選択し、その中から更に詳細な目的を選びます。

例えば、認知度のカテゴリなら「認知度アップ」、検討機会なら「トラフィック」や「動画の再生数アップ」、コンバージョンなら「来店数の増加」などがあり、具体的な目的が決められます。

参照:Facebook for Business|ヘルプ: 適切な広告の目的を選択する

トラフィック目的の特徴

Facebook広告の目的の一つである「トラフィック」は、検討機会カテゴリの中にあり、以下のような特徴を持っています。

リンク先へのアクセス量が期待できる

トラフィックとはリンク先へのアクセス量のことで、広告を見たユーザーをWebサイトやアプリのダウンロード先に誘導できます。商品の購入を検討するユーザーにつなげることができるのがメリットです。

リンク先が設定できる

トラフィック目的では、リンク先の設定ができます。「Webサイト」「アプリ」「Messanger」「WhatsApp」の4つがあるので、選択しましょう。

動画広告など多彩な広告フォーマットが選べる

配信できる広告フォーマットは、画像・動画・カルーセル・スライドショー・コレクションのいずれかです。動画広告など訴求力が高い広告フォーマットも選べますが、大枠の目的が「検討機会」であることは忘れないようにしましょう。リンク先に誘導することを目的としたクリエイティブを制作しなければ、十分な効果が期待できません。

トラフィック目的のメリット

Facebook広告のトラフィック目的を選んで広告配信すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

簡単に効果的な広告が配信できる

Facebookが持つビックデータ、アルゴリズム、そしてAIは、リンクをクリックしてくれそうなユーザーを選択します。分かりやすいインターフェースのため、専門的な知識がなくても簡単に使えます。各項目を設定するだけで、効果的な広告が配信できるのもFacebook広告の特徴です。

「クリック単価が安い」

Facebook広告のトラフィック目的を選択した場合、クリック単価(1クリックしてもらうのにかかる費用)が下がるようにアルゴリズムが働くため、結果としてクリック単価が安くなる傾向があります。。

費用はクリエイティブの質などにもよるため一概には言えませんが、数十円程度という低コストを実現している企業も少なくありません。

トラフィック目的のデメリット

それでは次に、トラフィック目的のデメリットをご紹介します。

フリークエンシーが増加しやすい

同じユーザーに同じ広告が何度も配信される頻度をフリークエンシーと言います。Facebook広告でトラフィック目的にすると、広告をクリックしてもらえそうな人に何度もアプローチする傾向があるため、フリークエンシーが増加しやすいです。

クリックしてくれるユーザーもいるかもしれませんが、逆に不快感を与えてしまう可能性もあります。フリークエンシーはFacebook広告の機能で確認できるため、定期的にチェックするようにしましょう。

Facebook広告ではユーザーから広告に対して「報告」や「非表示」といったアクションを取られてしまうと、配信優先順位が下がってしまいます。結果、クリック単価が増えてしまうので注意が必要です。

幅広いユーザーにリーチする可能性は低い

トラフィック目的は、クリックする可能性の高いユーザーに広告を表示するため、幅広いユーザーにアプローチを行いたい場合には向いていません。新商品発表の場合や、幅広いユーザーが興味を持ちそうなキャンペーン情報の場合は、トラフィック目的にするより「リーチ」を選んだ方が高い効果が期待できます。

トラフィック目的の活用法

最後に、トラフィック目的の活用法をご紹介します。活用法はさまざまですが、例えばリンクをクリックしたユーザーをリスト化し、そのユーザーに広告配信を行うなどがおすすめです。他の配信方法と組み合わせて活用してみると良いかもしれません。

まとめ

Facebook広告は専門的な知識をそれほど必要とせず、比較的低予算で成果が挙げやすいです。配信設定自体はそれほど難しくないため、やはり重要になるのは、トラフィック目的に合ったクリエイティブの制作です。需要が高まりつつある動画制作なども上手に取り入れながら、満足できる成果に近づけていきましょう。


 

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