Facebook広告にはさまざまな広告形式があり、ユーザーにとって魅力的な訴求ができるという特徴があります。実際にFacebook広告を始めるにあたって、「どのくらいの費用がかかるのか?」と気になる企業の担当者は多いことでしょう。
スムーズにFacebook広告を運用するには、どのような仕組みで費用が発生するのか事前に把握し、自社にとって最適な広告費を考える必要があります。
この記事では、企業の担当者に向けて、Facebook広告の課金方法や予算、費用の支払い方法などを詳しく解説します。
目次
課金方法
Facebook広告の課金方法には、「CPM」「CPC」「CPV」の3種類があります。今回は、CPMとCPCのの特徴やメリットについて説明します。
CPM課金
CPMとは、「Cost Per Mille」の略語のことで、CPM課金は広告が1000回表示されるごとに料金が発生するインプレッション単価です。広告のクリック回数は関係なく、1000回の表示があったときに課金されます。
また、クリックなどユーザーのアクションに連動した方式ではないため、一定の料金に設定できるのも魅力の一つです。
CPC課金
CPCとは、「Cost Per Click 」の略語のことで、CPC課金とはユーザーが広告をクリックすると料金が発生する課金方式です。この課金方法は、実際にユーザーが広告をクリックしない限りは料金が発生しません。
また、クリックという具体的なアクションを伴うことから、ユーザーの動きを分析でき、費用対効果を明らかにしやすいことも利点です。
予算の決め方
Facebook広告の予算には、「1日の予算」と「通算予算」の2種類があります。「1日の予算」とは、広告セットに1日平均どのくらいの金額を使うかを設定するものです。例えば1日500円を5日間にわたって設定した場合、合計最大2500円が課金されることになります。
一方、「通算予算」は、広告の掲載期間内で使う合計予算を設定します。例えば、ある一定期間で3000円を設定すると、最大で3000円しか費用が発生しません。Facebook広告は、少ない予算でも配信できることがメリットなので、損失を出さないためにも、無理のない価格からはじめてみるといいかもしれません。
また、CPCの場合は、クリックされたときのみ料金が発生します。Facebook広告をはじめたばかりのころはCPMから選び最適化がかかるように学習させ、ある程度の効果が見えてきたらCPCを選ぶ、という方法もおすすめです。
注意点としては、1日の予算が少なすぎると、広告の効率も悪くなることです。そのため、予算に余裕があれば1日1万円くらいを目安に広告費をかけ、さまざまなテストを行なってみるといいでしょう。
また、実際の広告費は業界やサービス、具体的なプロモーションの内容によっても予算に差が出てきます。例えば、広告配信の目的が資料請求や商品購入などのコンバージョンなのか、認知拡大なのかによって異なることを覚えておきましょう。
支払い方法
Facebook広告の支払い方法は、広告アカウントが対応する国や通貨に違いがあります。日本では、クレジットカードもしくはクレジット機能付きのデビットカードで支払いができます。ブランドは、「American Express」「JCB」「Mastercard」「Visa」が利用可能です。また、オンライン決済システム「PayPal」やオンライン銀行振込も対応しています。
ただしオンライン銀行振込は、最初にFacebook広告アカウントを設定するときのみ選択が可能です。つまり、最初にアカウント設定をするとき、クレジットカード、デビットカード、もしくはPaypalを支払い方法として選択してしまうと、オンライン銀行振込は利用できなくなります。その点には注意して、支払い方法を選びましょう。
また、選択した支払い方法で決済が失敗した場合は、広告の掲載が停止されてしまう可能性があります。もしトラブルが起きてしまったら、すぐに銀行や決済プロバイダーに問い合わせをして確認しましょう。
支払い請求額の確認は、「広告マネージャ」の「支払い管理のセクション」で行えます。また、「支払い設定」から新しい支払い方法を追加して残高を支払う方法があるので、事前にチェックしておくと安心です。未払い残高の支払いが完了すれば、掲載が停止されていた広告が再開します。
まとめ
Facebook広告の課金方式には、「CPC」「CPM」「CPV」があり、それぞれ特徴も異なるため、自社の目的に合わせて使い分けるようにしましょう。また、予算などは広告の目標が購入や資料請求といったコンバージョンなのか、認知拡大かによっても異なります。
そのため、Facebook広告を効果的に運用するには、料金発生の仕組みや予算の決め方などを理解したうえで、事前に予算をシミュレーションしておくことが大切です。今回ご紹介した各課金方式のメリットや予算の決め方、また支払い方法を参考にして、自社で効果的なFacebook広告を運用してみましょう。
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