2022/12/20
店舗流通ネット株式会社
インプレッション数がインスタ10倍、Twitter5倍に!内製動画によるPR効果を実感

店舗事業者に対し、物件紹介から運営サポートまで総合的に支援を行う店舗流通ネット株式会社。事業の拡大に伴い、会社の認知度を高める必要性を感じた同社では、2021年に広報チームを立ち上げました。
オウンドメディアのリニューアルを図り、SNSの更新頻度を見直すなど、ブランディング強化を図る取り組みの中で注力したのが「動画制作」。Video BRAINを活用し、SNSのインプレッション数を急増できた秘訣とは何だったのでしょうか。
今回は広報チームの山本絵里菜さんに、動画活用による効果を伺いました。
※2022年11月のインタビュー内容です。
◆ 導入前の課題
- SNSのアカウントはあるものの、更新されていなかった
- オウンドメディアをリニューアルしたが、流入数は低い状態だった
- 動画制作の経験やスキルを持つメンバーがいなかった
◆ 成果
- 週1回のSNS更新にあわせて、動画を制作できるようになった
- インプレッション数がInstagram10倍、Twitter5倍に向上した
- エントランスで動画を流したことで、オウンドメディア認知度が高まった
- 会社紹介のPVを通じて、ブランディングの効果が高まった
- 営業の場面でも動画を活用し、お客様に物件の提案がしやすくなった
目次
未経験から広報活動を開始。操作性と手厚いサポート体制が導入の決め手に
――2021年、新たに広報チームが発足したそうですね。一体、どのような狙いで誕生したのでしょうか?
主な狙いは、認知の拡大と社内外へ向けたブランディングです。当社は一般的な不動産会社とは異なり、店舗の事業者が必要なサービス全般を取り扱っています。出店支援を行う店舗リース業をはじめ、人材サービスやプロモーション、内装や建物の工事など、幅広く展開しているのが特徴です。
事業が拡大してグループ会社も増えてきたタイミングでしたので、グループ組織全体としての事業内容やメッセージを改めて周知する必要がありました。
――認知拡大やブランディングを行うために、具体的にどのような取り組みを行う戦略だったのでしょうか?
まずはSNSの更新やオウンドメディアの見直しが急務でした。公式のSNSはほぼ更新がとまっており、2016年に立ち上げたオウンドメディア「店通-TENTSU-」もブランディングに適しているとは言い難い状態でした。そこで、2022年2月にオウンドメディアをリニューアルし、SNSは新着記事の情報を発信することになったんです。
ただ、広報メンバーの知見不足も課題ではありました。メンバーは、ほぼ全員が広報未経験。私自身、以前は営業職に就いていたため、手探りの状態からブランディングの最適なアプローチを考えていたんです。
――発足当初から動画の活用は視野に入れていたのですか?
関心はあったものの、制作はもちろん、動画のプロモーション方法もわからなかったため「現状では着手できない」と選択肢から外していました。しかし、SNSを運用するにつれ、徐々に「動画を使った方がより伝わるのでは」と話題に上がるようになったんです。
「私たち自身、普段どこから情報を得ているんだろう」と考えてみると、やはり「動画」です。動画を活用した広報の事例を知れば知るほど、「取りかかるべきだ」と意識が変化していきました。
ただ、当時は自分たちで動画を作るイメージがまったく描けず、制作するなら外注と考えていたんです。
――そこから内製化にシフトしたのは、何がきっかけだったのでしょうか?
外注するために複数の動画制作会社に話を聞きましたが、制作日数や修正頻度の面で諦めざるを得ませんでした。というのも、SNSでオウンドメディアの記事を拡散する際に動画を活用しようと考えていたんです。記事は週1回のペースで公開されるので、外注では時間的に間に合わないな、と。
そんな中、広報関連のイベントに参加した際、出展していたVideo BRAINを知ったんです。「初心者でも動画が簡単に作れる」という点に興味を持ちました。そこで話を聞いたところ、制作時間以外にも「効果検証もすぐに行える」という内製化のメリットを知り、とても魅力的に感じました。
SNS以外にも活用できそうだと思い、導入に向けて動き出しました。
――動画制作は未経験だったという皆さんから見て、どのような点が魅力だったのでしょうか。
未経験でもテンプレートを使って、クオリティの高い動画が作れるということ、そしてクオリティチェックをしてもらえるサポート体制が整っていることです。
制作した動画が望むような効果が出なかったとき、打ち手を相談できる相手もいるということは、安心感があり心強かったです。
動画を活用したSNS投稿で、インプレッション数が向上
――2022年7月に導入され、4カ月ほど経過しています。これまでにどのような動画を制作しているのでしょうか。
広報チームでは、「SNS」「会社紹介」「エージェント紹介」の3つのシーンで活用する動画を制作しました。
(1)SNS
まずInstagramとTwitterでは、動画で記事の告知を行なっています。オウンドメディアで新しい記事が公開されたときだけでなく、当社のプレスリリースが配信されたタイミングでも、その内容を動画にして拡散しています。
(2)会社紹介
2つ目は会社紹介のPVを作り、オフィスエントランスのサイネージで流す取り組みを行いました。以前より、会社のブランディングムービーを流していましたが、動画に事業紹介が盛り込まれていないといった理由もあり、広報側で内容を一新したんです。

サイネージは、オフィスに来社された方が必ず目にします。訪問されたときに事業内容を知ってもらうのが目的です。
またサイネージでは、SNSでオウンドメディアの記事を告知する動画を流すこともあります。オウンドメディアの内容を知ってもらうことにも役立てています。
(3)エージェント紹介
当社の人材紹介事業では、エージェントが求職者に対してスカウトメールを送っています。しかし、なかなかメールの文面だけでは思いを伝えきれないものです。そこで、エージェントのインタビュー動画を制作し、メールに添付しています。
動画では、エージェントの得意領域や分野をはじめ、意気込みなどを語ってもらっています。求職者の方に「このエージェントにお願いしたい」と思ってもらえるような内容を目指しています。
――幅広い角度から、自社の魅力を広めるために動画を活用されているんですね。広報チーム以外でも、動画を活用している場面はありますか?
現在、営業でも活用しています。お客様に対し、店舗の物件を紹介する営業用資料を動画化しました。物件を検討する場合、周辺のようすなど、静止画や文章だけでは伝わりきらない情報も重要になってきます。動画で撮影することにより、お客様が実際に現地へ行かなくても、周辺情報を把握できるようになりました。
――では、当初の目的だったブランディングではどのような効果が出ていますか?
Instagramを動画によるリール投稿にしたところ、インプレッションが約10倍に急増しました。また、Twitterでプレスリリースの情報を投稿した際、テキストのみで投稿した場合と比較しても、5倍ほど伸びています。改めて、動画とSNSの相性の良さを実感しました。
また、エントランスのサイネージで流している動画においても手応えを感じています。来社されたお客様はもちろん、社員の目にも留まるようになりました。わざわざ立ち止まって動画を見てくれる社員の姿が増え、オウンドメディアの内容に興味を持ってくれたように感じています。
――インナーブランディング効果の一つですね。動画を作る際にこだわっているポイントについて教えてください。
CS担当の方からいただいたアドバイスですが、「文字数はできるだけ少なく、情報は簡潔に」を意識しています。動画を作り始めたころは、できるだけたくさんの情報を盛り込もうとしていましたが、指摘を受けて修正したところ、すごく見やすくなりました。それ以降、伝えたいことを最小限にしぼって構成することを心がけています。
たとえば、サムギョプサル店が誕生した際のプレスリリースを動画にしたときは、色とりどりの食材の写真を背景にし、明るいBGMと文字の点滅などを使いました。
動画の見やすさとともに、わくわくするような楽しい雰囲気を伝えられるように工夫しました。
納得感のある理由を添えたフィードバックにより、動画の質をブラッシュアップ
――CS担当者のアドバイスを活かしているのですね。導入の際に決め手となっていたサポートについてはいかがでしょうか?
担当者の方からは、いつも細やかでわかりやすいアドバイスをもらっています。特に「ありがたいな」と感じるのは、フィードバックの際に理由を添えてくれるところです。
「人の目線はこのように動くから、この配置は○○に変えると良い」など、「なぜ直すべきか」をいつも説明してくださっています。ポイントを理解できると、すぐに修正に取りかかることができます。だんだん制作のポイントがつかめるようになり、編集作業や構成にかける時間も短くなっています。
最近ではテンプレートに沿って制作するだけでなく、イチからオリジナルの動画を作ることも増えています。制作のポイントを教えてもらいながら進められたので、私自身の編集スキルもアップしたように思います。
――担当者とのやりとりを通じて、ノウハウの蓄積にもなっているということですね。最後に、今後の目標について教えてください。
SNSのインプレッション数は増えたので、今後はさらにオウンドメディアを見てもらうための施策に取り組みたいです。具体的にはABテストを通して効果検証を行いながら、どのような動画に反応があるのかをリサーチしたいと考えています。
また来春を目処に、オウンドメディア「店通-TENTSU-」も再びリニューアルする予定です。現在は当社を知っている人をターゲットにしていますが、リニューアル後は潜在層にもリーチできる媒体を目指します。そのために動画を活用して、どのようなアピールができるのかを考えていきたいです。
まとめ
「内製で動画を作れない」と考えていた中、Video BRAINを活用して安定して動画を作り続ける体制を実現されていました。動画制作未経験の皆さんが、短期間でスピーディーに動画を制作できるようになったのは、導入前にしっかりと具体的な活用シーンをイメージされていた点も一つでしょう。同時に、担当者とCSが連携しながらクオリティを向上していけたことにより、インプレッション数の増加につながっていると考えられます。
Video BRAINでは、お客様の業態や課題に応じてCS担当者がきめ細かくフィードバックを行い、より効果的な動画制作をアシストしています。企業PRやSNS活用など、ブランディングにお悩みの広報担当の方は、Video BRAINの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
店舗流通ネット株式会社
事業内容:店舗リース事業/人材事業/プロモーション事業/工事事業
本社所在地:東京都港区海岸1-2-3 汐留芝離宮ビルディング20階
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