限られた予算内でマーケティングを成功させるためには、本当に効果を出している広告や手法を見極めることが重要です。そのためには、それぞれの広告の費用対効果を検証することが欠かせません。
現在、注目を集めているFacebook広告は、本当に費用対効果が高いのでしょうか。ここでは、Facebook広告の費用対効果が高い理由や計算方法、さらに効果を高めるためのポイントもあわせて解説します。
目次
Facebook広告の費用対効果計算方法
Facebook広告の費用対効果は、「コンバージョン値(広告によって獲得した売上金額)÷コスト」で計算します。たとえば、50万円のコストをかけて掲載した広告が100万円の売上につながったとします。
計算式は、「100万円(売上)÷50万円(コスト)=2 」です。
つまり、1円のコストで2円の売上が得られた、もしくは200%の収益があったことになります。この数値が大きいほど、その広告で得られる収益が大きいという意味です。
ただし、SNSやweb上の広告の場合、ユーザーが見てすぐにアクションを起こすとは限りません。広告がきっかけになったものの、時間をおいて他の媒体から行動を起こすケースもあります。
そのため、広告の表示回数やクリック数などがどのように売上に貢献しているのか、何に対して費用対効果が高いのかを適切に見極めることが大切です。
参照:広告費用対効果|Facebook Businessヘルプセンター
費用対効果が高い理由
それでは次に、Facebookの費用対効果が高い理由について見ていきましょう。さらに高める方法についても解説しますので、参考にしてみてください。
リーチ力に優れている
Facebook広告の費用対効果が高い1つ目の理由は、リーチ力(広告の到達率)に優れていることです。そもそも、世界全体でのユーザー数は他のSNSよりも圧倒的に多く、業界トップ。
国内でも4大SNSの1つとして多くのユーザーに利用されています。また、Facebookはユーザー層が幅広いため、性別や年齢を問わずさまざまなタイプのユーザーにアプローチが可能です。
さらに、若い年齢層の支持を集めているInstagramやMessenger、提携先のアプリでも広告を掲載できます。ターゲットがよく利用するアプリで広告を掲載できれば費用対効果がぐっと高まります。
一般的に検索エンジンのリスティング広告では、自分からキーワードを検索する顕在層にしかアプローチができませんが、Facebook広告を活用すれば、まだ自分自身ではニーズに気づいていない潜在層へのアプローチができるのも魅力的です。
そのうえ、シェア機能によるユーザー自身の広告拡散も期待できます。
ターゲティング精度が高い
Facebook広告の費用対効果が高い2つめの理由は、ターゲティング精度が高いことです。Facebookでは実名登録が求められ、性別や年齢、居住地域なども入力します。また、学歴や職業、興味・関心など、他のSNSよりも多くの情報を活用できます。
つまり、広告を出すときにターゲットをより具体的に絞り込むことができます。それぞれのターゲットに適した内容の広告をピンポイントで提供することで成功率が上がり、費用対効果も高くなります。
ターゲットを、自社ページを訪れたことのある人や「いいね!」してくれた人などに限定できるのもメリットです。既存顧客に関するデータや行動などから、似た特性を持つユーザーを探してアプローチもできます。
広告の種類が豊富なため、ターゲットや目的に合わせて、掲載場所や配信方法を選ぶことが可能です。事前にターゲットのボリュームを把握できるのも魅力的。
さらに、自社ページがあれば、ユーザーとのコミュニケーションを図り関係性を深めることにより、優良顧客の獲得につなげることもできるでしょう。
広告を最適化しやすい
広告を最適化しやすいのも、Facebookの費用対効果が高い理由の一つです。Facebookはターゲットの反応や行動をすぐに把握でき、配信期間中でも予算や期間などを変えることが可能です。
そのため、複数タイプの広告を配信し、結果を見ながらより効果を得やすい手法やコンテンツを探せます。幅広い層に配信しながら、成果が出やすいターゲットを見つけていくのも良い方法です。
日々の変化を見ながら広告を最適化していくことでクリック率を上げられれば、クリック単価が下がります。たとえば、人材やウェディング業界のリスティング広告のクリック単価相場は300~1,000円程度ですが、Facebook広告の相場は100円ほどです。
さまざまな工夫をすることで、クリック単価をさらに下げ、費用対効果をより高めることに成功している企業もあります。
参照:めざせ売上30%アップ! facebook広告をはじめよう! – Customer Success
まとめ
Facebook広告は、適切な運用をすれば高い費用効果を得られます。費用対効果をさらに高めるには、優れたターゲティング精度を活かし、最適な情報を最適なタイミングで提供することが重要です。また、コンテンツ自体の質を高めていくことも欠かせません。
特に、動画コンテンツは、画像やwebサイトへのリンクなどと比べて2~3倍もの共感やつながりを獲得しやすいことがわかっています。そのため、Facebook広告の費用対効果アップは、良質の動画を制作し拡散させていくことにかかっています。
良質な動画広告を制作するには、便利で簡単な動画編集ツールを使うのもおすすめです。Facebook広告の費用対効果を高めて、マーケティングを成功させましょう。
参照:EXIDEA「ソーシャルメディアマーケティング最新情報~2019年SOCIAL MEDIA MARKETING WORLD参加レポート」
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