2022/10/19
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
導入後、制作本数が10倍にアップ。初心者でも扱いやすい操作性とクラウド型が決め手に

ソフトウェアの開発・運用を行うエヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社では、クラウドサービスなどの事業を展開し、企業のDXを支援しています。
2019年ごろよりPR動画や営業ツールの動画制作を内製化してきた同社は、知識や経験のあるメンバーがいなかったこともあり、1本を完成させるのに約2カ月がかりだったとのこと。Video BRAINを導入した現在、月3本の動画制作を実現しているそうです。一体どのようにして制作スピードの向上を実現させたのでしょうか。
動画編集を担当する山村一郎さん、上野杏奈さん、両角昌慧さん、渡邊明日香さんに伺いました。
※2022年9月のインタビュー内容です。
◆導入前の課題
- 動画編集に知識や経験のあるメンバーがいない
- フリーツールで動画制作を試みたが、1本作るのに約2カ月かかっていた
- 製品のPRだけでなく、営業ツールとしての動画の必要性も感じていた
◆成果
- 簡単な操作と使いやすさで、誰でも動画編集ができるようになった
- 制作ペースが10倍ほどになり、多くの動画を作れるようになった
- サービスや機能の紹介動画を作り、営業ツールとして活用できるようになった
- 作業を分担して進めることができ、効率化につながった
目次
簡単な操作性と、在宅勤務でも導入しやすいクラウド型に魅力を感じた
――2019年ごろより、社内で動画制作を始めたとのことですが、その理由を伺えますか?
山村:自社製品のPRはもちろん、インナーマーケティングを行うためにも動画で情報発信をしていきたいと考えていたんです。しかし、動画を外注で制作するとコストも時間もかかりすぎてしまいます。そこで、フリーの動画作成ツールで内製化を試みたものの、1本作るのに2カ月がかりで、編集作業にかなりの時間を要していました。
四苦八苦しながらなんとか1本完成しても、2本目を作る余力がなく、四半期に1本の動画を公開するのがやっと。動画編集に知見のあるメンバーもおらず、軌道に乗せられない状況が続いていました。「コストを最小限に抑えつつ、動画を効率良く作れるようになること」を目標に掲げ、使いやすいツールを新たに探していました。
――さまざまなツールを検討された中、Video BRAINを導入した決め手を教えてください。
渡邊:まず、Video BRAINはパワーポイントを使っているようなイメージで動画を作れるので、動画編集の経験がなくても簡単に操作でき、「初心者でも使いやすい」という印象でした。さらに、クラウド型のサービスであることに魅力を感じました。
クラウドのメリットはいくつかありますが、まずは当社がリモートワーク中心であることが挙げられます。NTTグループでは、今年7月に「リモートスタンダード」を発表し、ほとんどの社員が在宅勤務となりました。Video BRAINはMacやWindowsにも対応しており、「どこにいても使いやすく、端末に依存しない」というのは当社のスタイルに合っていました。
また、以前はデータの管理上、ひとりに編集作業をお願いすると、必然的に修正も同じ人が行うほかありませんでした。しかし、クラウド上であれば、アカウントを持つメンバーなら誰でも作業できるため、並行して修正もしやすくなります。
4人で月3本の動画を制作。再編集し、動画のブラッシュアップも簡単に実現
――操作性に加えて、どこでも・どんな端末でも使える点にメリットを感じていただいたのですね。現在、Video BRAINを導入されてから2年ほど経ち、100本以上の動画を制作しているそうですが、どのような動画を作っているのでしょうか?
山村:動画の内容は、製品のプロモーションや操作のマニュアル動画に加え、営業動画などさまざまです。動画の企画は部内で検討することもあれば、他部署から依頼されて制作する場合もあります。
――四半期に1本から、1カ月に3本。大幅に制作本数が増え、さまざまな場面で使う動画を作れるようになったのですね。
山村:制作本数は以前の約10倍になりましたね。1本の動画を数日で制作できるようになり、現在は平均して月3本のペースで進めています。
両角:私は2021年の8月から制作チームに加わりましたが、2カ月程度で編集作業にも慣れました。同年の12月に公開した「オンライン研修」を題材にした動画では、当社が販売するコミュニケーションツール「レタリア」の資料共有の仕組みについてまとめています。動画にしたことで手順が可視化でき、営業担当者から「わかりやすい」と好評の声をもらえてうれしかったですね。
※掲載している動画は全てVideo BRAINの配信システムを利用しています。
渡邊:この動画をもとにブラッシュアップして作った「レタリア」のPR動画も、プロダクトの特徴をわかりやすく表現できたかと思います。ベースの動画を流用しながら再編集できるのはVideo BRAINで内製したからこそだと感じています。
他社の事例やCS担当者のアドバイスにより、動画のクオリティも向上
――特徴がわかりやすく、内容もコンパクトにまとまっていますね。制作する際にこだわっているポイントを教えてください。
渡邊:動画の時間配分にはこだわっていますね。特に「最初の30秒」は、視聴を続けるか離脱するどうかの分かれ道だと思っているので、導入部分のインパクトに力を入れています。また、どの動画も3分以内におさめるようにしており、飽きさせないように工夫しています。
デザイン面の工夫も不可欠なので、私が作った動画をデザイナーである上野さんに微調整してもらうこともあります。
上野:デザイン面で言うと、色使いにこだわっています。誰でも視認できるようなユニバーサルカラーを意識していますね。また、サービスごとにテーマ音楽を決めており、BGMとサービスをリンクして想起しやすいように工夫しています。Video BRAINは著作権フリーのBGMが3,000曲以上登録されているので、自由度の高い音楽選びができるのも魅力的です。
両角:文章表現では、一文を2〜3秒で読めるような、わかりやすさを重視しています。また、漢語は極力控え、「漢字ばかりでよくわからない」とならないよう、すっと視覚から入っていけるような文章を心がけています。
――Video BRAINの機能面やサポート体制についてはどのように感じていますか?
山村:「もっとこうなったら良いのに」という改善案は、CS担当者との定例ミーティングでお伝えしています。「素材をコピペできるようにしたい」「オブジェクトの微調整ができるようにしてほしい」など、細かい操作に関する要望をすぐに反映してもらえたこともあり、心強く感じています。
両角:最近ではショートカットキーが使えるようになったのも、作業の効率化につながってありがたかったです。
上野:定例ミーティングでは、他社の活用事例も見せてもらえるので参考にしています。同じメンバーで作っていると、視野が狭くなりがちになるため、動画編集のプロの目線で、他社事例のポイントを解説してもらうことで、多くの気づきを得ています。
――ありがとうございます!では、今後の展望についてお聞かせください。
山村:見る人を惹きつけるような、ユニークな企画にもチャレンジしてみたいです。これまでは真面目なテイストが多かったので、テレビ番組のような面白いコンテンツ仕立てにできたら良いなと考えています。Video BRAINを導入して制作のスピードが上がった分、色々と挑戦しやすくなっているので、今後もクイックにわかりやすい動画を発信していきたいですね。
まとめ
四半期に1度の動画制作から、月3本に改善した同社。担当するメンバー全員が意見を出し合い、それぞれの得意分野を生かしながら効率的に動画編集を行っているのが印象的でした。作りたい動画のイメージがあっても、編集に時間がかかる点が課題としてあっただけに、Video BRAINで制作体制を整えて以降、スムーズに制作を進めているようです。
リモートワーク中心の働き方となり、さまざまな製品や利用シーンがある同社に対し、Video BRAINがうまくフィットしたのかもしれません。
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
事業内容 :情報通信システム及びこれに関わるソフトウェア又は、各種装置の開発、製作、運用、保守及びそれらの受託 ほか
本社所在地:〒108-8019 東京都港区港南1-9-1 NTT品川TWINS アネックスビル
社員数 :6,393名(2022年7月)
https://www.nttcom.co.jp/