Facebookに動画広告を出そうと考えた際に気になるのが、より効果の高い動画広告の出し方ではないでしょうか。Facebookは世界的な規模を誇るプラットホームであり、細やかにニーズを特定することができることから、うまくいけば大々的な宣伝効果も期待できるでしょう。
しかし、そのためにはFacebook動画広告の特徴や種類を把握しておかなければいけません。そこで本記事では、Facebook動画広告の種類、動画作成のポイントまで紹介していきます。
目次
Facebook動画広告とは?
Facebook動画広告とは、Facebookのビジネスページ、Facebookページに表示される動画広告を指します。多くのユーザーを誇るプラットホームであるFacebookであれば、自社のPR効果を期待することもできるでしょう。
広告の形としては静止画と動画に別れ、動画の方が人の目に付きやすい広告になるといわれています。
Facebook動画広告の種類・仕様
人の目に付きやすくCV数を高める効果が期待できるFacebook動画広告には、様々な種類があり、それぞれに特徴が異なります。まずは知っておきたいFacebookの広告仕様について確認していきましょう。
写真広告
FacebookのようなSNSだけにとどまらず、昔から様々な場面で用いられてきた広告方式です。インパクトの強い写真や企業や商品のイメージを表す、キービジュアルのようなものが採用されると考えていいでしょう。
動画広告
動画広告は昨今の広告業界で主流になりつつある広告の手法です。文字通り動画を用いることで、文章よりも直感的に魅力を訴求できる点が、大きなポイントといえるでしょう。
また質の高い動画広告を作れた場合、広告そのものにファンが付くことも考えられます。
昨今のスマホの普及率により、動画視聴が身近になったことから、よりユーザーの目を引きやすい広告手法といえるでしょう。
カルーセル広告
Facebook内で用意されている広告フォーマットであり、複数の写真や動画を横並びに表示する広告方式を指します。
単体の写真や動画では訴求できない対象に効果的とされ、ユーザーに売り込みたい商品の写真や動画を用いて作られます。
広告からの購買を促す、ダイレクトレスポンス広告としての側面が強い点も大きな特徴といえるでしょう。
コレクション広告
コレクション広告は2017年に誕生した、比較的に新しい広告の手法です。従来の広告では写真や動画など単体で作られてきましたが、コレクション広告は、キービジュアルとともにカタログが一体化している点が大きな特徴です。
メイン広告とカタログの2部構成になっているので、複数の商品をPRしたい場合に有効な手法だといえます。
各動画フォーマットの活用シーン
では、それぞれの広告はどのような用い方をすれば、より効果を期待できるようになるのでしょうか。ここでは、各広告フォーマットの活用シーンについて確認していきます。
写真広告のおすすめ活用シーン
写真広告の強みは、一度目を引くことができれば、ユーザーに対して商品を詳しくアピールできる点です。表示されている情報だけで魅力を伝える必要がありますが、ユーザーからすれば、最小限の情報で知りたいことを理解できる点は非常に魅力的でもあります。
したがって情報量が少ない広告、瞬間的に伝えたい情報がある場合に、おすすめの広告手法となります。またほかの広告よりもコストを抑えられる点も魅力的です。
動画広告のおすすめ活用シーン
動画広告の強みは、やはりその圧倒的な情報量の多さです。たった1分間の動画に180万もの言語が使われているともいわれていますが、情報量を視覚と聴覚から取り込むことから、ストレスなく理解することが可能だとされています。
情報量が多く記憶に残りやすいというメリットがあるので、商品購入への誘導に強い広告手法となっています。
カルーセル広告のおすすめ活用シーン
複数の静止画や動画を組み合わせて作られるカルーセル広告は、売り込みたい商品の印象を深める際に効果的な広告手法です。
また複数の手法を組み合わせることで、ストーリー仕立てにすることもできるので、ブランディングとして活用することもできます。
静止画、動画ごとに個別のURLを設定することも可能なので、複数の商品を売り込みたいときにも有効な広告手法といえるでしょう。
コレクション広告のおすすめ活用シーン
メイン画像とカタログを連動することで、商品のイメージと詳細を同時にユーザーに伝えることが可能です。カルーセル広告と同じように、複数の商品をアピールしたい場合にも有効な広告手法となっています。
ユーザーが自身でスワイプしていくことで、次々と新しい商品を見ることができるので、疑似的なショッピングをしているような錯覚を起こすこともできるでしょう。
Facebook動画広告の出稿時の注意点
商品やコストによって、適した広告手法が分かったところで、実際にFacebookに動画広告を出す際の注意点にも触れていきましょう。スムーズな出稿のためにも、事前に確認しておくことが大切です。
推奨アスペクト比
Facebook広告に限りませんが、ネット上で広告を打つ際にはフォーマットごとに適切とされるサイズが決まっています。
Facebook広告では、このサイズをアスペクト比で表しており、推奨されるアスペクト比は1:1(1,080×1,080ピクセル)です。
上記アスペクト比は最も汎用性が高いものとなっているので、多くの配置をカバーすることができるでしょう。
20%ルール
20%ルールとは、画像や動画内におけるテキスト量は20%以下であるという規定のことを指します。テキストの量が多いほど、広告の質が低いとされ、配信量が減少することが考えられるのです。
またFacebookでは20%にこだわることなく、テキスト量が低ければ低いほど、高品質とされます。Facebook広告を制作する際には、特にこの20%ルールにこだわるよう注意してみましょう。
Facebook動画広告の課金方式
Facebookの動画広告では2つの課金方式があり、CPMとCPV(10秒再生)から選ぶことが可能です。それぞれの詳しい計算式は以下になります。
・CPM
広告コスト / 表示(インプレッション)数 × 1000
・CPV
消化金額 ÷ 動画の10秒間再生回数
Facebook動画広告を作成・運用する際のポイント
最後にFacebook動画広告を作成、運用していくうえで必要となるポイントについて確認していきましょう。様々な場面を想定して作成していくことは、動画の視聴率アップにもつながります。
ファーストビューで惹き付ける
動画広告における一番のポイントが、このファーストビューでユーザーを惹き付けることにあります。そもそも全てのユーザーが動画の視聴中に流れてくる広告を歓迎してくれるわけではありません。
広告が始まったと認識した瞬間に飛ばそうと考えるユーザーも多いです。だからこそファーストビューで、広告内容そのものに興味を持ってもらわなければ、広告の意味がなくなってしまうのです。
最初の3~5秒の間が非常に重要な時間です。したがって、動画の重要なポイントも最初に持ってくるようにしましょう。
また動画の表紙でもあるサムネイル画像も、パッと見た瞬間に興味を持てるような画像にすることが大切です。
無音再生を想定して字幕を付ける
動画広告を作る際の2つ目のポイントは、無音再生時のために字幕を付けることです。スマートフォンの普及により、昨今では様々なシーンで動画を視聴することが多くなりました。
そして動画の視聴がどんな場所でもできるからこそ、電車内の視聴などでは、マナーを守って無音再生をしている場合もあるでしょう。
無音再生時に字幕のない動画広告が始まった場合、飛ばされてしまう可能性が高くなってしまいます。
どんな場所でも視聴の機会を逃さないため、また広告内容を分かりやすくするためにも、字幕の設定を忘れないようにしましょう。
動画広告の効果検証を行う
次に動画制作に大切なポイントは、動画広告を作っておしまいにするのではなく、しっかりと効果の検証を行うことです。事前に考えて、ターゲットに刺さるであろう動画を作っていたとしても、実際にユーザーの反応を見ない限り、正解だったかどうかは判断できません。
次回に作成する動画広告のクオリティを上げるためにも、動画広告を配信した後は効果検証を行うことが大切です。
まとめ
様々な動画広告の媒体がありますが、媒体ごとに特徴やルールがあります。だからこそ、それらを把握しておくことは、動画広告の効率アップにもつながる大切なポイントです。
また動画広告の制作を自社で行う場合は、PDCAサイクルを回すために必要なツールをきちんと活用することも重要になります。多くの企業様から頂いている導入の声を確認していただければ、Video BRAINの良さにも気づいていただけると確信しております。
ぜひVideo BRAINを活用して、よりよいFacebook動画広告の制作を実感してみてください。
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